京都大賞典2018のデータ 其の0 ( 特別編 )
京都大賞典2018のデータ其の0 M
コース分析 ( 特別編 2017年版 )
【2017京都大賞典】過去のデータ分析
ディープ産駒不振の理由は?
2017京都大賞典を予想する際に必要となる、過去に行われたレースからのデータを分析をしていきます。有利な条件でレースが出来る脚質は先行馬か?差し馬か?有利な条件でレースが出来る枠順は内枠か?外枠か?
また前走どのレースに出走した馬が活躍しているかについても言及していきながら、京都大賞典で好走している馬について見ていきましょう。
今週から京都開催となります。そして、京都開催開幕週を飾る重賞は京都大賞典です。ここのところレースのレベルが下がってきたかなという印象を持っていましたが昨年はキタサンブラック、そして一昨年はラブリーデイが完勝したことで、再びレースの格が戻ってきました。
今年は確固たる中心馬はいないものの悲願の3勝目を狙うサウンズオブアースや、スマートレイアー、ミッキーロケットが出走を予定しているレースですが…京都大賞典で好走している馬はどのような馬なのか?
過去のデータから好走確率の高い馬を探っていきたいと思います。
スタミナとパワーが必要なレース、キンカメ・ジャンポケ産駒に注意
まず、最初に注目したのは種牡馬別の成績です。
上記は、京都大賞典に出走した種牡馬別の成績ですが…スタミナが豊富なキングカメハメハ産駒と、スタミナ・パワーを備えたジャングルポケット産駒が好成績を誇っています。
ディープインパクト産駒は率こそボチボチの成績を残していますが、単複の回収率で見てみるとお世辞にも成績が良いとは言えず…サンデー系の主流種牡馬であるハーツクライやステイゴールドもランキングされていません。
ダンスインザダーク、ネオユニヴァース、マーベラスサンデー、ブラックタイドなど、サンデー系の中ではスピード能力に欠ける馬が上位に入っており、その他にもエリシオやグラスワンダーなどパワーよりの馬が上位にランクイン。
開幕週の馬場で行われるレースでスピード決着になりそうな印象がありますが、京都大賞典の毎年の結果を見るとパワーのある馬が上位に入っている事が分かります。
京都大賞典の名前に負けない重厚なレースが行われているので、パワーそしてスタミナを備えた馬をチョイスしたいです。
距離短縮ローテが優勢のスタミナ勝負
次に前走の距離別成績を見てみましょう。
同距離の臨戦は数が少なくなっており、距離延長ローテと距離短縮ローテに2分されている形ですが、前走から距離短縮でレースに臨んだ馬が好成績を残しています。
先ほどの種牡馬別成績のところでも触れましたが
京都大賞典はスピード勝負にはならず、スタミナやパワーといったタフさが重要なレース。
前走で長い距離を経験している馬の方が、タフな条件をこなしやすいので、好成績に繋がっている事が分かります。
もう少し深掘りして、前走でのレース名別の成績を見てみましょう。
1位は距離延長ローテとなる宝塚記念ですが、宝塚記念を経由して出走してきた馬については、単純に絶対能力が高く、好走率が高いだけであると言えます。
(その根拠として単複回収率の数字が低い)
注目すべきは天皇賞春、阪神大賞典から出走してきた馬の成績が良いという点。
阪神大賞典は3月に行われるレースで、
天皇賞春は4月末頃行われるレースです。
かなり間隔が空いての出走となるので、通常であれば分が悪いはずですが、しっかりと結果を残している事が分かります。
通常、長期休み明けで出走してくる馬はスピードへの対応が難しいのですが、京都大賞典はスピード勝負にならないので…久々に出走してきた馬でも十分に勝負になっている事が分かります。
開幕週だが逃げは不振、どんな脚質でも勝負できる舞台
最後に脚質について、4コーナーでの順位別の成績を見てみます。
開幕週でありながら、逃げ馬が全く活躍できていないことが分かります。
回収率の面から数字を見てみると…
逃げ以外の脚質であれば、どの脚質でも通用することが分かります。
「 京都大賞典は、京都の開幕週で行われる重賞 」
という概念は捨て去った方が予想がしやすいレースだと言えます。
以上が2017京都大賞典を攻略するための主たるデータです。
枠順に関しても内枠が優勢ではあるものの、全体としてまんべんなく走っており、コースを1周回る開幕週のレースにしてはフラットな条件で行われるレースになっています。
京都大賞典は枠順などの条件ではなく、馬場などの適性で勝負するといいです。