秋華賞2018のデータ 其の1
秋華賞2018のデータ其の1 M
コース分析
【秋華賞2018】過去のデータ分析
究極の我慢比べレース
2018秋華賞を予想する際に必要となる、過去に行われたレースからのデータを分析していきます。
有利な条件でレースが出来る脚質は先行馬か?差し馬か?有利な条件でレースが出来る枠順は内枠か?外枠か?
また前走どのレースに出走した馬が活躍しているかについても言及していきながら、秋華賞で好走している馬について見ていきましょう。
桜花賞、オークスで上位に入った馬が中心となり、トライアルレースであるローズステークス、紫苑ステークスを使ってくる馬が多いレースです。
ただ、今年はアーモンドアイやラッキーライラックがトライアルを使わず出走してくるので、より一層注目が集まります。そんな予想し甲斐のある秋華賞を攻略すべく、このレースで好走している馬はどのような馬なのか?
過去のデータから好走確率の高い馬を探っていきたいと思います。
秋華賞過去のデータ分析
持久力と末脚の力の双方が問われるレース
まず、最初に注目したのは脚質です。
以下は4コーナーでの順位別成績です。
4コーナーで2番手以内にいた馬の成績を見てみると…
競馬は先行した馬が有利という原則を考えると、
かなりの苦戦を強いられている事が分かります。
逆に4コーナーで10番手以下にいた馬の成績を見てみると…
秋華賞は京都芝2000m内回りコースなので、直線が短く、道中で脚をためてもそれを発揮できないことがわかります。
(京都芝コース 立体図)
先行力を持っている馬は通用せず、脚をためて末脚を爆発させる馬も通用しません。
中団くらいの位置につけて、そこからゴールまで
一定のスピードで駆け抜けるだけの持久力。
これが必要であることがデータからわかります。
出走馬が勝ちに来るGIレース、そして直線の短い内回りコース
この二つの要素が持久力を求められる、タフなレースを作り出しています。
タフなレースはスタミナをためられる内枠が有利
次に枠順別成績を見てみましょう。
1枠、2枠が好成績を収めているのに対して。外枠の馬が苦戦していることわかります。
秋華賞は、内回りコースをぐるりと一周するレースです。
当然、内を通った馬は距離ロスを抑えることが出来て、スタミナを温存できるのに対して、外を通った馬は距離ロスを被ることでスタミナを浪費して持っているパフォーマンスを出せなくなってしまいます。緩い流れになるレースであれば、これほどまでに内外の差は出ませんが、タフなレースになる秋華賞では内外の差が出やすくなります。
シンプルではありますが、“内枠が圧倒的に有利”という情報を取り込んでおきたいです。
ディープインパクト産駒は通用せず、気持ちの強さが必要
最後に種牡馬別成績を見てみましょう。
全体的に能力の高いディープインパクト産駒が1位とはなっていますが…複勝回収率は52%と、良い成績であるとは言えません。
先ほどからも話をしているように、“秋華賞は持久力が必要なレース”ですので、スピードや瞬発力を売りにしているディープインパクト産駒とは本質的に適性が合いません。
その代わりに…
ジャングルポケット、ハーツクライ、ハービンジャーとスタミナが売りの馬が活躍している点は見逃せません。
その中で特徴的なのは…
“スタミナがあっても揉まれ弱い種牡馬は苦戦している”という点です。
など、精神的な強さを持っていない馬は成績を残せておらず…“勝負根性のない馬は厳しい”という事も言えます。
以上が、2018秋華賞を攻略するための主たるデータです。
まとめ
秋華賞は京都芝2000m内回りというコースに加えて、出走している各馬が勝ちに来るGIレースなので…“持久力と気持ちの強さが問われるレース”
となっています。
そのため勝負根性と持久力のある馬が活躍をおさめ、スタミナロスの少ない内枠の馬も好成績を収めています。
能力だけでなく、条件を求められるレースです。