京王杯SC2018のデータ 其の4
京王杯SC2018のデータ其の4 O
京王杯スプリングカップ2018の出走予定馬考察
とにかく例年荒れる印象の強い、京王杯スプリングカップ。なんと過去10年1番人気の勝利は1度だけで、馬券内に好走したのですら2度のみという珍しいレース。今年は3強オッズが予想されますが簡単には決まらないと思いますし、もちろん伏兵にも流れ次第でチャンスはあるレースか。こういうレースこそ一発高配当狙って馬券を組んでいきたいです。
では京王杯スプリングカップ2018予想していきましょう。
何故このレースはここまで荒れるのか?大きく分けて理由は「2つ」あると思います。
1つは、やはりこの特殊な舞台設定。府中の千四で行われる重賞はこのレースと京王杯2歳ステークスのみで、とにかく珍しい舞台。適正がかなり問われる舞台でもあるので、普段スプリント戦やマイル戦で力を発揮している馬でも、千四になって力を出し切れずに終わるシーンは良くあります。
そしてもう一つは安田記念の叩き台という点。06月03日の安田記念に向けて一度ここを叩いて、挑むという有力馬も多いのでここはもちろん無理をしない。何としてもここで結果を出したい伏兵にもチャンスが恵んでくるってわけです。
さぁ、2018年はどんな穴馬の激走があるのか?
まずは予想オッズから見ていきましょう。
京王杯スプリングカップ2018|予想オッズ
1 サトノアレス 3.0
2 ダンスディレクター 3.8
3 グレーターロンドン 4.1
4 セイウンコウセイ 10.5
5 ウインガニオン 11.2
6 キャンベルジュニア 12.3
7 シュウジ 18.3
8 ダイメイフジ 21.3
3強オッズが予想されてます。上位3頭に関しては、どれが1番人気になるか予想出来ないレベル。グレーターロンドンは近走の結果が嫌われて、3番人気に落ち着きそうな気はします。
では一頭ずつ分析していきましょう。
京王杯スプリングカップ2018|出走予定馬考察
サトノアレス(蛯名)
東京実績【 1 . 2 . 0 . 1 】
距離実績【 0 . 0 . 0 . 0 】
ここ3戦は全て府中を使ってきた。3走前の富士Sは不良馬場で最内枠という苦しい条件でしたが、その後のキャピタルS、東京新聞杯で共に好走。ここでもこの相手関係なら人気に押されそうです。もちろん能力的には上位ですが、能力通りに決まらないのが京王杯。ここ2戦はスローペースからの上がり勝負になり、この馬に絶好の展開になっての好走でしたが…今回は初の千四挑戦で、しかも前に行く馬もある程度揃っているので流れは全く違ったレースになりそう。ズブイ馬に合う蛯名と、この馬が合う気もしないですし…
東京実績【 0 . 0 . 0 . 1 】
距離実績【 3 . 4 . 1 . 5 】
もう8歳馬になりますが、まだまだ能力の衰えは感じない。東京参戦は2015年の京王杯以来2度目ですが、その時の京王杯は前が詰まって何も出来ず脚を余した内容だったので、大敗でも度外視可能ですしこの馬自体は千四巧者。実績を考えればこの舞台では人気でも買いたい馬で、後は前走の疲れがどれだけ残っているかという点。追い切りでは一週前にビッシリ負荷をかけられて好時計をマークしていますし、疲れは感じないだけに、ここは人気でも普通に重視して馬券を組む予定です。
グレーターロンドン(田辺)
東京実績【 4 . 1 . 0 . 3 】
距離実績【 0 . 0 . 0 . 0 】
なんだかんだで未だ重賞勝ちは一度もない馬。ここ3戦全てで1番人気を背負うも裏切る競馬。2走前は先行策を試すも直線全く手応えなく失速。前走は再び後方から末脚勝負するも、直線詰まって何も出来ず。敗因ははっきりしているので、そこまで悲観する内容ではないですが…今回もまず後方から末脚勝負の競馬をしてくると思うので、後は初の千四の流れについていけるかが鍵になりそう。千四の経験がないので、軸という選択肢はない。
セイウンコウセイ(三浦)
東京実績【 1 . 1 . 0 . 3 】
距離実績【 2 . 1 . 0 . 2 】
この馬に関しては枠に注目したい。被されずに運べれば相当シブトイ馬で外目の枠が欲しい。今回はウインガニオンを行かしての番手を狙っていると思いますが、府中千四の実績もありますし、番手スムーズなら好勝負出来る。追い切りを見る限り前走の疲れはそこまでなく、こういう適性問われる舞台でこそ狙ってみたい馬。
キャンベルジュニア(石橋)
東京実績【 2 . 1 . 0 . 1 】
距離実績【 0 . 0 . 0 . 3 】
前走はハンデ戦ということもありましたが、内容だけ見ればかなり強い競馬。4角10番手以下の追い込み馬が3頭も掲示板を占めたレースで、先行策から上位に粘り込んだのはこの馬のみ。評価できる内容だった。得意の府中ならここでもやれていいと思いますが、気になるのはやはり千四で全く結果が出ていない面です。去年の京王杯も見せ場なく終わりましたし、この舞台では狙いずらい。
京王杯スプリングカップ2018予想まとめ
上位人気馬を分析してきましたが、やはりこのレースに関しては千四の適正がモロに問われるだけに、千四での好走歴がない馬は少し不安視してかかりたい。
ウインガニオンを筆頭に前に行きたい馬も揃いましたし、スローペースはあまり考えづらいのでペースも締まりそう。
そうなると尚更マイル緩い流れになれているような馬には少し厳しいレースになるんじゃないかと思ってます。
ということで最後になりますが現時点で最も気になっている穴馬はこの馬です。
この馬 → ビップライブリー
府中の千四は2戦2勝と相性抜群の舞台。近走で重賞級の馬とも互角にやれることは証明ずみですし、こういう適正問われるようなレースでこそ狙いたい。極端な枠に入らなければ重視すると思います。