アーリントンC2018のデータ 其の2
アーリントンC2018のデータ其の2 M
コース分析
【アーリントンカップ2018】
過去のデータ分析|差し有利に変わったかな?
2018アーリントンカップを予想する際に必要となる過去に行われたレースからのデータを分析していきます。有利な条件でレースが出来る脚質は先行馬か?差し馬か?有利な条件でレースが出来る枠順は内枠か?外枠か?また前走どのレースに出走した馬が活躍しているかについても言及していきながら、アーリントンカップで好走している馬について見ていきましょう。
今週はアーリントンカップが行われますが…いつの間にか開催時期が変わったんですね。昨年はペルシアンナイトが勝ったレースで、このレースから皐月賞2着と飛躍したのに…なんで変えちゃうんだろうなぁ、と思わずにはいられません。
ただ、NHKマイルカップのちゃんとしたトライアルレースがないという大問題があったのも事実。ニュージーランドトロフィーは中山芝マイルだから、適性重視のレースになってしまってNHKマイルカップには繋がりにくいし、ファルコンステークスも中京芝1400mという条件なので、東京芝マイル戦とのリンクは薄いレースです。
そう考えるとNHKマイルカップに向けた一番真っ当なトライアルレースを作ったんだなぁという意図がよく分かります。
馬券予想もしづらくなるし、番組変更には否定的ですが、今回のアーリントンカップの変更は良かったと思います。
と言うことで、今週はアーリントンカップが行われます。
先ほど話したとおり開催時期が変わり、東京芝マイル戦に繋がる条件のトライアルレースが出来たので、今まで以上に有力馬が集まってきそうです。条件は同じでも開催時期が異なり、傾向が変わってきそうなアーリントンカップで好走している馬はどのような馬なのか?過去のデータから好走確率の高い馬を探っていきたいと思います。
アーリントンカップ過去のデータ分析
以前は圧倒的な先行天国だったが…
まず、最初に注目したのは脚質成績です。
以下はアーリントンカップにおける過去10年での4コーナーでの順位別成績です。
逃げ馬を筆頭に先行した馬が優位な成績を誇っています。
以前行われていたアーリントンカップは、阪神の3月開催開幕週でした。となると、当然前に行った馬が有利というのは頷けるところですが、ここで注目したいのは…
“開幕週でありながら、差し馬の成績も良い”
と言うことです。
もともと阪神芝マイルコースは直線が長く、4コーナーの下りで惰性をつけやすいので…
差し馬が台頭しやすいコース形態になっています。
今回のアーリントンカップは開催が進み、馬場が荒れてくる中での開催となるので…“差し馬有利”
のパターンが考えられるので、今年は差し馬に注意した方が良さそうです。
次に枠順別の成績ですが…
枠順毎の有利不利は無く、「もともと外枠が有利な阪神芝マイルコース」を重視でいいみたいです。この条件から開幕週という要素が加わって、内枠も十分に戦えていたわけですが…差し有利が想定される状況においては、外枠が有利になってくる可能性があります。
今までの概念を覆していく必要がありそうです。
上がり馬よりも重賞経験馬にチャンスあり!
次に前走クラス別の成績を見てみましょう。
条件戦上がりの馬は活躍できずに、重賞経験馬が強いレースである事が分かります。
阪神芝マイル戦は実力がそのまま反映しやすいコースなので、能力勝負になることが多いです。それゆえに重賞を経験している馬の方が有利であるというのは自然の流れではありますが、今年からNHKマイルカップの最重要トライアルレース
になる事を考えると…“より重賞経験の豊富な馬が活躍する”事が考えられます。
適性云々よりも地力勝負だと考えましょう!
以上が2018アーリントンカップを攻略するための主たるデータです。
まとめ
アーリントンカップは開催時期が変わったことで、好走する馬の傾向が変わることが想定されます。開幕週で紛れのある展開から純然たる力勝負への変化を考えて予想をすると良さそうです。
人気馬同士の堅い決着になる確率は高そうです。