フェブラリーSのデータ 其の4
フェブラリーSのデータ其の4 M
2018.コース分析
【フェブラリーステークス2018】
過去のデータ分析|根岸ステークス組は不振
2018フェブラリーステークスを予想する際に必要となる、過去に行われたレースからのデータを分析していきます。
有利な条件でレースが出来る脚質は先行馬か?差し馬か?また前走どのレースに出走した馬が活躍しているかについても言及していきながらフェブラリーステークスで好走している馬について見ていきましょう。
さて、今週はフェブラリーSが行われます。
今年のフェブラリーステークスは昨年の王者ゴールドドリームを中心として…
勢いのある馬 vs ベテラン勢
という図式でのレースになりそうです。
そんなフェブラリーステークスを攻略するべく
このレースで好走している馬はどのような馬なのか?過去のデータから好走確率の高い馬を探っていきたいと思います。
フェブラリーステークス過去のデータ分析
堅い決着が多い、典型的なリズム重賞
まず、最初に注目したのはフェブラリーSの波乱度です。
以下はフェブラリーSにおける1番人気馬の成績です。
データを見ると分かるとおり、
と平均値と比較するとかなり高い数値を記録しています。
フェブラリーSはJRAにおいて、上半期に行われる唯一のダートGIですので…ダートの強豪馬が全てフェブラリーSに全力投球してきます。全馬がメイチで来るわけですから一番調子が良くて、一番能力の高い馬が勝ちやすい状況となり、人気馬が素直に実力を発揮している事が分かります。
ちなみに1番人気以外の馬も見てみると…
と、1~3番人気の馬が揃って複勝回収率100%前後と安定した成績を残しています。
1番人気だけではなく、2番人気の馬、3番人気の馬もしっかりと力を発揮している事が分かります。
素直に能力の高い馬、調子の良い馬を選んでいくと良いでしょう。
直線が長いコースでも先行策が有利
次に脚質を見てみましょう。
以下はフェブラリーSにおける4コーナーでの順位別成績です。
フェブラリーSは直線の長い東京競馬場で行われるレースなので、差しが届くようなイメージを持っている人が多いレースですが…実際は先行馬の方が優勢であることが分かります。
ダート戦は原則として先行馬が有利です。
ダートの頂点となるフェブラリーSにおいてもこの傾向が活きており、先行馬を狙うのは定石となります。
ダートレースの原則という事で言うと
ダート戦は馬体重の重い馬の方が好成績を残しています。
フェブラリーSの馬体重別成績を見てみても…
好走率・回収率の面から見ても数値がグンと上がっているのは、馬体重が500kgを超えてから。
ダートはパワーが必要なコースなので、“大型馬でパワーがある馬”は好走しやすいです。
根岸ステークス組は不振
最後に前走レース名別の成績を見てみましょう。
川崎記念、東海ステークス、根岸ステークス、東京大賞典、チャンピオンズカップ(旧ジャパンカップダート)と主にこの5つのレースを使ってきた馬がフェブラリーステークスで活躍していますが、根岸ステークス組だけ成績が振るいません。
上の5つのレースの中で唯一根岸ステークスだけがフェブラリーSよりも距離の短いレース。
GIレースということで激しくタフなレースになることが多い中で、1400m分のスタミナしか要しないレースを使ったことがマイナスに働いているという事が言えます。
以上が2018フェブラリーSを攻略するための主たるデータです。
まとめ
フェブラリーSは上半期に唯一行われるダートGIという事もあり、出走馬全て全力投球してくるレースです。
それゆえに堅い決着に収まることが多く、波乱は見込めないレースとなっています。
実力勝負となるので、ひねった予想をする必要のないレースですが…根岸ステークスが不振であることと、差し馬よりも先行馬の方が優勢であることは頭に入れておいた方が良さそうです。
私がフェブラリーSで注目しているのは、ローテーションが不安視されているものの、ここは鉄板級の評価をしているあの人気馬です。
私の注目馬 → ゴールドドリーム