大阪杯2018のデータ 其の10
大阪杯2018のデータ其の10 Y
大阪杯【大阪芝2000mコースデータ】
川田将雅騎手が大得意
本日は、大阪杯の舞台である阪神芝2000mのコースデータをご紹介いたします。
大阪杯は1、2枠が苦戦
始めに阪神芝2000mの枠順別成績です。
◆阪神芝2000mの枠順別成績(2015年以降)
同コースは枠順の有利・不利がほとんどないといってよさそう。枠順によって勝率、連対率、複勝率が大きく変わることはありません。
ただ大阪杯の枠順別成績(過去10年)を見ると、内枠は苦戦しており、中~外枠に好走馬が集中しています。
◆大阪杯の枠順別成績(過去10年)
連対馬20頭はすべて3~8枠から誕生。1、2枠は3着止まりで、好走したのも09年4番人気3着カワカミプリンセス、12年2番人気3着トーセンジョーダンと上位人気に推されていた馬たちでした。大阪杯に関しては中~外枠中心に攻めたほうがいいかもしれません。
阪神2000mを得意としている騎手は?
次に阪神2000mを得意としている騎手を見ていきましょう。
◆阪神2000mの騎手別成績(2015年以降)
1位は川田将雅騎手。複勝率は唯一、50%台に達しており、複回収率も111%とハイアベレージをマークしています。昨年の大阪杯では7番人気のステファノスに騎乗して2着に好走。騎乗ぶりを見ていても、阪神芝2000mを完全に手の内に入れている感があり、今年も騎乗馬がいたら要注意といっていいでしょう。
2位はM・デムーロ騎手。複勝率は48.3%で川田将雅騎手に及びませんが、勝率、連対率、単回収率では川田将雅騎手以上の数字。これはM・デムーロ騎手の特徴でもありますが、特に同コースでは勝ち切ることが多いようです。
3位はルメール騎手。全体的な数字と勝率、単回収率の高さはM・デムーロ騎手とほぼ同じ。3年前にはG1格上げ前の大阪杯でラキシスに騎乗し、圧倒的な1番人気に支持されていたキズナを破る金星を挙げました。
上位3名以外だと和田竜二騎手が単・複回収率90%台で優秀な数字といえそう。特に単勝19.9倍以下の馬に限ると【5.7.5.18】(勝率14.3%、連対率34.3%、複勝率48.6%、単回収率117%、複回収率115%)と単・複回収率ともに100%を超えています。重賞での活躍は目立ちませんが、下級条件では頻繁に3着以内に好走しています。
1位はマンハッタンカフェで、複勝率38.3%、複回収率115%なので相性のいい種牡馬といえそう。同コースで行われるマーメイドステークスでは、16年2着ヒルノマテーラ、17年3着アースライズ、同年2着クインズミラーグロとマンハッタンカフェ産駒が2年連続で3着以内に好走しています。
2位はディープインパクトですが、これは出走馬の質を考えると、同コースとの相性がいい種牡馬とまではいえないか。むしろ積極的に狙いたいのは、ハービンジャー。単勝99.9倍以下の馬に限ると、【8.8.17.44】(勝率10.4%、連対率20.8%、複勝率42.9%、単回収率58%、複回収率106%)と好成績を収めています。大阪杯には同産駒のペルシアンナイトが出走を予定していますが、単勝99倍以下は確実なので、同産駒の特徴を考えると期待値の高い1頭といえるかもしれません。