天皇賞・春2018のデータ 其の15
天皇賞・春2018のデータ其の15 K
天皇賞・春2018予想と枠順確定後の見解
さて枠順も確定し予想の方も大詰めという感じ。パンパンの良馬場が想定される週末の京都競馬場。例年天皇賞・春は内枠有利というのが定説。淀の長丁場での1戦なのでやっぱりロスなく競馬したい所。それでは確定した枠順から紐解いて行きたいと思います。
【天皇賞・春2018枠順】
1番ミッキーロケット
2番チェスナットコート
3番シホウ
5番ヤマカツライデン
6番ガンコ
7番ピンポン
8番クリンチャー
9番ソールインパクト
10番サトノクロニクル
11番シュヴァルグラン
12番レインボーライン
13番トウシンモンステラ
14番アルバート
15番トーセンバジル
16番スマートレイアー
17番トミケンスラーヴァ
こういう並びになりました。さて、どこから消して行きますか…
その前に一体どれくらい枠の影響があるのか?
そこで馬番順の成績を確認します。
まあ見てわかる通りなんですが、内目の方が良い成績。15番から外の馬に勝ち馬いないんです。良馬場の京都なら、やっぱり距離ロスなく内々を回りたい。後は立ち回れる機動力が重要になります。となると大外の2頭。ちょっとこの枠から機動力を活かすのは相当厳しいと思われる。13番のトウシンモンステラ。既に8歳だし大きな上がり目も考えられない。そこでこの枠であれば、まあ厳しいでしょう。ここまではアッサリ消せる所。
ここからですね問題は。
トーセンバジル、アルバート、レインボーライン、シュヴァルグラン
この辺りの有力馬が外目の枠に配置される形になった。軸予定の馬がこの辺にいる人も多々いるんじゃないですかね?
まずピックアップしたいのがシュヴァルグラン。
この馬、過去2年の天皇賞・春で3着、2着という成績。その時の配置が4枠8番と3枠6番。比較的内目の枠で好走して来た。
ここ2年はキタサンブラックを見れる位置からの競馬。例えば昨年のポジション。
これ、福永ジョッキーがかなり上手く乗りましたよ。道中は内でロスなく追走し4コーナーでキタサンブラックを射程圏内に。気が付いたら4コーナーでキタサンブラックの外というベストポジション。
これで勝てなければ仕方ないという1戦でした。
そしてジャパンカップのボウマンの騎乗。
これも完璧と言える位置取りだった。
ここも4コーナーでキタサンブラックを射程圏内に。この週の東京競馬場はこのポジションが正にベスト。
これ、見方によってはですがどちらも全くロスの無い完璧な競馬だったという事。しかも内目の枠を最大限に活用できた競馬だった。それが今年の場合は外目の枠から同じような競馬が求められる。しかも大阪杯で大敗の後に。なかなか求められるハードルが高い1戦になった感じ。内枠だったら良かったと思いますよ?それならシュヴァルグランの好走パターンに当てはまるし、ロスなく立ち回れる。ここだと内に入れるには位置を下げざるを得ない。位置下げて何のプラスにもならないレースなんで…かと言って早めに捲ればロスも大きくなる。動きたくてもそう簡単に動けない感じ。まあ難しい枠になったかなと。
トーセンバジルはちょっと残念な枠になってしまった。良馬場なら見直せる馬だったんですけど。理想的なのが京都大賞典の様に内で先行し脚を溜める競馬だっただけに。ここだといつも通り末脚に賭ける競馬しかないかも。ミルコの事なのでワープするかもしれないが重視とまではしづらい。
アルバート、レインボーラインは2頭とももうちょい内欲しかったでしょう。アルバートはここだと例年通り末脚に賭ける競馬になりそうだし、レインボーラインはそもそも週末の馬場が合わない可能性がある。
じゃあ逆に内~真ん中の馬どうよ?
という所です。
有力馬はさておき…
まずはシホウ。2枠3番なんてメチャクチャいい枠引いたじゃないすかw。それでも阪神大賞典で4コーナーで既に手応えが怪しく、直線に入ってからはムチ入れても反応せず…。今回は距離延長プラス58キロ。まあいらないですよね。汗
ピンポンも4枠7番というベスト枠。笑オープンで一杯一杯の馬がG1とは…出走手当狙いか!?笑
まあこれもいらんです。
後はヤマカツライデン?これがハナ叩くでしょうね。昨年は大逃げをかましたが、今年はあそこまでペース上げないんじゃないですかね?あれやったら今年も玉砕の可能性大。ある程度ペースを作るとは思うがあそこまででは無さそう。少なからずキタサンブラックがいないので、自分も残れそうなペースで逃げる可能性がある。昨年は外枠だったので何が何でもだったと思うけど、今年は枠が良い。この枠なら多少色気をもって乗ってくるハズ。
この馬が内枠からマイペースで逃げるのであれば恩恵がありそうなのが内枠の先行馬。
ガンコ、クリンチャー、カレンミロティック
カレンミロティックは10歳という事で完全に軽視されると思うが、一昨年だって13番人気からの2着なので安易に消す事はできない。セン馬で息も長いし、適正舞台だったら何があってもおかしくない馬ですからねぇ。
有力馬の中ではガンコとクリンチャーがこれは理想的な枠。ここは人気でも外せない所。むしろ軸レベルの馬かなと。
後は土曜日の馬場次第と言えそう。これだけ晴天が続けば今週も時計が速くなりそうです。
そこで枠順が確定し、最も面白そうな1頭を紹介します。
注目馬はこちら ⇒ チェスナットコート
格上挑戦であるのは間違いないが、絶好枠を引いた。今が成長期であり枠の利を活かせそう。勝ち負けまで十分あり得る。