ヴィクトリアM2018のデータ 其の6
ヴィクトリアM2018のデータ其の6 Y
【ヴィクトリアマイル2018データ】
阪神牝馬ステークス組は斤量に注目
本日は東京競馬場で行われるヴィクトリアマイルのデータをご紹介いたします。
今年のヴィクトリアマイルの出走予定馬は、リスグラシュー、アドマイヤリード、ミスパンテール、アエロリット、レッツゴードンキ、ソウルスターリングなど。いつも通り過去10年のデータをもとに分析していきましょう。
大波乱あるも狙いは中穴!?
始めに単勝人気別成績(過去10年)です。
◆ヴィクトリアMの単勝人気別成績(過去10年)
ヴィクトリアマイルといえば、15年に3連単2000万馬券が飛び出したレース。実際、二ケタ人気の好走も何度かありますが、好走率も考えても狙い目といえるのは、単勝5~7番人気の中穴帯でしょう。単勝1~3番人気と5~7番人気を比較すると、5~7番人気の成績の優秀さが分かります(以下参照)。
単勝1~3番人気【4.4.3.19】(勝率13.3%、連対率26.7%、複勝率36.7%、単回収率34%、複回収率59%)
単勝5~7番人気【4.1.4.21】(勝率13.3%、連対率16.7%、複勝率30.0%、単回収率195%、複回収率130%)
勝率、連対率、複勝率はそれほど変わりませんが、単・複回収率の差が歴然。昨年も6番人気アドマイヤリードが1着、7番人気ジュールポレールが3着と中穴帯の馬が3着以内に好走しました。
極端な大穴は好走率も低くなりますし、馬券的には大穴よりも中穴帯の馬を買っていくのがいでしょう。
阪神牝馬ステークス組は前走斤量56キロ以上が狙い目
次に前走レース別成績です。
◆ヴィクトリアMの前走レース別成績(過去10年)
前走レースは様々ですが、出走馬の数で多いのは阪神牝馬ステークスと福島牝馬ステークス組です。
この2レースに絞って見ていくと、阪神牝馬ステークス組は前走斤量がカギ。阪神牝馬ステークスで斤量56キロを背負った馬と、そうではない馬では…
斤量56キロ【2.2.1.5】(勝率20.0%、連対率40.0%、複勝率50.0%、単回収率460%、複回収率257%)
斤量56キロ以外【2.1.2.48】(勝率3.8%、連対率5.7%、複勝率9.4%、単回収率50%、複回収率43%)
と歴然とした差が生まれています。13年12番人気2着ホエールキャプチャ、14年11番人気1着ヴィルシーナ、16年7番人気1着ストレイトガールなど、実績がありながらヴィクトリアマイルで人気を落としていた馬の巻き返しが目立ちます。
福島牝馬ステークス組は【0.2.2.35】(勝率0.0%、連対率5.1%、複勝率10.3%、単回収率0%、複回収率293%)。基本的に苦戦していますが、3着以内に好走した4頭のうち3頭は福島牝馬ステークスで4コーナー4番手以内という共通点がありました。
ヴィクトリアM2018のデータ推奨馬は?
それではヴィクトリアマイル2018のデータ推奨馬を見ていきましょう。阪神牝馬ステークス組、福島牝馬ステークス組で狙える馬を見ていくと、
・アドマイヤリード(前走斤量56キロ)
・ソウルスターリング(前走斤量56キロ)
・カワキタエンカ(前走4コーナー1番手)
・デンコウアンジュ(前走4コーナー2番手)
の4頭が該当。4頭とも伏兵の立場かもしれませんが、この中から1頭くらいは3着以内に好走する馬が出てきても不思議ではないでしょう。