桜花賞2018のデータ 其の10
桜花賞2018のデータ其の10 Y
1~3枠は壊滅的
本日は、桜花賞の舞台である阪神芝1600mのコースデータをご紹介いたします。
桜花賞の1~3枠は壊滅的な成績
始めに阪神芝1600mの枠順別成績です。
◆阪神芝1600mの枠順別成績(2016年以降)
阪神芝1600mといえば、外枠有利といわれているコースですが、上記の枠順別成績を見ると、外枠が必ずしも有利とはいえない印象。むしろ好走率で見ると、4、5枠の中枠が優秀な数字を残しています。
ただ桜花賞は阪神芝1600mのイメージ通り外枠有利の傾向が出ています。
◆桜花賞の枠順別成績(2016年以降)
厳密にいうと、外枠有利というより内枠が不利なレース。1~3枠に入った馬は【1.1.1.55】(勝率1.7%、連対率3.4%、複勝率5.1%、単回収率17%、複回収率21%)と明らかに苦戦しています。3着以内に入った3頭のうち2頭は超スローペースの立ち回り勝負になった15年桜花賞の1着レッツゴードンキ(3枠6番)、3着コンテッサトゥーレ(1枠1番)。この年を例外と見ると、桜花賞の内枠(1~3枠)は壊滅的な成績です。
阪神芝1600mを得意としている騎手は?
次に阪神芝1600mを得意としている騎手を見ていきましょう。
◆阪神芝1600mの騎手別成績(2016年以降)
1位はルメール騎手。複勝率54.2%をマークし、単・複回収率ともに優秀な数字をマーク。特に外目の枠での成績が良く、5~8枠に限ると【6.6.3.10】(勝率24.0%、連対率48.0%、複勝率60.0%、単回収率109%、複回収率100%)と好成績を収めています。
2位はM・デムーロ騎手で、ルメール騎手とほぼ変わらない数字。これはM・デムーロ騎手の特徴でもありますが、平場【4.8.2.17】(勝率12.9%、連対率38.7%、複勝率45.2%、単回収率28%、複回収率69%)と特別【7.4.4.11】(勝率26.9%、連対率42.3%、複勝率57.7%、単回収率104%、複回収率103%)では成績が全く異なります。
日本人騎手では川田将雅騎手と福永祐一騎手も優秀。ともに複勝率40%を超え、複回収率でも100%を超えています。
1位はアドマイヤムーン。複勝率37.1%をマークし、単・複回収率ともに100%越え。同コースに出走しているアドマイヤムーン産駒はすべて買ってもいいほどえす。
そのほかでは出走回数が21回と少ないものの、マツリダゴッホは複勝率33.3%、単・複回収率100%以上をマークし、積極的に狙っていい種牡馬といえそう。人気薄の馬が中心ですが(出走回数21回はすべて3番人気以下)、ハイアベレージをマークしています。