小倉記念2018のデータ 其の3
小倉記念2018のデータ其の3 R
【小倉記念2018】予想考察|過去の傾向とデータ分析についての記事です。
小倉競馬場・芝2000mで行われる小倉記念2018。夏の小倉開催を彩るサマー2000シリーズのハンデ重賞ですが、近年は2005年以降は1番人気の馬が12連敗中と波乱含みの1戦。今年は武豊騎手と新コンビを組むトリオンフが人気を集めそうですが、果たして、そのジンクスを跳ね除けて勝利を収めることが出来るのか?ちなみに今回の小倉記念は例年と比べると豪華なメンバーが集結した印象であり、池江厩舎の2頭(ストロングタイタン・サトノクロニクル)を含めて逆転候補の馬もチラホラ…。12頭と少頭数で行われる重賞ですが、ジックリと考えて狙うべき馬を選定して行きたいです。
それでは過去の傾向とデータ分析から予想のヒントを探して行きましょう!
【小倉記念2018】予想考察
過去の傾向・データ分析
過去5年の結果は下記の通りです。
着順/馬番/馬名/前走成績
【2017】
2着:⑧サンマルティン(むらさき賞:1着)
3着:⑤フェルメッツァ(七夕賞:5着)
【2016】
3着:②エキストラエンド(エプソムC:10着)
【2015】
1着:⑮アズマシャトル(マレーシアC:4着)
【2014】
【2013】
<レース展望>
夏の小倉開催の訪れを告げる小倉記念。開幕2週目に行われる施行条件+小回りコースを含めても、内枠でインをロスなく先行できる馬が有利?と考えそうですが、近年の馬場傾向を見る限り、そのイメージは払拭した方が良さそう。実際に最近は開催の前にエアレーション作業が行われる影響を受けて、開催が進む毎に芝の生育が進む早い時計が出ることから、逆に開幕週はやや時計が掛かる外差しのコンディション。
そして、この影響をモロに受けて2015年から傾向は徐々に変化。その15年は外から脚を伸ばしたアズマシャトル&ベルーフの1・2着。続く16年もクランモンタナ&ベルーフの1・2着であり、上位期入選している馬名から馬場の状況が何となくイメージできます。
では、今年も近年の傾向通りに予想をすれば…と思いそうですが、先週の土曜日に行われたレースを見返しても全般的に早い時計の出る高速状態。
日曜日は台風の影響を受けて時計を要するコンディションでしたが、その馬場を引きずる可能性は低く、今週は先週の土曜日のような早い時計の馬場に戻る可能性が大。
果たして、近年の様に時計の掛かる差し優勢の馬場か?それとも、例外的に時計の早い高速馬場なのか?この辺りは初日の馬場状態をシッカリと見極めた上で判断したいです。
<狙い目は休み明けの馬!?>
近年の競馬は外厩施設が発達した影響から、休み明けの初戦からいきなり力を出し切る馬が増えている現状。そして、近年の小倉記念もゆったりと間隔を開けて挑む「休み明け」の馬が好成績を収めています。
実際に過去5年の前走からの間隔別データを見ると…
休み明けと呼ばれる中10週~25週は(1-5-0-9/15)と連対率で40%を超える優秀な成績。
この背景として「ここを狙い済まして参戦してきた馬」が順当に結果を残している影響あり、秋に向けて是が非でも賞金を加算したい陣営の「本気度」には気に掛けたい所です。
<GⅠ⇒GⅢ、ダウン戦の馬に要注意!>
過去5年の前走クラス別データを見ると…
1600万クラス&GⅢはほぼ五分五分の成績ですが、GⅠから参戦する馬はサンプル数こそ少ないものの優秀な成績。
ちなみに、今年は池江厩舎の2頭であるサトノクロニクル・ストロングタイタンの2頭がGⅠからのダウン戦となりますが、結果は如何に…。
【小倉記念2018予想考察】のまとめ
最後に現段階の注目馬をご紹介します。
サトノクロニクル
<推奨理由>
2走前&4走前の内容を見る限りザ・ダウン戦巧者。大幅の距離短縮は気になる材料だが、休み明け+頭数減+ダウン戦となれば大崩は考え辛い。
鞍上がわざわざ遠征してくる点からも、勝負気配が高く警戒は必要。