神戸新聞杯のデータ 其の2
はい、こんにちは😃
神戸新聞杯のデータ其の2
【2017神戸新聞杯】過去のデータ分析
圧倒的外枠有利の理由とは?
2017神戸新聞杯を予想する際に必要となる、過去に行われたレースからのデータを見ていきましょう。有利な条件でレースが出来る脚質は先行馬か?差し馬か?有利な条件でレースが出来る枠順は内枠か?外枠か?また、前走日本ダービーに出走した馬の成績についても言及していきながら、神戸新聞杯で好走している馬について見ていきます。
秋競馬が始まり、3歳最後のクラシックである、「 秋華賞 」と「 菊花賞 」が近づいてきました。
秋華賞の最重要トライアルといえばローズステークスですが、菊花賞の最重要トライアルは神戸新聞杯です。昨年はサトノダイヤモンドが勝利して、そのまま菊花賞と有馬記念を制覇。サトノダイヤモンド以外にもゴールドシップやエピファネイアなど、神戸新聞杯を制して菊花賞やビッグレースを制した馬を多く輩出しているレースとあって注目度が集まります。この注目の神戸新聞杯を的中すべく、過去のデータから好走確率の高い馬を探っていきたいと思います。
純粋な能力勝負、不利のない外枠が圧倒的に強い
まずは枠順別成績を見てみます。
複勝率を見てみると5枠以降の外枠が好成績を残していることが分かります。阪神の芝コース外回りは原則外枠が優勢なコースです。4コーナーから直線にかけて緩やかな下り坂になっているので、追い込み馬が加速をつけやすく、直線も広くて長いコースなので、脚を余すことなく伸びることが出来る。つまり内枠で距離のロスをなくして立ち回り勝負をする馬よりも、多少の距離ロスがあっても馬の能力を不利なく発揮できる外枠が方が有利だという事です。
外枠が有利であるという事に加えて、持っている能力を出しやすい舞台であるという事を覚えておくといい。
究極の上がり勝負!末脚のある馬だけが上位にくるレース
次に上がり3ハロン別成績を見てみましょう。
上がり3ハロン1位の馬は10頭いて全て馬券に絡んでおり、内9頭が2着以内に入っています。
阪神芝2400mは先ほど話したとおり、自分の力を最大限に発揮できる舞台。道中でしっかりと脚を溜めて、直線に入って伸びることが出来れば自ずと馬券に絡むことが出来ます。
ちなみに、前走の上がり3ハロンの順位別成績を見てみると…
と、特段神戸新聞杯での上がりタイムにリンクしていません。
前走でどんな競馬をしていたとしても、神戸新聞杯では道中でしっかりと折り合いをつける競馬に
専念していると言うことが分かります。
ですので、前走の脚質はそれほど参考にしなくても良さそうです。それよりもその馬が持っている絶対能力を見分ける事が必要になりそうです。また、直線での爆発力と言えばサンデーサイレンス系種牡馬の十八番ですが…
種牡馬別成績についても確認してみましょう。
キングカメハメハ産駒の活躍も目を引きますが、上位6位迄で5頭のサンデーサイレンス系種牡馬が顔を揃えています
“絶対能力で勝負する舞台ならサンデー系”
これは競馬の基本ですので覚えておきたいところ。また、絶対能力での勝負となっている割には
ディープインパクト産駒が優勢となりそうなものですが、ステイゴールド産駒をはじめとしてハーツクライ産駒やゼンノロブロイ産駒の方が良い成績を収めています。
阪神2400mは直線の急坂を2度駆け上がるコースなので、スピード能力が高く、パワーに欠けるディープ産駒は若干成績を落としています。
その分、パワーのあるステイゴールド産駒が好成績となっており、スタミナ系のハーツクライ産駒、ゼンノロブロイ産駒も良い成績を残しています。
ダービー組が優勢もラジオNIKKEI、宝塚記念組も侮れず
最後に前走のレース名別成績を見てみましょう
量・質共に日本ダービー組が圧倒しており、ダービー組を外しての馬券は考えられないのですが…回収率は芳しくありません。ダービーで上位に入った馬が、神戸新聞杯でも好走している事が多く、人気馬の信頼度が高い分、人気薄のダービー組は凡走して、全体としての期待値を落としていると言えます。
回収率の面で言えば、ダービー組よりもラジオNIKKEI賞組や宝塚記念組の方が好成績を残している点を考えると
主力の軸候補はダービー組から選び、
相手にはレベルの高いレースを使ってきた別路線組を選ぶ
という形が基本戦略になってきます。
以上が2017神戸新聞杯を攻略するための主たるデータです。今年はアドミラブルが戦線離脱をしてしまい、アルアインがセントライト記念に出走したため、ダービー馬レイデオロに大きな注目が集まりますが…果たしてレイデオロはこのレースを勝ってジャパンカップへ向かうことが出来るのでしょうか?秋競馬を占う上で、注目のレースになります。