京都牝馬S2018のデータ 其の4
京都牝馬S2018のデータ其の4 R
今回は京都競馬場(芝1400m)で行われる京都牝馬ステークス2018予想考察|過去の傾向とデータ分析
2016年から開催が2月後半に移動して、距離が1400mに変更された京都牝馬ステークス。以前はヴィクトリアマイルに向けてのステップレースでしたが、距離が1400mに変更された事で高松宮記念に向けての叩き台に使われるケースも増えて来そう。
それでは京都牝馬ステークス2018の過去の傾向とデータ分析から予想のヒントを探して行きましょう!
【京都牝馬ステークス2018】予想考察
<過去の傾向とデータ分析>
過去5年の結果は下記の通りです。
着順/馬番/馬名/前走成績
【2017】
2着:⑮ワンスインナムーン(サンライズS:1着)
【2016】
2着:⑩マジックタイム(節分ステークス:1着)
【2015】
2着:⑫ゴールデンナンバー(パラダイスS:5着)
3着:②パワースポット(愛知杯:5着)
【2014】
1着:⑭ウリウリ(衣笠特別:1着)
3着:⑩ノーブルジュエリー(仲秋S:1着)
【2013】
1着:④ハナズゴール(リゲルS:1着)
2着:⑧エーシンエンフィス(衣笠特別:1着)
3着:⑩ベストクルーズ(新春S:1着)
冒頭でも書いた様に京都牝馬ステークスは2016年から開催時期&距離が変更されています。開催時期が変われば馬場傾向にも変化が出て、距離が変われば集まるメンバーの傾向も大きく変わります。その点を考慮して今回のデータは過去2年にターゲットを絞り分析していきましょう。
まず初めに現在の馬場傾向ですが…
毎年1月の京都は内枠の先行馬が圧倒的に有利な状況から始まりますが、2月になると傾向がガラリと変わり「外目を通る差し馬」の活躍が目立ちます。この要因として「2ヵ月にも渡る長い開催」「雪の影響による馬場悪化」が考えられます。今年に関しては今の所、極端に〝外が伸びる、内が伸びない〟馬場には見えませんが、最終週になる今週は、そろそろ内が荒れて真ん中~外を通る馬が有利な状況になりそう。実際に過去2年も豪快に外から差して来る馬が活躍しているだけに、「外枠の差し馬」には警戒したいです。
次に過去2年の前走・距離別データを見ると…
タフな荒れた馬場を走りスタミナを要する条件であり〝距離短縮〟の馬が優秀な成績。1400mである施行条件を考えても今回が距離延長になる=前走・1200mは苦しいデータ。ある意味で馬券的な盲点になりそうな後者はバッサリと消して妙味を求める作戦も考えたいです。
最後に過去2年の血統別データを見ると…
本当に1400mのレース?と思うレベルで「芝・中距離血統」が大活躍。この背景として繰り返しにはなりますが、タフな条件でスタミナを問われる影響で長い距離を走れ血統背景の馬が好走しています。今年も芝・中距離を走れる血統の馬には警戒したい所です。
では、最後に現段階で注目している馬をご紹介します。
⇒【デアレガーロ】
デビュー戦から全て気に掛けて見ていましたが、前回の競馬は非常に中身がある内容で牝馬限定の重賞であれば十分に勝てるだけの力を証明した。
実際にその前走は開幕週の中山で非常に時計の早いコンディションの状況であり、基本的には前々のインコースを立ち回った馬がそのまま上位に来るようなレース。その中を1頭だけ大外から次元の違う脚で豪快に差し切った競馬は非常に強い競馬。マンハッタンカフェ産駒だが母型の影響もあり強いS質を保管しており距離短縮も逆に歓迎材料。この時期の荒れた馬場も歓迎材料で後はスムーズに競馬が出来る外目の枠を引ければ自信を持って勝負したい。