マイルCSのデータ 其の2
はい、どうもです…😆😁😆
マイルCSのデータ其の2
コース分析( 2016 )
マイルCSと天皇賞、スワンS、富士Sの関係性から勝つ馬を探る
今週のメインレースは、G1マイルチャンピオンシップ。秋のマイル王決定戦で、マイラーはここを目指して出走してきます。全てのマイラーがここを目指して出走してくる訳ですから、ステップレースはある程度の偏りを見せます。
まずは過去の前走別成績を見てみましょう。
単回収 複回収 複勝率 頭数
スワンS 0% 69% 23.3% 30頭
富士S 103% 62% 18.5% 27頭
天皇賞 秋 94% 54% 30.0% 20頭
秋華賞 0% 0% 0.0% 6頭
ステップのほとんどがスワンステークス・富士ステークス・天皇賞秋に集約されていますので、この3つのレースとマイルチャンピオンの関係性を見てみましょう。
まずは一番頭数の多いスワンS組…
スワンSは1400mのレースなので、マイルCSは1600m。200mの距離延長となるので、前で競馬をした馬にとっては厳しい舞台となります。
前走4角6番手以下だった馬で条件抽出してみると…(単回収0%、複回収104% 複勝率35%)20頭 複勝回収率がグッとあがります。
ちなみに4角5番手以内は10頭いて、馬券絡み0頭。先行馬にとって、いかにこの距離延長が負担になるかが分かります。
次に「格」の問題です。G2からG1への格上げ、しかもメンバーが集まるG1への格上げな訳ですから、前走で凡走しているようでは当然苦戦を強いられます。
前走5着以内という条件を加えると…
(単回収0%、複回収148% 複勝率50%)14頭
複勝率という点も信頼に足りる数字となります。
ちなみに6着以下は6頭いて馬券絡み0頭。格が足りない馬は、簡単には好走できない事が分かります。
そして、このレースは3歳馬が苦戦するレース。4歳馬以上という条件を加えると…
(単回収0%、複回収173% 複勝率58.3%)12頭 数字としてもっと安定します。
また瞬発力勝負、スピード勝負になりやすい京都マイル戦において、上がりの速さも大きな武器となります。
前走上がり3F3位以内だった馬を条件に加えると…
(単回収0%、複回収211% 複勝率83.3%)6頭 軸馬に出来るレベルの好成績となります。
次に富士ステークス組を見てみましょう。
こちらはG3からG1への格上げという事で、スワンステークス以上に格が問われる一戦です。
前走5番人気以内という条件で抽出してみると
(単回収139%、複回収84% 複勝率25%)20頭
と成績が上がります。
ちなみに6番人気以下は7頭いて馬券絡み0頭。G3で人気を取れないレベルの馬は、G1では用無しという事です。
先ほどのスワンステークスと同様、3歳苦戦のデータも当てはまります。
4歳以上の馬という条件を加えると…
(単回収174%、複回収105% 複勝率31.3%)16頭 複勝回収率は100%を超えてきます。
この2つが主に好走の条件で脚質的な面は特に関連性がありません。
坂有り→坂無し:先行馬には悪くない
瞬発力が問われる舞台:差し馬には悪くない
ということでどっちでも戦えるという形です。
参考までに上の条件に以下の要素を加えると成績が上がります。
前走1着(単回収245%、複回収152% 複勝率75%)4頭
馬体重500kg以上(単回収163%、複回収193% 複勝率50%)6頭 勢いやスケール感はあった方がプラスという事です。
最後に天皇賞秋組を見てみます。
こちらはG1からG1への臨戦、そして距離短縮となります。どちらかという格が下がるG1ではありますが、レース間隔が詰まっているので、大凡走から一気の巻き返しは確率が低いです。
前走9着以内という条件で抽出すると…
(単回収145%、複回収83% 複勝率46.2%)13頭 成績は全体的に上がります。
ちなみに10着以下は7頭いて馬券絡み0頭。短い間隔での巻き返しが、いかに難しいかが分かります。
そして、先ほど話しましたが天皇賞組にとっては距離短縮戦。2000mでレースしていた馬が後方でのんびりレースをしていては、マイル戦のペースに対応できず追走に手一杯になります。
ですので、ポジションは前目の方がいいです。
前走4角9番手以内という条件を加えると…
(単回収210%、複回収106% 複勝率55.6%)9頭 かなり信頼性の高い数字になってきました。
おまけに格の部分も加えておきましょう。
前走5番人気以内という条件を加えると
(単回収210%、複回収147% 複勝率100%)4頭 頭数は少ないですが、格があれば尚良しです。
マイルチャンピオンシップはリズム重賞なので、
オーソドックスに考えていいレースです。