元馬術選手のアラシさんの「 新馬戦プレイバック 」6月1週
2018年6月1週「 新馬戦プレイバック 」
6月2日 土曜日
東京 5R 芝1600m 新馬戦
❶ ジョディー
時計が1分35秒9と微妙なタイム。動き自体はよく動けていたが、スタートに関しては5分といったところ。全ての馬がスタートを遅れているので…。道中は自分から走り、折り合いをつけているので仕上がり自体はイイ。放牧などを挟まずに、連戦しても大丈夫。次走、OPや重賞に出走してくることを期待。それなりに戦えると思う。仕上がっている馬なのに、時計が出ていないので…?この先の活躍は、不安。2歳500万クラスどまりか?周りの馬たちが仕上がるまでにバンバンレースを使って、賞金を稼いだ方がいいと思う。
❶ ジャミールクエルテ
ルメール騎手騎乗で、1.9倍の1番人気に応えて
の勝利。スタートは立ち遅れて、OPクラス位までいくとやや苦しいか?まだ、これから仕上がって来ればスタート等もよくなってくる可能性はある。欠点を見せながら走っている馬の方が、将来完成に近づくのが楽しみで、見込みはある。将来の大きい期待は、ちょっと…2戦目以降を見てから。ラスト直線では、周りの馬達が止まる中、差して勝っているので、今後はどうか?
6月3日 日曜日
東京 6R 芝1400m 新馬戦
❶ アカネサス
1.3倍の1番人気に応えて、Mデムーロ騎手騎乗で勝利。気性が大人しそうには見えないので、1400mとかもっと短い距離の方があっていると思う。次走もこのくらい(1400m)の距離がいいのでは?牝馬でカリカリしているので、今後落ち着くとは考えにくい。今のこの時期で仕上がっているとは思えないが、精神的ピークは早めにきそう。能力自体は、このメンバーの中では抜けて高かった。ラスト直線では前の馬が壁になり、抜け出せないかもしれないというピンチだったが…400mを過ぎて冷静に進路を見つけて差し切って勝った。嫌気が刺さないうちに、ドンドンレースを使っていく方が良さそう。牝馬限定戦のOPクラスまでなら通用するかもしれない。
❶ シングルアップ
秋山騎手騎乗で、6.4倍の4番人気で勝利。この馬は、なんとなくこの先も進めるような感じがする。勝気の強い気性の持ち主で、スタート直後からグイグイ押していってかかってしまった。ポジションもドンドンと前に行かせてしまい脚を使ってしまったが、ラストまでしっかりと伸びていた。牡馬なので、最悪去勢してしまうとかあると思うが…今の時点ではまだ。ゲートを出てフワッとさせられれば、解消できそう。距離的にも1200mとかの方が合うかも。競馬を覚えれば、1400~1600mくらいまではこなせるようになると思う。いいタイムで後続を突き放して勝っているので、今後のレースでは1・2回は勝てそう。先が楽しみな馬。
東京 5R 芝1600m 新馬戦
❶ グランアレグリア
ルメール騎手騎乗で、藤沢和雄厩舎、1.8倍の1番人気に応えて勝利。今週の1番の注目馬!1分33秒6 とタイムも申し分なく優秀。スタート後に少し折り合いを欠いて前に行ってしまったが、このメンバーに合わせてゆっくり走るのも嫌なところがあったので…。1度勝っているので、今後は放牧を挟んで折り合いがつくようになれば、次走を決めて出走ぐらいでいい。無理して7・8月を使うひつようはなく、上手くすればクラッシック戦線に名乗りを上げて、目指していける1頭にはなれそう。4コーナーでは、もう2・3馬身後ろからいければ…練習が必要。このメンバーの中では能力そのものが違う。今後、2歳重賞を使っていくよりも、秋の大きいレースに向けて備えた方が面白そう。イイ馬で時計もきっちり出してきているので、期待したい。将来性はかなりあると思う。
以上が、6月1週目の新馬戦プレイバックでした。
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