オールカマー2018のデータ 其の0 ( 特別編 )
オールカマー2018のデータ其の0 M 特別編
コース分析 ( 2017年版 )
【2017オールカマー予想】
過去のデータ分析
圧倒的先行馬有利の理由とは?
2017オールカマーを予想する際に必要となる、過去に行われたレースからのデータを分析をしていきます。有利な条件でレースが出来る脚質は先行馬か?差し馬か?有利な条件でレースが出来る枠順は内枠か?外枠か?
また前走宝塚記念に出走した馬の成績についても言及していきながら、オールカマーで好走している馬について見ていきましょう。
末脚を発揮しづらい先行馬有利の舞台
まずはオールカマーの脚質別成績を見てみます。
最初に4コーナーでの順位別成績を見て頂きましょう。
先行している馬が複勝率40%近くのハイアベレージを誇っているの対して、4コーナーで7番手以下でレースを進めた馬の複勝率は15%。
10番手以下の馬に限っては複勝率0%と、露骨に先行有利の傾向を見せています。
中山芝2200mは直線の急坂を2度も登るタフなコース。レースではスピードよりもパワーが重要視される傾向にあり、直線で鋭い瞬発力を見せる事が出来ないレースである事が分かります。
ちなみにオールカマーに出走した馬の前走での4コーナー順位別成績を見てみると…
と前走で先行した馬はそれほど良い成績を残せていません。一般的には過去のレースで先行策を取っている馬の方が、前のポジションを取りやすい訳ですが…後方のポジションにいた馬が前のポジションを取れる要因はいくつかあります。
一つは、前走で速いペースでレースが流れるGI(宝塚記念等)に出走した馬
上の表は前走のレース別成績ですが、GIである宝塚記念や天皇賞春からオールカマーに出走している馬は、良い成績を残している事が分かります。
もう一つは、2000m以下の速いペースを経験してオールカマーに臨む馬
上では前走の出走距離別の成績ですが、距離延長で臨んだ馬が好成績を残している事が分かります。
短い距離で速いペースを経験した馬は、前のポジションを取りやすくなるということを立証しています。
惨敗からでも巻き返しの出来るレース
次に前走着順別成績を見てみましょう。
前走で1,2着に入った馬よりも、6~9着に敗れた馬の方が好成績となっています。
タフな条件でのG2別定戦なので、条件戦を勝ち上がってきた馬が活躍しづらいという点と、前走GIを使ってきた馬が多いので、GIであれば惨敗からでも巻き返しが可能であるという事を示しています。
逆に前走で好走をして疲労を残した状態でレースに臨むと、オールカマーの舞台である中山芝2200mに耐えられない可能性があるという事も要因として挙げられます。
以上が2017オールカマーを攻略するための主たるデータです。
今年は若干メンバーレベルが低くなりそうですが…例年、天皇賞秋やジャパンカップよりも有馬記念と相性が良いレースなだけに、オールカマーで好走した馬は有馬記念で注目したいです。