セントウルS2018のデータ 其の0 ( 特別編 )
セントウルS2018のデータ其の0 M
コース分析 ( 特別編 2017年版データ )
【2017セントウルステークス】
過去のデータ分析|開幕週で先行有利?
2017セントウルステークスを予想する際に必要となる、過去に行われたレースからのデータを分析をしていきます。有利な条件でレースが出来る脚質は先行馬か?差し馬か?有利な条件でレースが出来る枠順は内枠か?外枠か?
セントウルステークスで好走している馬について見ていきましょう。
サマースプリントシリーズ最終戦となるセントウルステークスですが、レースの様相はサマーチャンピオンを狙う馬よりも、スプリンターズステークスを視野に入れた馬達の戦いになっています。
久々の競馬となるビッグアーサーやダンスディレクターがどんな競馬を見せるのか?
注目が集まる1戦ですが、阪神競馬場の開幕週と迎えるセントウルステークスではどのようなタイプの馬が活躍しているのか?
これらを調べるために、過去のデータから好走確率の高い馬を探っていき、馬券的中のヒントを掴んでいきたいと思います。
開幕週は伊達ではない、先行馬が圧倒的に有利なレース
最初に取り上げたいのは脚質別の成績です。
過去10年の4コーナーでの順位別のデータを見てみると…
セントウルステークスで逃げた馬の複勝回収率は228%。4コーナーを5番手以内で通過した馬の複勝回収率は161%と、前に行った馬が圧倒的に有利である事が分かります。
逆に4コーナーを7番手以下で通過した馬の複勝回収率は28%。前に行かないと競馬に参加出来ないレースである事が分かります。
逃げ・先行馬が強い事は分かりましたが、どの馬が逃げるのかが分かれば苦労はしません。
そこで前走の4コーナーでの順位別成績を見てみたいと思います。
前走での脚質を見てみると前走逃げた馬は成績が悪く、前走で中団以下につけて競馬をした馬が強い事が分かります。
セントウルステークスが先行有利であることは開幕週である事からも明らかです。
ですので、逃げ馬に対して簡単に逃がしてくれません。逃げ馬が有利と分かっている中で、先手を取れるだけの何かを持っていない馬は、セントウルステークスで好走できません。
その何かを掘り下げていきましょう。
斤量が軽く、スピード能力の高い3歳馬が圧倒的に有利
セントウルステークスにおける過去10年の年齢別成績を見てみたいと思います。
3歳馬が複勝率50%と圧倒的な成績を残している事が分かります。
3歳馬が強い理由は2つあります。
一つ目は、斤量が軽いという点。
この時期の3歳馬は負担重量が古馬と比較すると軽くなるので、スピード能力を発揮しやすくなる条件を与えられます。
当然、重い斤量を背負っている馬と比べて、前のポジションも取りやすくなるので、ポジション取りのまま好成績に結びついている事が分かります。斤量の軽さは前のポジションを取れるポイントです。
二つ目は、若い馬の方がスピード能力が高いという点
セントウルステークスでの年齢別成績を見てみると…5歳までは活躍していますが、6歳以降はパッタリと走らなくなっています。
競走馬は若ければ若いほど、高いスピード能力を保持しており、年齢を重ねるとスタミナやパワーよりもスピードが最初に衰えてきます。
若さ、フレッシュさは前のポジションを取れるポイントです。
距離延長ローテーションが優勢
最後に前走どのレースに出走したのか?
レース名別のデータを見てみましょう。
勝ち馬や馬券に絡んだ馬の数としては北九州記念が多くなっていますが、前走でアイビスサマーダッシュを走った馬の成績が良いことが分かります。
アイビスサマーダッシュは新潟直線1000mのレースなので、テンのスピードは1200mのレースよりも速くなります。
その速いペースを経験して臨む馬は…当然、速いペースへの対応力が他の馬よりも上となるので、激しい流れになっても先行出来る可能性が高くなります。
前走で速いペースを経験している距離延長ローテは、前のポジションを取れるポイントです。
以上が2017セントウルステークスを攻略するための主たるデータです。
とにもかくにもレースで先行するという事が好走するための絶対条件となるので、先行出来る馬をどれだけしっかりとピックアップできるかがポイントなります。
ここでお話しをした過去のデータを活かして、馬券を的中できるよう役立てて頂ければ幸いです。