キーンランドC2018のデータ 其の10
キーンランドC2018のデータ其の10 R
【キーンランドカップ2018】予想考察
オッズと出走馬分析
札幌競馬場・芝1200mで行われるキーンランドカップですが、今の低レベルなスプリント路線を象徴する大混戦ムード。人気の中心はモレイラ騎手を手配して必勝ムードのナックビーナスですが、近走はGⅠでコンスタントな成績を残すレッツゴードンキも侮れない存在。他にはルメール騎手×藤沢厩舎とお馴染みのコンビのムーンクエイクを含め、デムーロ騎手×堀厩舎のキャンベルジュニアや北村友一騎手×安田厩舎のダノンスマッシュなどが上位人気と予想。
拮抗したメンバーだけに「枠・馬場・展開」でコロッと着順が変わりそうな状況ですが、果たして、この混戦を制覇して秋のスプリンターSに名乗りを挙げるのはどの馬か!?それでは2年連続の大的中を目指して、各馬を分析してい行きましょう。
【キーンランドカップ2018】予想考察
独自の予想オッズは下記の通りです。
1 ナックビーナス 3.5倍
2 レッツゴードンキ 4.6倍
3 ダノンスマッシュ 5.8倍
4 ムーンクエイク 6.2倍
5 キャンベルジュニア 8.9倍
以下、ヒルノデイバロー・デアレガーロ・トラヴェスラーナなど…。
1番人気はモレイラ騎手で必勝態勢のナックビーナス。近走は高松宮記念や函館スプリントSで堅実な走りを披露。昨年は逃げて3着と舞台の適性も証明済みであり、今回は大幅に鞍上を強化して悲願の重賞制覇となるか!?
2番人気はGⅠで善戦を見せるレッツゴードンキ。実績面を考えるとメンバー最上位だが、今回はヴィクトリアマイルからの休み明けの懸念で人気は譲るはず。果たして、初戦から貫禄を見せつける競馬が出来るのか!?
3番人気は3歳のダノンスマッシュ。前走は初のスプリント戦で鮮やかな勝利を納めたが、決して展開やメンバーに恵まれたモノではなく適性の高さを証明した結果。今回は格上挑戦となるGⅢ戦も停滞したこのメンバーならチャンスはあり…!?
後は京王杯SCを制覇して挑むムーンクエイクを含め、安田記念の惨敗から巻き返しを狙うキャンベルジュニアが続く。
出走馬分析
キャンベルジュニア
前走の安田記念は11着の惨敗しているが、2・3走前に連続で激走したストレスと疲労がある状態で参考外。今回はフレッシュな状態の休み明けでGⅠからGⅢのダウン戦は歓迎だが、近走の内容を見る限り「高速馬場の1400m」がベスト条件である印象。
つまり、初の距離短縮でタフな時計の掛かる洋芝でパフォーマンス落とす可能性は十分にある。
能力:☆☆☆
適性:☆☆
臨戦:☆☆☆
期待値:D
キングハート
地味な血統だがオレハマッテルゼ産駒のC系であり、内枠・叩き2戦目・相手アップなどでパフォーマンスを上げる馬。そして、前走の函館スプリントステークスは持ち味を活かせない外枠を含め、-20キロで状態面に疑問が残る状況を考えると0秒5差の11着はまずまずの内容。
今回は馬体を戻し内枠で集中するレースが出来れば大穴で2・3着に来るチャンスは十分にある。
能力:☆☆
適性:☆☆☆
臨戦:☆☆☆
期待値:D
ダノンスマッシュ
元々はアーリントンCやNHKマイルCで善戦する力のある高いポテンシャルの持ち主。
そして、前走の函館日刊スポーツ杯で初のスプリント戦を完勝したが、メンバーを見ても骨っぽい準オープンの顔ぶれが出揃う1戦であり、その中でアッサリと後続を寄せ付けず勝利した点から高い適性があると考えてOK。
