京成杯AH2018のデータ 其の5
京成杯AH2018のデータ其の5 M
コース分析
【京成杯オータムハンデ2018】
過去のデータ分析 機動力のある馬を狙え!
2018京成杯オータムハンデを予想する際に必要となる、過去に行われたレースからのデータを分析していきます。有利な条件でレースが出来る脚質は先行馬か?差し馬か?有利な条件でレースが出来る枠順は内枠か?外枠か?
また、前走どのレースに出走した馬が活躍しているかについても言及していきながら、京成杯オータムハンデで好走している馬について見ていきましょう。
開幕週を飾るレースであると同時に、コースの偏りがある中山芝マイル戦ということで…逃げも残れば、差しも決まるレースです。
掴みどころのない部分はありますが、京成杯オータムハンデでいい予想をすべく、しっかりとデータを取って、活躍する馬の傾向を見てみたいと思います。
今年の京成杯オータムハンデは…果たして、実力馬が勝つのか?大波乱となるのか?
京成杯オータムハンデを攻略すべく、このレースで好走している馬はどのような馬なのか?
過去のデータから好走確率の高い馬を探っていきたいと思います。
京成杯オータムハンデ過去10年のデータ分析
開幕週もなんのその!逃げ馬が潰れるレース
まず、最初に注目したのは京成杯オータムハンデの脚質です。
以下は過去10年の京成杯オータムハンデにおける4コーナーでの順位別成績です。
開幕週の中山競馬場でありながら、“逃げ・番手の馬が嘘のように不振”です。
中山競馬場の芝1600mは、かなり特殊なコース形態をしています。
この三角形のようなコース形態の影響で、逃げる馬はコーナーで減速を強いられます。
逃げ馬はスタートからの加速でそのまま突き抜けるからこそ有利なのであって、一度減速してしまうと、後ろから勢いをつけてくる馬の方が有利。
いくら開幕週で馬場が良くてもコース形態上の不利は変えようもなく、“逃げ・番手の馬は成績が悪い”という形になっています。
ただ、中山競馬場は直線が短いので、あまりにも後方からの競馬になると成績が悪くなってしまいます。
過去における4コーナーでの順位別成績について、もう少し掘り下げて見てみましょう。
と、2~8番手くらいでレースをした馬が好走率も回収率も優秀な成績を残しています。
逃げ、番手の馬は難しくとも、極端な後方からのレースも難しいという事を抑えておきたいです。
使い詰めよりもフレッシュな休み明けの馬
次にレース間隔別成績を見てみます。
夏競馬を使った中8週以内の馬が成績を残せていないのに対して、2ヶ月以上間隔を空けて出走してきた馬の成績が優秀です。
消耗の大きい夏場にレースを使って賞金を稼ぎたいという馬は、どうしてもレベルが一枚下がります。
夏場は休養に充てて、しっかりと秋シーズンを睨んでくる馬の方が力は一枚上であると単純に言う事も出来ますし、後方からの競馬でも十分に届くレースであるという点が使い詰めの利点を消してしまっている点も見逃せません。
京成杯オータムハンデにおける前走クラス別の成績を見てみると…
前走で重賞を走っていた馬の成績が圧倒的に上です。
逆にオープン特別から出走してきた馬は軒並み凡走しており、適性面よりも能力面が重視されるレースであると言うことが言えます。
能力重視とはいえスピードが必要不可欠!
次に馬体重別成績を見てみましょう。
480kg以上の大型馬が苦しんでいるのに対して、459kg以下の軽量馬が好成績を収めています。
トリッキーで逃げ・先行馬が残りづらいコースですが、“開幕週なのでスピードは必要不可欠” です。
特に軽量馬は小回りが利く馬、機動力がある馬が多いので、三角形のような中山芝マイルコースを上手く立ち回れます。
逆に大型馬になればなるほど、小回りが利かなくなってしまうので…上記のような成績分布が出ていると言えます。
最後に年齢別成績を見てみると…
と、年齢が若い方が成績が良い事が分かります。
京成杯オータムハンデに限らず、競馬というゲームの特徴として…
スピード勝負になるレースは若い馬が強く
タフさを求められるレースはベテランが強い
という傾向がありますが、京成杯オータムハンデでもその傾向に合致しています。
まだ、消耗しきっていない若い馬には注目が必要です。
以上が2018京成杯オータムハンデを攻略するための主たるデータです。
まとめ
京成杯オータムハンデは、特殊なコース形態である中山芝1600mという舞台でのレース。
逃げ馬にとっては苦しい舞台になります。
また、この特殊コースに対応出来る馬体重の軽い馬やスピード能力の高い若い馬も活躍している点は見逃せず、機動力のある馬に注目して馬券を買いたいです。