大阪杯2018のデータ 其の11
大阪杯2018のデータ其の11 K
大阪杯2018の予想
今回は過去10年のデータから有力馬を導いて行きます。昨年からG1に昇格した大阪杯ですがG2時代を含め、どのような傾向があるのか?今年のメンバーを見ても一見固そうに見えますが、過去の大阪杯の結果を考えると一筋縄じゃ行かない。
春の大舞台はここから天皇賞・春、宝塚記念と続きます。そういう影響も少なからずあるハズ。
それでは過去の傾向を見て行きたいと思います。
まずは一昨年までG2だったこのレース。
当然の様に、ここを一つ叩いていざ天皇賞・春というステップレースだった。しかし昨年からG1昇格し春の3大G1の一つになった事で、有力馬にとっては相当きついローテーションになりました。
それこそ昨年の宝塚記念なんてグリグリの1番人気だったキタサンブラックが飛んだ。
宝塚記念が少頭数の1戦になり、疲れもある中での厳しいマーク。
確かに1着賞金が2年前と比べると…
2016年 1着 6700万円
2017年 1着 1億2000万円
と、ほぼ倍と言える賞金の上さらに3冠でボーナスまで付いてくるという始末。
そりゃ3冠を狙えるであろう馬がいれば狙いたくなります。しかし、春の古馬G1を3連勝なんてそんなに簡単に達成できるハズも無く、下手すれば馬を壊し兼ねない。
それに加えてドバイのレースもある。ドバイシーマ、ターフの1着賞金なんて日本円に換算すると6億円オーバー。それならば大阪杯よりもドバイを使おう…なんて考えも。当然ちゃ当然の事ですけど。それを考えると春古馬G1のローテ、ドバイと考えると大阪杯はやや手薄な感じ。
結局、ここを本気で取りに来るとなれば阪神芝2000mに適正がありそうな馬を、キッチリ仕上げて取りに来るしかないんです。
逆に有力馬が分散すると考え、ちょっと足りない馬でも賞金を取りに来るなんてパターンも考えられる。特に今年は中距離路線で絶対的な馬がいない年なので色気タップリの陣営も。その手のタイプの馬はちょっと狙って行きたい所です。
それでは過去の傾向を分析してみたいと思います。
過去の傾向で重要な項目は色々あると思いますが、舞台は阪神内回り2000m。
という事で枠順の傾向から。枠というよりも馬番で見て行きます。
この通りなんですが極端な内、外はほぼ馬券に絡んでいない。軸で狙いたい馬は極端な枠を避けて欲しいと思っています…出来れば中枠の偶数番…
次に年齢を確認。
これ、圧倒的データだと思う。勝ち馬は4歳or5歳馬で考えればOKなレベル。まあ今年の有力馬も4,5歳の馬ですが。
春先の重賞なので、必然的にこうなってしまう。
ちょうど世代交代の時期なんで…
次にローテーションは確認しておきたい所。
このデータに関しては軽く聞き流しておきたいレベル。一昨年までのローテーションと昨年からの意味合いが違う。
それに関しては↑で書いた通り。
有馬記念、中山記念、京都記念からのローテーションが良いだけであって、勝ち馬の傾向や複勝率に関してはあまり変わらない。
やっぱり力がある馬の1戦なのでこのような結果になりますが!
人気順の成績が結構面白いんです。
やっぱりG1なだけあって大穴の台頭は厳しい。しかし、6番人気の勝率が2番人気と変わらない。中穴の台頭は十二分にあり得る1戦。ですが…G1になると中穴の馬が連対に絡むだけで十分回収出来ます。パイが大きいので、当然ですが…そういう結果になる。
じゃあ今年の大阪杯で中穴の馬が馬券に絡む?!
という話になると思いますが、十分あり得る1戦だと思います。この舞台でこのメンバーならそこまで抜けた馬がいない。特に1番人気濃厚なスワーヴリチャードが右回り微妙だし。
それだけじゃなくG1でこの厩舎が1番人気どうなの?というのもあります。
だったら中穴の台頭も考えられる1戦。昨年の有馬記念の再来レースだと思っている。
最後に脚質を見てみたいと思います。
脚質的には先行馬で速い上がりが求められる舞台ではない。要するにキレる脚が無くても、前々で競馬が出来ればチャンスがある1戦。それじゃあ過去のデータで好走データに当てはまる穴目の馬はいるのか?
そこが最も気になる所。見つけたのは1頭。
正直、意外な馬でした。紹介します。
注目馬はこちら⇒ダンビュライト
枠さえ決まれば十分穴馬としての条件を満たしている。年齢、脚質、ローテーション。ここから導き出した好走パターンに当てはまる中穴はこの馬です。