今回は相手アップとなるGⅢ戦だが、停滞している馬が大半の状況。高鮮度で勢いのあるコノ馬が一気に突き抜ける可能性は十分にある。
能力:☆☆☆
適性:☆☆☆☆
臨戦:☆☆☆☆
期待値:B
デアレガーロ
前走のUHB賞は1番人気を裏切る4着だが、4角で外にフラれる不利が最後まで響き差し損なう結果とノーカウントでOK。
元々は高いポテンシャルの持ち主であり、2走前のTVh杯で見せた豪快なレース内容を含め噛み合えば爆発力を備えた馬。
今回は1番人気で敗れた後でストレス疲労が全くない状況であり、期待値も高く巻き返しを期待するにはベストのタイミング。鞍上の横山典騎手もコノ手のタイプには合いそうで内枠を引けば一発の可能性も…。
能力:☆☆☆
適性:☆☆☆
臨戦:☆☆☆☆
期待値:B
ナックビーナス
近走はGⅢ⇒GⅠ⇒GⅢと3戦続けて重賞で馬券圏内を確保。
特に最近はストレス疲労が出る危険なタイミングでの好走が目立ち、5歳ながらメキメキと成長しているイメージでまさに今が充実期。
ただ、そろそろガタっと崩れそうな嫌な予感が脳裏をよぎるが、今回は函館スプリントSを1番人気で3着に敗れた後の走れるタイミング。鞍上もモレイラ騎手に強化して必勝態勢と無難にまとめて来そう。
能力:☆☆☆☆
適性:☆☆☆
臨戦:☆☆☆
期待値:C
ヒルノデイバロー
2走前の阪急杯は◎で狙うも、全く見せ場のない17着。その点が気になり前回の函館スプリントSでは評価を落としたが、見事に追い込んで手の平を返すように鮮やかな2着。
これまでの成績から非常にムラのある安定感に欠けるタイプだが、上手く噛み合えばこのメンバーなら十分に通用する力はある馬。
それでも今回は馬体をシッカリと減らして激走した後の厳しいタイミングであり、前回よりはパフォーマンスを下げる可能性が非常に高い。内目の枠に入り揉まれる競馬になればボロボロに負ける気も…。
能力:☆☆
適性:☆☆
臨戦:☆☆
期待値:E
ムーンクエイク
今回は京王杯スプリングカップからの休み明けだが、基本的に兄弟を見てもL系の馬であり間隔が空く点は歓迎材料。
そして、近走の充実した内容からポテンシャルの証明も十分であり、馬のキャラを考えれば狙うべきタイミングだが、ゆったりとスムーズに伸び伸びした競馬を好むだけに「距離短縮」と「小回りコース」この2つは減点材料。
外目の枠を引いてスムーズなレースが出来ればそれらの点を補える可能性もあるが、内枠を引いて揉まれる窮屈な競馬になると不安は大きい。
能力:☆☆☆
適性:☆☆
臨戦:☆☆☆
期待値:D
2015年の桜花賞を制覇した馬だが、6歳になる今も未だに大きな衰えもなく堅実な走りを披露。実際に今年の春はGⅠに3回出走して5着⇒2着⇒6着と強いレース内容。
特に3戦目のヴィクトリアマイルは2走続けて激走した後の厳しいローテであり、惨敗しても驚けない局面であることを考えると非常に中身の濃い6着。
つまり、ポテンシャルに関しては今回のメンバーの中では上位のレベル。後は休み明けから能力を発揮できるか…。力さえ出せば馬券圏内は外さないだろう。
能力:☆☆☆☆
適性:☆☆☆
臨戦:☆☆☆
期待値:C
【キーンランドカップ2018予想考察】のまとめ
最後にオススメの穴馬をご紹介します。
デアレガーロ
<推奨理由>
前回は4角でスプリント戦では致命的なロスがあり参考外。ポテンシャルに関しては高いモノを秘めた馬であり、MAXの力を出せば今回のメンバーでも見劣りすることはないはず。内目の枠を引いて鞍上が本気を出せば大駆けのチャンスは十分にあるだろう。