スプリンターズSのデータ 其の4
はい、どうもです…😅✋
スプリンターズSのデータ其の4
【2017スプリンターズステークス】
過去のデータ分析|牝馬が強いレース?
2017スプリンターズステークスを予想する際に必要となる、過去に行われたレースからのデータを分析をしていきます。有利な条件でレースが出来る脚質は先行馬か?差し馬か?有利な条件でレースが出来る枠順は内枠か?外枠か?
また前走セントウルステークスに出走した馬の成績についても言及していきながら、スプリンターズステークスで好走している馬について話をしていきます。
今週は秋のGI初戦となるスプリンターズステークスが行われます。昔はスプリンターズステークスは有馬記念の前週に行われていたんです。
秋の中山開催で行われるようになって変わったと思うのは、牝馬が活躍するようになったという事です。調教技術が進歩して牝馬が牡馬と互角に戦えるようになってきたという要素も当然ありますが、冬の中山開催は馬場が荒れてタフさが求められる条件だったという事が大きいですね。今年も牝馬の有力馬が出走を予定しているので、そのあたりをどう考えていくかという事がポイントになってきそうですね。
今年のスプリンターズステークスは確固たる主役が不在。実績のあるビッグアーサーやダンスディレクターは順調に使われておらず、なんだか怪しい雰囲気。夏の重賞を勝ったシャイニングレイやダイアナヘイローは、まだ確固たる力を見られておらず半信半疑と、どんな馬から勝負しても良さそうなレースです。
ここではスプリンターズステークスの馬券攻略を行うべく過去のデータから、予想に役立つ特徴を話していきます。
牝馬優勢!夏の好調を継続して出走する馬が多いレース
まずは牝馬の成績を見てみます。
前段で話した通り、9月の中山開催で行われるようになってから牝馬の成績が良くなっているという事が分かります。
回収率、そして複勝回収率で比較しても3割近くアップしている事が分かります。馬場がまだ悪くなっておらず、パワー要素が少なくなっている点と、夏の勢いをそのまま継続できる点が影響していると言えます。第一として、牝馬優勢という点は抑えておきたいですね。
先行馬圧倒的に有利、差しは通用せず
次に脚質別成績を見てみましょう。
以下は4コーナーでの順位別の成績となります。
先行馬が圧倒的に有利だと言うことが分かります。何度も話にあがっていますが、スピードが活かせる舞台という事で…簡単には前が止まらず、差し馬が通用しづらいという事が分かります。
どうしても中山競馬場のレースだと直線の急坂があって前に負担がかかってしまうと思いがちですが、高速決着が連発する9月の中山開催にはこの傾向は当てはまりません。
ちなみにスプリンターズSに出走した馬の前走での4コーナー順位別の成績も見てみましょう。
前走の脚質を見ても先行馬が有利で、差し馬は苦戦している事が分かります。スピード自慢が集まるスプリントGIなので、前に行くダッシュ力がない馬はついていけず…差しから先行に転じるというようなパターンは少ない事が分かります。過去のレースでテンのダッシュ力を見せている馬を素直に評価しましょう。
セントウルステークスが主なステップだが、成績はイマイチ
最後に前走どのレースに出走していたかを確認しましょう。
メインステップであるセントウルステークスが、出走馬数・馬券に絡んだ馬の数と共にトップの成績を誇っていますが…回収率の面から行くとキーンランドカップや北九州記念の方が好成績となっています。一番格の高いステップレースであるセントウルステークスがなぜ成績が振るわないのか?
第一に、レース間隔が詰まっているという点が挙げられます。
セントウルステークスは9月の中山・阪神開催の第一週に行われるレースで、9月最終週に行われるスプリンターズステークスは中2週調整の難しさが出てくると言えます。
第二に、サマーチャンピオン狙いの馬が多い点
セントウルステークスはサマースプリントシリーズの最終戦となりますが…夏の重賞を使って、ここでチャンピオンを狙おうという馬が出走してきます。状態のピークがセントウルステークスに向かってしまうと、スプリンターズステークスに出走する際には、既に調子が下降線という状態になっている馬がいる事が、スプリンターズステークスに繋がらない要因だと言えます。
以上が2017スプリンターズステークスを攻略するための主たるデータです。確固たる中心馬が不在である今年のスプリンターズステークス。逆に言えば、どの馬にもチャンスがあるレースだと言えるので、好走する馬の条件を満たした馬を狙っていくことが勝利への近道になると思います。
2017スプリンターズステークスで私が注目している馬は…間隔を空けての出走に期待をしたい
この馬 → ビックアーサー