神戸新聞杯2018のデータ 其の6
神戸新聞杯2018のデータ其の6 K
神戸新聞杯2018の予想
菊花賞の前哨戦になる1戦ですが…今年の出走馬は10頭のみ。やや物足りなさがある神戸新聞杯になりました。前日段階の1番人気はエポカドーロとワグネリアンが、単勝2倍台で人気を分けています。
ダービー上位馬がそのまま上位人気という形です。
それでは最終見解の方に行きたいと思います。
3連休の初日はあいにくの雨からスタート。土曜日の午後になり、晴れ間も出て来ました。この様子で行けば、日曜日の阪神は良馬場が濃厚。
さて、のちの名馬を排出する出世レースである神戸新聞杯。10頭立てと少頭数になったのが非常に残念です…。
今年の場合は夏の上がり馬もおらず、ダービーから直行組かラジオNIKKEI賞を勝ったメイショウテッコン。もしくは、ダートからこっちを視野に入れて来たビッグスモーキー。かなりシュールなメンバーの1戦になってしまいました。
盛り上がりに欠けるメンバーだなぁと正直思う。
まずは人気所の分析から。
ダービー馬のワグネリアン。
福永Jが落馬負傷の為、代打は藤岡康太。皐月賞を叩いて臨んだダービーは、見事な差し切り勝ちだった。今回もここを叩いて菊花賞でキッチリ仕上げて来るパターンだと思う。割引きは必要だと思うが、CWでも坂路でも好時計を出している。このメンツ相手だと割り引いた所でこの馬を脅かせる馬が存在しない…。タイプ的にも阪神外回りは合うし、取りこぼしは考えにくい。
エポカドーロは皐月賞が展開に恵まれた面があったと思うが、それにしても皐月賞、ダービーと強い競馬でした。ここ3戦の内容を考えれば、同世代上位の力を持っている。こちらも叩き仕上げである事は間違いないが、この頭数なら競馬が楽だろうし、ダービーであの競馬ですから。そう簡単に垂れない所がこの馬の強み。展開も楽そうなメンバーなだけに、初めての阪神でも大崩れは考えにくい。
この2頭が崩れないとなった時点で馬券妙味が無いレースです…まあ、しょうがない所ですが。
逆に春と比べてどれくらい成長しているのか見ものです。
菊花賞の頃には力関係が変わっているかもしれないし。
友道厩舎2頭出しの1頭エタリオウは、既にこのコースで好走済み。スタミナに関しては、このメンバーでもトップクラスの馬だと思う。ダービーで人気が無さ過ぎただけで、4着という結果は無難な所。3番人気ですが、2強に割って入るファーストチョイスはこの馬になります。
それ以外の馬が微妙過ぎる…。
ダート路線から来た2頭はビッグスモーキーこそ芝で好走歴があるが、スプリングSで10着と惨敗。あの結果じゃあ、同世代芝の一級戦が出て来たらまあ厳しいだろう。ハーベストムーンの芝挑戦は血統的にわからなくもない。芝に挑戦したくなる気持ちはわかる血統です。
とはいえ、いきなりここはハードルが高すぎる。
この2頭はさすがに厳しいだろう。
有力馬が3頭いて、残念馬が2頭いるとなると残るは5頭のみ…
ゴーフォザサミット
ステイフーリッシュ
タイムフライヤー
メイショウテッコン
アドマイヤアルバ
この5頭だけ。
この内、ダービー不出走馬はメイショウテッコンのみ。他の4頭はダービーで負けた馬しかいません。夏競馬で強い所を見せてくれていれば一考でしたが、夏に使った馬はゴーフォザサミットのみ。札幌記念で古馬相手に7着で、休養明けと考えれば上々だと思うが、ダービー上位馬を逆転できるだけの力は疑問です。
タイムフライヤーは早熟だった可能性は否めない。成長力という点で外の有力馬ほど魅力的な馬ではないし、ここでもダメならまあ菊花賞でも厳しいだろう。唯一、阪神の外回りという点がプラスになるかもしれないが、それでも信頼できるだけの力はないと思う。ここで復活すれば、今後面白い1頭になりそうです。若駒の時にグレイルと勝ち負けした馬なだけに。ちょっとこの世代上位とは今現在は差が開いたと思うので、古馬とやってどのくらいやれるか?見てみたい所。
後はメイショウテッコン、ステイフーリッシュ、アドマイヤアルバ。
メイショウテッコンは平坦コースの方が良さそうで、他の2頭に関してもややチャンスがあるかも?程度にしか思えない。
という事で出走馬を分析してみましたが、頭数が少なすぎて捻りようがないんです。
これ、どうしようもないでしょ…
菊花賞に向けて春の実績馬がどれだけ成長しているか見る1戦ですわコレ…。
その中で最も成長力を感じ、魅力的な1頭を紹介します。
注目馬はこちら⇒ワグネリアン