ジャパンカップのデータ 其の12
はい、どうも…こんばんは⭐️です😁😁
ジャパンカップのデータ其の12
【ジャパンカップ2017】
キタサンブラックは勝てない!?
先週はミルコデムーロ騎手が春シーズンの後半、オークスのアドマイヤミヤビから始まってG1では9連続で馬券圏内に好走中という事を書きましたが…、いやーーぁ、凄い!決して外有利とはいえない中18番枠を引いたペルシアンナイトでマイルCSも優勝!これでG1レースを10連続で馬券圏内に好走!!これまでは6連続というのが最高。おそらく今後何十年と破られる事のない記録になると思いますので、これは大偉業といっていいでしょう。
そして、その記録は今週ジャパンカップで騎乗するサトノクラウンでさらに伸びる可能性もある訳で、まだまだMデムーロ騎手からは目が離せそうにありません!
ちなみに余談ですが、先週はイタリアからお母さんが2人の息子を応援しに来日していたそうです。
前回来日したのがダイワメジャーで皐月賞を制した時だそうですから、お母さんの目の前でのG1もこれで2戦2勝。
今後マスコミの皆さんにはお母さんの来日情報も早めに報道して頂きたいものです(笑)
さて今回はそのサトノクラウンの最大のライバルになるであろうキタサンブラックに関する事を書いてみようと思います。
秋のG1は2つ勝てない!?
古馬王道路線の秋シーズンのG1といえば…
天皇賞秋
しかしこの3つを3連勝するのってなかなか大変なんです。
グレード制導入後の1986年以降、天皇賞秋、JC、有馬記念と3つ勝った事があるのは2000年テイエムオペラオーと2004年ゼンノロブロイのわずか2頭のみです。
しかも、この2頭はいずれも「4歳」時でのもので、5歳以上となると皆無なんです。
そして今回調べて改めて気づいたのですが、天皇賞→ジャパンカップの2つでも4歳馬じゃないと厳しいようです。
上記画像はグレード制導入後1986年以降のジャパンカップにおいて、天皇賞秋勝ち馬の年齢別成績を調べたものです。
ここでも4歳馬なら【3.3.3.3】でスペシャルウィーク、テイエムオペラオー、ゼンノロブロイと3頭の勝ち馬(これ以外では1位入選で降着となったブエナビスタもいますね)を出しているのですが、5歳馬では1頭も連勝した馬がいないんです。
5歳馬にはキタサンブラックほど人気になるような馬はいませんでしたが、ラブリーデイが単勝2.7倍の1番人気で3着に敗れています。
また有馬記念でも調べてみましたが、天皇賞秋と有馬記念、又はジャパンカップと有馬記念という感じで5歳以上で2つのG1を勝ってる馬も1頭いませんでした。
つまり5歳以上馬で秋の王道路線のG1を2つ勝った馬というのはまだ1頭もいないんです!
この辺は年齢による壁があるのかもしれません。
天皇賞秋の反動も心配
そしてここからは、キタサンブラックは前走不良馬場を激走してしまった反動も心配です。
ちなみにこの中間の追い切りは…
1週前追い切り栗東CW
81.1-65.2-50.5-37.1-12.2
最終追い切り
84.9-69.3-54.3–40.0-12.8
という時計。
最終追い切りの時計は物足りないのですが、1週前はまずまずの好時計をマークしていました。しかし、過去にもこれと似たような調整の時がありました。
それは何を隠そう2走前9着に敗れた宝塚記念の時なんです。
1週前追い切り栗東CW
78.9-65.1-52.1-39.3-12.2
最終追い切り
82.8-67.9-54.4–40.2-12.2
この時も1週前は速い時計をマークしたのに、最終追い切りでは4F54秒台3F40秒台しか出せず、レースでも9着に敗れてしまいました。天皇賞春をレコードで勝った反動で負けたとも言われてましたから、その予兆が追い切りの時計にも表れていたとは考えられないでしょうか?
今回も4F54秒3F40台で、ラストに至っては宝塚記念の時よりも悪い12.8。
これまで厳しい稽古に耐えて鍛えられてきた馬だけに、この時計をみると物足りなくすら感じてしまいます。
個人的にはここも勝って有馬記念を盛り上げて欲しいなあと思っていましたが、年齢と不良馬場を勝った反動、そしてこの追い切りの時計。キタサンブラックは疲れが抜けていないのではないか?
ジャパンカップを勝てないのではないか?
強いキタサンブラックも観たいんですけど…。
でもそんな風に思えてなりません。果たして結果はいかに!?