スプリンターズS2018のデータ 其の0 ( 特別編 )
スプリンターズS2018のデータ其の0 M
コース分析 ( 特別編 2017年版DATA )
【2017スプリンターズステークス】
過去のデータ分析|牝馬が強いレース?
2017スプリンターズステークスを予想する際に必要となる、過去に行われたレースからのデータを分析をしていきます。有利な条件でレースが出来る脚質は先行馬か?差し馬か?有利な条件でレースが出来る枠順は内枠か?外枠か?
また前走セントウルステークスに出走した馬の成績についても言及していきながら、スプリンターズステークスで好走している馬について見ていきましょう。
牝馬優勢!
夏の好調を継続して出走する馬が多いレース
まずは、牝馬の成績を見てみます。
9月の中山開催で行われるようになってから、牝馬の成績が良くなっています。
回収率、そして複勝回収率で比較しても3割近くアップしている事が分かります。馬場がまだ悪くなっておらず、パワー要素が少なくなっている点と、夏の勢いをそのまま継続できる点が影響していると言えます。
第一として、牝馬優勢という点は抑えておきたいです。
先行馬圧倒的に有利、差しは通用せず
次に脚質別成績を見てみましょう。
以下は4コーナーでの順位別の成績となります。
先行馬が圧倒的に有利だと言うことが分かります。何度も話にあがっていますが、スピードが活かせる舞台という事で…簡単には前が止まらず、差し馬が通用しづらいという事が分かります。
どうしても、中山競馬場のレースだと直線の急坂があって、前に負担がかかってしまうと思いがちですが…
高速決着が連発する9月の中山開催にはこの傾向は当てはまりません。
ちなみに、前走での4コーナー順位別の成績も見てみましょう。
前走の脚質を見ても先行馬が有利で、差し馬は苦戦している事が分かります。
スピード自慢が集まるスプリントGIなので、前に行くダッシュ力がない馬はついていけず、差しから先行に転じるというようなパターンは少ない事が分かります。
過去のレースでテンのダッシュ力を見せている馬を素直に評価しましょう。
セントウルステークスが主なステップだが、成績はイマイチ
最後に前走どのレースに出走していたかを確認しましょう。
メインステップであるセントウルステークスが、出走馬数・馬券に絡んだ馬の数と共にトップの成績を誇っていますが…回収率の面から行くとキーンランドカップや北九州記念の方が好成績となっています。
一番格の高いステップレースであるセントウルステークスがなぜ成績が振るわないのか?
第一に、レース間隔が詰まっているという点が挙げられます。
セントウルステークスは9月の中山・阪神開催の第一週に行われるレースで、9月最終週に行われるスプリンターズステークスは中2週。調整の難しさが出てくると言えます。
第二に、サマーチャンピオン狙いの馬が多い点
セントウルステークスはサマースプリントシリーズの最終戦となりますが…夏の重賞を使って、ここでチャンピオンを狙おうという馬が出走してきます。
状態のピークがセントウルステークスに向かってしまうと、スプリンターズステークスに出走する際には、既に調子が下降線という状態になっている馬がいる事が、スプリンターズステークスに繋がらない要因だと言えます。
以上が2017スプリンターズステークスを攻略するための主たるデータです。
確固たる中心馬が不在である今年のスプリンターズステークス。逆に言えば、どの馬にもチャンスがあるレースだと言えるので、好走する馬の条件を満たした馬を狙っていくことが、勝利への近道になると思いますので、参考にして下さい。