セントウルS2018のデータ 其の4
セントウルS2018のデータ其の4 K
セントウルステークス2018予想
一週前追い切り、調教についても書いて行きます。スプリンターズSの優先出走権が掛かる重要なレース。サマースプリントシリーズ最終戦でありながら、秋のG1に向けて有力馬にとっても大事な1戦となります。秋競馬の序盤戦がいよいよ!という感じです。
それでは、有力馬を中心に分析してみたいと思います。
ファインニードル
昨年のこのレースの覇者であり、舞台適正に関しても問題なし。昨年は賞金加算の為に、このレースを全力で仕上げる必要があったが、今年の場合は大目標がスプリンターズS。海外帰り初戦になる今回は、余力残しの仕上げと考えて良い。
それが追い切りにも表れており、全体は51秒と速いがラスト1ハロン13秒と、そこまで目立つ時計ではない。ビッシリ追ったのも一週前のみであり、今回58キロを背負うし、他馬にも十分チャンスがある1戦だと思える。
ラブカンプー
アイビスSD2着、北九州記念3着と今年のサマースプリントシリーズで、今回の結果によって優勝を狙える立場にある馬。3歳馬という事で当然ながら軽斤量の恩恵もあるが、スプリント路線に古馬で圧倒的な存在がいないのも事実。
3歳のオープンで2着止まりの馬が、古馬相手のG3でいきなり通用してますから…。この馬、勝ち鞍と言えば同世代500万のかささぎ賞です。同世代の重賞では下位人気の上、惨敗しているんです。そんな馬が古馬相手のG3で上位人気ですから。オッサン馬たち頑張れ!という気持ちです。
今年に入って既に7戦しているように、ローテは完全に使い詰め状態。それを表すかのように、一週前は負荷をかけずプール調整。この時点で上がり目は乏しいと思うし、むしろデキ落ちすら感じる。そして平坦コースではそこそこ好走しているが、阪神では未勝利戦の2着が最高成績。未勝利2着ですよ?他は全て平坦コースでの好走。
使い詰め+阪神という事で、今回は凡走してもおかしくない。
ダイアナヘイロー
ここ3戦の凡走で今回が試金石になりそうな馬です。今回までは上位人気を争うと思うが、ここで凡走するようだと、次戦以降人気になるとは思えない。福島厩舎が解散後、転厩した馬なので大根田厩舎としても、手探り状態なのは仕方がない所だと思う。さすがにそろそろ結果が欲しい所だと思うが…
阪急杯を見ての通り阪神コースは合う。開幕週阪神も阪急杯と同じ条件。あれだけ楽な競馬が出来るかは微妙な所ですが、斤量含め条件は悪く無い。
ただ、レース間隔を考慮しても一週前追い切りが軽すぎる…CWの3ハロン59秒7、1ハロン13秒1。
これを見た限りでは、前走維持と考えて良いと思う。まだまだ手探り状態なんだな、という感じです。
アサクサゲンキ
ファルコンSの後は毎度毎度の事ですが、過剰人気していると思う。確かにCBC賞では一瞬アッと思うような4着でしたが、あくまでも4着です。結果的にはアレスバローズに2戦連続敗退という結果ですから。それにしては今回も人気の一角を担うであろう馬。
一週前追い切りでは馬なりで全く時計を出さず。
レース間隔を考慮してのものでしょう。これでいて阪神で好走歴があれば一考ですが、そういう馬でもなく、この人気で買うほどの馬ではないと思う。
レジーナフォルテ
そもそもこの馬が上位人気の時点で疑問。夏場は得意な馬で追い切りを見ても状態は良さそうですが、阪神の重賞でこのコンビを買えます???
鞍上杉原ですよ?
それでもレジーナフォルテが抜けて強かったり、
阪神がめっぽう得意な馬なら考えます。そもそも関西圏のレースが過去に2戦しかなく、どちらも馬券外という馬。アイビスSDでダメならここは絶対に無理じゃないですか?
競馬に絶対はないけど、とてもじゃないけど今回は買えないでしょ…
という事で上位人気に支持されるであろう馬を中心に書いてみました。
ファインニードルの今年最大の目標はスプリンターズS。そこに向けて初戦を迎えます。力通りで行けば勝って当然の1戦ですが、58キロを背負い7~8割程度の仕上げなら他馬にも逆転の目がある。
ただ、その候補が非常に少ない1戦だと思います…
2番人気濃厚なラブカンプーの勝ち鞍は6戦前の500万クラス。ただでさえ勝ち切れないこの馬がファインニードルを逆転できるのか?そう簡単じゃないかもです。
それならば展開嵌って一発ありそうな古馬が魅力的。
候補馬を1頭紹介します。
注目馬はこちら⇒ラインスピリット