アーリントンC2018のデータ 其の3
アーリントンC2018のデータ其の3 U
アーリントンカップの過去のデータ
人気と連対率
▶1番人気【3-1-0-6】連対率40%
▶2番人気【1-1-0-8】連対率20%
▶3番人気【0-2-2-6】連対率20%
▶4番人気【2-0-1-7】連対率20%
▶5番人気【2-1-1-6】連対率30%
▶6~9番人気【2-3-5-30】連対率13%
▶10番人気下【0-2-1-32】連対率6%
前走着順
▶1着【4-3-2-37】連対率15%
▶2着【0-1-2-11】連対率7%
▶3着【2-1-0-3】連対率50%
▶4着【1-1-1-8】連対率18%
▶5着【1-0-2-9】連対率8%
▶6~9着【2-3-3-10】連対率28%
▶10着下【0-1-0-17】連対率6%
脚質
▶逃げ【3-0-2-5】連対率30%
▶先行【2-5-2-24】連対率21%
▶差し【3-3-2-34】連対率14%
▶追込【2-2-4-31】連対率10%
かなり荒れているレース
今年から例年の2月の開幕週開催から、4月の最終週開催に施行時期が変更されてNHKマイルカップのトライアルレースに指定されました。出走馬の意図もレベルも変わってくるし、条件に変更はないといっても過去のデータはあまり鵜呑みしないほうがいいかも?
開幕週で開催されていた時でさえ上位人気は不振で、6番人気以下の人気薄の馬が非常に良く馬券に絡んでいる。馬場も荒れていて紛れは起きやすく、3着までにNHKマイルの出走権が与えられることからも、3着狙いの騎乗をしてくる馬もいると思うし、上位人気のみで素直に決着するとはうま吉は思えません。
時期的にクラシックを戦える能力の高さをもつ馬は出走してこないし、狙うなら朝日杯FSを使ってクラシック路線に見向きもせずマイル路線を使われ続けている馬が良いんじゃないかなって思います。タワーオブロンドンとダノンスマッシュは必ず選んだほうがいいかなって判断します!
前走着順は不問
前走1着馬でこのレースを勝利した馬のほとんどが500万条件からの参戦で、前走掲示板外からの巻き返しのほとんどもオープンレースに出走していた馬となっていた。オープンで負けた馬と500万を勝ち上がってきた馬って、この時期になると3歳戦といっても実力が拮抗しやすくて、だからこそ、荒れた結果につながっているんじゃないかな。ただ、前走が未勝利戦だった馬がこのレースで馬券に絡んだ経験はここ10年で一度もなく、ましてや開催時期が後ろにずれた今年においての前走未勝利組は、いくら良いパフォーマンスを見せていたとしてもなかなか勝ち切るのは難しいんじゃないかな?レッドヴェイロンは軸にするのは危険かなって思います。
差し馬を中心視
データ的には逃げ先行馬が有利だけど、これは開幕週に開催されていたからで度外視。今年は例年以上に馬場は良いけど、最終週に向けて外差し傾向の馬場に徐々に変わってきていたし、阪神の外回りということを考えると…決め手を持っている馬を中心に予想すると良いと思います。
今年の出走メンバーを見る限り、逃げたい馬というのが1頭くらいしか見当たらないし、スローペースは濃厚。スローからの瞬発力勝負になると思うから、馬場も考慮するとやっぱり軸馬は瞬発力タイプで速い上がりが使える馬となるだろう。
ちなみに、近年連対した馬のすべてが父か母父にSS系を持っていたみたいなんだけど、今年はスピードはもちろんのこと、荒れた馬場でパワーも必要となるだろう。SSを持っていなくても北米血統などのパワータイプの好走も見込めるんじゃないかな?もちろんスピードは絶対条件だけど…。
好走が期待できる馬を3頭紹介!
