高松宮記念2018のデータ 其の5
高松宮記念2018のデータ其の5 Y
【高松宮記念2018データ】
前走シルクロードS5着以内馬が優秀
本日は中京競馬場で行われる高松宮記念のデータをご紹介いたします。
今年の高松宮記念の出走予定馬は、レッドファルクス、レッツゴードンキ、ファインニードル、セイウンコウセイ、ダンスディレクターなど。いつも通り、過去のデータをもとに分析していきましょう。
混戦のスプリント路線でも人気馬が強い
まずは人気別成績を見ていきましょう。
◆高松宮記念の人気別成績(過去10年)
近年のスプリント路線は長らく混戦、混戦と言われていますが、高松宮記念は意外と平穏な決着が多いレース。過去10年の3着以内馬30頭のうち26頭は6番人気以内。ほかのG1と比べても堅めの決着が多いレースといえるでしょう。過去5年で7番人気以下で3着以内に入ったのは、13年10番人気3着ハクサンムーン、14年8番人気2着スノードラゴンのみ。2頭はG1でバリバリ活躍していた馬ですし、いま振り返ってみると過小評価され過ぎていたといっていいでしょう。
シルクロードS5着以内馬は回収率で買い
次に前走レース別成績が以下の通り。
◆高松宮記念の前走レース成績(過去10年)
3着以内馬を多く輩出しているのは、阪急杯>オーシャンステークス>シルクロードステークスの順ですが、好走率や回収率の面で優秀なのはシルクロードステークス組。
特にシルクロードステークス5着以内馬に限定すると【3.1.3.8】(勝率20.0%、連対率26.7%、複勝率46.7%、単回収率131%、複回収率164%)と非常に優秀。2年前の覇者ビッグアーサー(前走シルクロードステークス5着)、昨年の覇者セイウンコウセイ(前走シルクロードステークス2着)ともに同パターンでした。シルクロードステークス勝ち馬の好走もありますが、敗退馬の好走も多いのが特徴です。
阪急杯組は2着以内【3.2.3.8】(勝率18.8%、連対率31.3%、複勝率50.0%、単回収率103%、複回収率99%)、3着以下【0.3.0.34】(勝率0.0%、連対率8.1%、複勝率8.1%、単回収率0%、複回収率21%)と両極端な成績。同組は完全に阪急杯2着以内馬に絞っていいでしょう。
オーシャンステークス組は総じて苦戦。勝率、連対率、複勝率、単・複回収率とすべての面でシルクロードステークス組、阪急杯組を下回っており、基本的に軽視したほうがいい組といっていいでしょう。
高松宮記念2018のデータ推奨馬は?
それでは高松宮記念2018のデータ推奨馬を見ていきましょう。前走レースから狙い目なのは、
・ファインニードル(シルクロードステークス1着)
・セイウンコウセイ(シルクロードステークス2着)
・ダイアナヘイロー(阪急杯1着)
の3頭。特に注目したいのはファインニードル。父アドマイヤムーンは高松宮記念で好走したハクサンムーン(13年3着、15年2着)、セイウンコウセイ(17年1着)を輩出。中京芝1200mに適性が高く、コース替わりでパフォーマンスをさらに上げてくる可能性があるかもしれません。