ダービー2018のデータ 其の8
ダービー2018のデータ其の8 K
日本ダービー2018の過去傾向、データ
例年、皐月賞組が活躍するダービー。しかし、今年の人気2頭は弥生賞と毎日杯からの参戦。既にこの時点で例年の傾向とは違っています。さらに、今年の皐月賞はペースも特殊だった事で、例年の皐月賞の傾向と全く違う結果になりました。それではダービーで好走するパターンの馬を探してみたいと思います。
まずは人気順の成績。
勝ち馬のほとんどが1~3番人気の馬。しかし、下位人気の馬も馬券に絡んでいる。さすがに13番人気以下の馬は馬券になっていないので、下手な大振りは出来ないし、今年のメンバーもそうだと思う。
次にローテーション。
皐月賞組が圧倒しています。これは当然と言えば当然の結果。NHKマイルからの勝ち馬はディープスカイのみ。今年は該当馬なし。
青葉賞からの勝ち馬はゼロ。
京都新聞杯からの勝ち馬は1頭のみ。
やはり皐月賞に比べるとレベルが落ちるレースなので、あって2着、3着が精一杯という所。馬券的な位置づけは今年もそれで良いと思う。
ゴーフォーザサミットやステイフーリッシュも悪くないですが、このメンバーに入って勝ち切れるかは微妙でしょう。どちらかと言えば皐月賞組をそのまま評価したい。
後はダノンプレミアムとブラストワンピース。過去10年で弥生賞からぶっつけの馬はゼロ。毎日杯からの馬は2頭出走し、0-0-0-2。これも当然と言えば当然の結果。毎日杯に比べると明らかに相手が強くなる為。
普通に考えると、この2頭ってかなり危険な人気馬。ただ、ダノンプレミアムに関しては皐月賞に出ていれば好勝負だった可能性はある。それはダノンプレミアムの戦績から判断出来ますよね?
それじゃあブラストワンピースが皐月賞に出ていた場合は…?正直よくわかんないです。上位人気の評価になっていたのか、どうかすらわからないし。やはり皐月賞組がローテーション的にも上位評価になって来る。
ダービーを見越して余裕を持ったローテが好印象です。
次に前走の着順。
理想は前走1着の馬。しかし、前走5着までの馬なら十分可能性はある傾向になっています。今年の場合、特に皐月賞が特殊なレースだった為、あのメンバーにダノンプレミアムという強い先行馬がいたらどうだったか?そこが巻き返し組の取捨選択に繋がるのでは?
次に種牡馬。
これまでは、当然のようにディープインパクト産駒でした。しかし、今年はロードカナロア産駒やルーラーシップ産駒が活躍している。オルフェーヴル産駒もいます。種牡馬の成績は時代の移り変わりと共に変化していく物なので、今年の場合はそこまで重視するポイントではないと思います。
傾向の一つとして頭の片隅に置いておく程度で十分だと思う。母馬や兄弟馬は適正面を考えても見ておきたいポイント。
次に脚質。
逃げ馬に勝ち馬はゼロ。先行馬から差し、追い込み馬までが好走パターン。舞台を考えればこれも当然っちゃ当然。注目はやはり上がり3ハロン。ここで速い時計を出せる馬かどうかが鍵になる。上がり1位、2位の馬の成績が抜けて良くなっています。
例えば、皐月賞馬のエポカドーロ。舞台替わりはあるが単純計算だと1800mでは最速で34秒2。2000mだと最速で35秒1。
ワグネリアンは重馬場の1800mで33秒を出せる馬です。あくまでも単純計算になりますが、この手のタイプが好走する舞台。
タイプ的にはこういう馬が狙い目だと思う。
ワグネリアンは、鞍上の影響でマイナスかもですが…。
最後に枠順。
これはまあ顕著です。8枠はどう考えても割り引き。3着に入ったのは、昨年のアドミラブルしかいません。1枠が5勝と圧倒的な成績を残している。枠順発表が楽しみです。
ここまで過去の傾向やデータを中心に書いてみました。傾向をどこまで重視するかだと思いますが…枠順やローテ、脚質など例年でも大きく変わらないポイントは重視しても良いのでは?種牡馬に関しては、傾向が変わって来るのでそこまで重視しなくても。
という感じです。
それではここまでを踏まえた注目馬を紹介します。
注目馬はこちら⇒ワグネリアン
脚質、母系、前走着順を踏まえると、この馬が浮上してくる。