阪急杯2018のデータ 其の7
阪急杯2018のデータ其の7 K
阪急杯2018の予想
枠順が確定しましたが、他頭数の1戦で有力馬が外枠に配置されるという結果になりました。馬券的には一気に面白いレースになった感じ。阪神は開幕週という事もあり、馬場の傾向も気になる所ではありますが、まずはこのレースの枠順の傾向などを分析してみたいと思います。
それでは確定した枠順がコチラ↓
有力馬で内枠に入ったのが、レッドファルクスのみ。ディバインコードやカラクレナイが外目の枠に入りましたが、最も外目の枠に入ったのが何とモズアスコット。この枠からルメールがどんな騎乗をするのか?
この枠順を受けて過去の枠の傾向を見て行きたいと思います。
外目の枠の馬も勝ち星はありますが、注目は複勝率。1~3枠に入った馬の複勝率が圧倒的に高くなっております。
これを馬番で見て行くと…
14番から外に入った馬の勝率、連対率などが壊滅的な数字になっている。ただ、17番、18番に関しては1頭しか出走していないので、何とも言えない所ではありますが…。
さらに今回は開幕週の阪神という事で、通常の傾向で言えば内枠有利である事は間違いありません。
そこでこの枠順によって注目の1頭になりそうなのが、モズアスコットです。この馬にとって今回のレースは賞金加算したい1戦。追い切りも良いし、ここに向けて仕上げている感じはする。内目の枠であれば重視したい馬ではあったがこの枠だと…。ルメールがこの枠からどんな競馬をするだろう?と考えてみて辿り着いたのが、この馬の500万クラスの阪神1600mの1戦です。この枠だと内に潜り込むのが難しいハズなので、あの時と同じような競馬をすると思います。外目から先行する形です。ただ、あの時は力差があったので勝ち切る事が出来ましたが、今回は重賞なので…そこまで簡単に競馬が出来るかな?と思う部分もある。
それと外回りと内回りのコースの違いもあります。あの時は阪神の外回りコースだったので。競馬としては同じような競馬になるのでは?外から先行して好位差しという競馬です。それは問題ないと思うが、重賞で前半に脚を使わされるというのがキツイ。これでも普通に勝ち切るようであれば、今後この路線では主役になれる馬。枠の不利が全く影響なければ、それだけの馬だということです。ただ、やっぱりこの枠は有利にならない…
この頭数の重賞だとちょっと割引きは必要な気がします。
人気上位馬ではレッドファルクスが良い枠を引きました。ただ露骨な叩きの1戦で、初めての阪神1400mというのはちょっと信頼しづらい…。脚質的にも、開幕週の阪神が合うとは思えない馬ですし。今回は危険な人気馬に成り上がる可能性も。実績はここでダントツの馬ですが、やっぱり叩きの仕上げで初コースとなると。
ディバインコードもどちらかと言えばもっと内目の枠が欲しかった所。ダイアナヘイローやカラクレナイも外目の枠…苦笑。
カラクレナイの場合はフィリーズレビューの時に外枠から勝ち切りましたが、今回は開幕週だし、牡馬相手の1戦でこの枠はう~んって感じ。枠順の影響で有力所がやや不安要素を持ったレースになったかな?と思います。
そこで枠の傾向や馬番の傾向の方へ戻りますが、やっぱり内枠の馬に注目したいレース。穴っぽい所は打内枠の利を活かせる馬が濃厚。ニシノラッシュ、ミッキーラブソング、ペイシャフェリシタ、コスモドーム、ムーンクレスト、ヒルノデイバロー、この辺りが穴っぽい馬で怪しい所かなと。
ヒルノデイバローはある程度人気するだろうから、穴って訳ではないかもしれませんが。他は完全にノーマークの穴馬になりそう。この辺が怪しいです。笑
後は脚質です。
当たり前の事ですが、このコースは先行馬が有利なコース。さらに逃げ馬も複勝率が高くなっております。この枠順になって、穴と言えばやっぱり内枠の先行馬か逃げ馬。もしくは昨年のトーキングドラムの様に内で脚を溜められる馬か?
どっちみち有力馬の多くが外目に配置されたことによって、内目の穴馬の台頭がありそうなレースになりました。内目の馬では狙ってみたい馬が数頭いるのですが、開幕週の阪神を最も味方に出来そうな穴馬を紹介します。
注目馬はこちら⇒カラクレナイ
最後の坂が課題になりそうですが、そこさえこなせれば面白い1頭。