フェブラリーS2018のデータ 其の10
フェブラリーS2018のデータ其の10 Y
フェブラリーS
【東京ダート1600mコースデータ】
本日は、フェブラリーステークスの舞台である東京ダート1600mのコースデータをご紹介いたします。
外枠有利のコース
始めに以下にまとめたのは東京ダート1600mの枠順別成績です。
◆東京ダート1600mの枠順別成績
よく言われることですが、東京ダート1600mは外枠有利。内枠よりも外枠の方がスタートから芝部分を長く走れるため、ダッシュがつきやすく、スムーズに運べることが多いからです。内枠だとスタートで行き脚がつかないと、中~外枠から被されてしまい、後手後手な競馬になりがち。これは下級条件にしろ、上級条件にしろ関係ありません。上の枠順別成績を見ても、ハッキリと内枠不利、外枠有利の傾向。1枠と8枠の複勝率では約2倍近い差が開いています。
フェブラリーステークスの枠順別成績も当然ながら同様の傾向が出ています。
◆フェブラリーステークスの枠順別成績
7、8枠が明らかに優秀。連対馬20頭のうち9頭は同枠から誕生しています。内枠は総じて苦戦しており、特に回収率の悪さが目立ちます。2枠は意外と好走馬が多いものの、1枠を引いた馬はさすがに割り引いて考えたほうがいいでしょう。
東京ダート1600mを得意としている騎手は?
次に東京ダート1600mを得意としている騎手を見ていきましょう。
◆東京ダート1600mの騎手別成績
1位はルメール騎手。複勝率53.1%をマークし、単・複回収率ともに75%以上をマーク。特に8枠時は【5.1.2.5】(勝率38.5%、連対率46.2%、複勝率61.5%、単回収率199%、複回収率156%)と抜群の成績を残しています。ルメール騎手が8枠に入った時は素直に信頼したほうがいいでしょう。
2位は武豊騎手。複勝率45.5%をマークし、単・複回収率ともに100%前後をマーク。特に5~8枠に入った時は【3.3.3.5】(勝率21.4%、連対率42.9%、複勝率64.3%、単回収率183%、複回収率209%)と抜群の数字を残しています。
3位の戸崎圭太騎手は全体的に平凡な数字ですが、単勝14.9倍以下の馬に限ると【28.19.13.43】(勝率27.2%、連対率45.6%、複勝率58.3%、単回収率96%、複回収率94%)と好成績を収めています。
東京ダート1600mを得意としている種牡馬は?
最後に東京ダート1600mの種牡馬別成績を見ていきましょう。
◆東京ダート1600mの種牡馬別成績
1位は複勝率30.6%でヴァーミリアン。回収率はやや伸び悩んでいますが、単勝14.9倍以下に限ると【6.7.6.14】(勝率18.2%、連対率39.4%、複勝率57.6%、単回収率89%、複回収率112%)と優秀な数字を残しています。上級条件では同産駒の好走は少ないのですが(そもそも出走回数も少ない)、下級条件では頻繁に好走しています。
2位はゼンノロブロイ。出走回数が101回もありながら単・複回収率は100%を超えており、同コースを得意としているといってよさそう。同産駒も単勝19.9倍以下に限ると【12.7.5.23】(勝率25.5%、連対率40.4%、複勝率51.1%、単回収率193%、複回収率109%)と好成績を残しています。
3位以下は一長一短といった感じで、ヴァーミリアン&ゼンノロブロイ産駒で中位人気くらいまでに支持された馬が狙い目といえそうです。