フェブラリーS2018のデータ 其の3
フェブラリーS2018のデータ其の3 M
【 昨年2017年のデータ 】
今週の重賞はフェブラリーステークス。2017年初のGIレースとなりますが、どんな馬がこのレースに好走している馬かを過去の臨戦過程から見て行きましょう。
まず主な前走別成績を挙げてみると…
単回収 複回収 複勝率 頭数
川崎記念 209% 142% 63.6% 11頭
根岸S 117% 94% 20.0% 25頭
東海S 125% 157% 57.1% 7頭
東京大賞典 0% 132% 42.9% 14頭
となっています。
フェブラリーステークスはリズム重賞なので、格のあるレースを使ってきた馬がそのまま成績を出しています。その中でも成績が振るわないのが根岸ステークスと東京大賞典。
ここを経由してきた馬がなぜ成績が悪いのか?
もしくはどういうタイプならここ経由でも走れるのか、という事を分析していきたいと思います。
まずは根岸ステークスから見てみます。
最初に根岸ステークスはG3のレースで、川崎記念、東京大賞典、東海ステークスと比較して最も格下のレース。この格下のレースで凡走しているようだと巻き返しは用意ではありません。
前走3着以内という条件で絞ってみると…
(単回収196%、複回収156% 複勝率33.3%) 15頭と成績が上がります。
ちなみに4着以下は10頭いて馬券絡みは0頭。
リズム重賞なので、このレースでの凡走は許されません。
次に脚質を見てみます。
根岸ステークス組は本番では200mの距離延長となります。ですので、先行して結果を残した馬というのは今回距離が伸びるため、体力的に厳しいものを求められ苦戦をします。道中体力を温存できる差し馬の方が適応出来るという事です。
前走上がり3F1~3位という条件を加えてみると…
(単回収226%、複回収180% 複勝率38.5%) 13頭と更に成績は上昇。
ここに前走4角8番手以下という物理的な条件も加えてみると…
(単回収270%、複回収241% 複勝率44.4%) 9頭と優秀な成績となります。
しっかりと成績を残している差し馬という条件がポイントになります。
ちなみに年齢の内訳を見てみると…
6歳 (単回収486%、複回収434% 複勝率80%) 5頭と馬券圏内に入ったのは、全て6歳馬に集中。4,5,7,8歳は1頭ずつ出走していていずれも着外となっています。これについては巡り合わせもあるので、参考程度で良いでしょう。
もう一つ東京大賞典についても見てみます。
このレースは毎年現役でもトップレベルの馬が集結してくるので成績は悪くありませんが、ここで凡走しているようだと結果を残せません。
前走5着以内という条件で絞ってみると…
(単回収0%、複回収154% 複勝率50%)12頭
若干の成績アップとなります。
あとは脚質です。
東京大賞典から臨む馬は距離短縮となるので…通常で考えれば、先行している馬の方が有利なはずですが、東京大賞典から出走している馬は逃げ馬は苦戦傾向にあります。
前走4角3番手以下という条件を加えると…
(単回収0%、複回収192% 複勝率62.5%)8頭
こうなる原因ですが、東京大賞典は毎年実質5頭立てのような競馬になり、逃げを打つ馬が楽な競馬をしています。
フェブラリーステークスは中央のダート競走で、スピードが多分に求められるコースなので、逃げるにしてもキツさが増す事が要因となっています。地方から中央へのコース替わりになるので、スピード能力は見ていく必要があります。
以上です。