小倉記念2018のデータ 其の6
小倉記念2018のデータ其の6 S
【小倉記念2018】縦軸と横軸のデータ
今週は小倉では伝統のハンデ重賞小倉記念が行われます。データでは過去10年1番人気は未勝利で、2番人気も1勝のみ。単勝の平均配当は1684円、馬連は8791円、三連複は36139円、三連単は255422円と波乱含みの傾向です。
今年のサマー2000シリーズでも、七夕賞ではブービー人気のメドウラークが勝ち、最低人気のパワーポケットが3着、函館記念も1~3番人気は全滅で13番人気のエテルナミノルが3着と荒れています。
小倉記念は頭数が12頭と少し落ち着きましたので荒れない可能性もありますが、一筋縄でいかない可能性も…
ただ七夕賞も函館記念も少し時計の掛かる馬場だった事が波乱の要因だったと思います。
良馬場なら中心に買いたい馬はだいたい決まってるいるので、いいお天気で行われて欲しいなーと思っています。
縦軸と横軸のデータ
今日はいつもとちょっと視点が違うのですが、一口にデータといっても縦軸と横軸があります…というお話です。
例えば調教師。
上記は、小倉記念過去10年の調教師成績になります。こちらをみると池江泰寿厩舎は12頭出走して2勝2着3回となかなかの好成績。
今年もサトノクロニクル、ストロングタイタン、マウントゴールドと駒が揃ってるので揃って凡走するシーンはややイメージしにくいです。
ただ池江厩舎自体は、この厩舎にしては今年はそれほど好調でもないんです…
こちらは2013年以降の池江泰寿厩舎の年別重賞成績になります。
今年もすでに重賞は2勝してるのですが、昨年までの3年間は毎年10勝を挙げていましたので、池江泰寿厩舎目線で考えると、今年はややイマイチな年なのかもしれません。
そしてこちらは2013年以降の重賞における池江厩舎の月別成績↓
G1シーズンに戦える馬を多数抱えているから…というのが大きいと思うのですが、夏場の成績はイマイチなんです。
そうやって考えていくと「過去に小倉記念で実績のある池江厩舎だから」という理由だけで、サトノクロニクル、ストロングタイタン、マウントゴールドに飛びつくのはどうなのかな?とも思います。
まあそんな人は池江厩舎を応援されてる方を除けばそうそういないでしょうし、今回に限っては3頭とも能力ある馬なので、厩舎とか関係なしに狙えそうなんですけど。
ちなみに、今年の重賞厩舎別成績をみると以下の通り。
国枝厩舎はアーモンドアイが重賞3勝してのものなのですが、橋田厩舎はスズカデヴィアス(新潟大賞典)、サーストンコラルド(東京JS)、メドウラーク(七夕賞)、ディアドラ(クイーンS)とこちらはすべて違う馬での勝利。
しかも、その内3つは新潟、福島、札幌とローカル重賞でのもの。
小倉記念ではメドウラークとレイホーロマンスがスタンバイ。2頭とも時計の掛かる馬場で買いたいタイプなのですけど、厩舎だけで注目するならこちらも面白いのかもしれません。
過去のものと直近のもの…データは必ずしもいつも馬券に直結するものではありませんが、予想をする時は様々な角度で見ると面白いです。