インディチャンプ・パクスアメリカーナ・ダノンスマッシュ
☆インディチャンプ
毎日杯で3着入線。マイラータイプが好走しやすかったようなレースとはいえ、残り1000m地点まで終始行きたがって折り合いに苦労していたし、残り1ハロン地点まで前が壁になって一切追えず、競馬の流れにまったくのることができなかったけど、それでも地力で3着に。気性面を考えると現状では短い距離のほうが競馬はしやすいだろうし、大本命です。
1週前の追い切りは、中2週という短い間隔でレースに使ってくるということで軽めに坂路を登坂しただけで、4ハロン57.2秒、ラスト2ハロン14.0-14.1秒を馬なりで計時。当週の追い切りを判断してみないとちょっとわからないけど、やればやるだけ時計が出るタイプだし、当週は折り合いがついているかどうかだけで好走できそうか判断して良いと思います。
過去のレースを見てみると、1600mでもかなりスローペースになったレースでは出負けして最後方から競馬をすることになったけど、まったく折り合いに苦労する面はみせなかったし、前走でも後方まで下げれば折り合いはついていたからね!馬込みが苦手な可能性もあって、外枠に入ったほうがいいんじゃないかなって思います。
坂路で一杯に追われたミッキーロケットを馬なりで子ども扱いしたことがあるくらいだし、脚力は圧倒的に抜けていると思うから、この馬に関しては他馬との兼ね合いではなく、自分の力を発揮できるかどうかだけかな…。
☆パクスアメリカーナ
こぶし賞を制してこのレースに挑んできます。2連勝しているんだけど、そのどちらもが渋った馬場での勝利。特に前走はまったく行き脚がつかなくて、渋った馬場での最後方からの競馬となってしまって普通なら絶望的なんだけど、3~4コーナーで仕掛けられると一瞬で加速してたった数十メートルで先頭集団に並んでくるような道悪適正を披露。最後までしぶとく伸びていたし、週末雨予報が出ている阪神競馬場の馬場状態はこの馬にとっては絶好じゃないかな。
1週前の追い切りでは栗東のCWで川田騎手を背に6ハロン80.3秒、ラスト1ハロン12.4秒を一杯に計時。全体の時計は優秀だし、グレイトパールとゼンノサーベイヤーを追走して先着しているのは素晴らしい。ただ、並びかけるまでの手応えとは裏腹に、追ってからが案外だったから、持ち味的に競馬の内容には注文がつきそうかな。良い脚を長く使えるタイプでしょ。
デキはかなり良いし、追って味がないなら先行すると思うけど、馬場が渋ればまず馬券内を外さないと思います。今までマイルしか使われていないけど、稍重で勝ったここ2戦の2着馬は後のきさらぎ賞で3着に入線しているラセットや、NZTで2着入線したケイアイノーテック…相当強いと思います。
☆ダノンスマッシュ
ファルコンSでは7着でした…直線に向くまで動くに動けず、前が空いてからは一瞬で突き抜けるような脚色だったのに、残り100m地点くらいでバタッととまったのは休み明けのせいかな。長く良い脚が使えるというタイプでもなくて、使える脚は一瞬だけど、究極の脚が使えるというタイプと判断している。ここ2走は出負けして後方からの競馬となっているけど、先行さえ出来れば間違いなく好走してくると思います。
1週前の追い切りは、栗東のCWでレースでも騎乗する北村友一騎手を背に、6ハロン81.0秒、ラスト1ハロン11.9秒を比較的外めを回して馬なりで計時。これだけ速い時計が出ていても余力を残した調整でやっぱり動く。素軽い感じで動けていたし、叩いた上積みはあると思います。
調教の動きは古馬G1級だし、ここ2戦はこの馬の良さをまったく活かせていない競馬の内容となっているから、うま吉的にはまだ底を見せていないと判断しています。今までの競馬はわかりやすく言うと、マルターズアポジーが後方一気の競馬をしているみたいなものだから…本当スタートさえ決めてくれれば、あとは勝手に好走出来るはず。