キーンランドC2018のデータ 其の8
キーンランドC2018のデータ其の8 K
キーンランドカップ2018の予想
追い切り、調教についてのまとめ記事になります。札幌での1戦なので予想ファクターでも重視したい追い切り。予想オッズの段階ではナックビーナスが1番人気濃厚です。3度目のこのレースは鞍上にモレイラを招聘と勝負度合いが高そうです。
それでは有力馬中心に追い切りについてまとめたいと思います。
ナックビーナス
ローテーションに関しては昨年よりも良い。昨年の場合は高松宮記念→キーンランドC。今年は1戦挟んでからの1戦であり、レース間隔的には理想通り。さらに鞍上はモレイラ。北海道ではモレイラが騎乗し過剰人気する馬も多々いますが、この馬の場合は別。そもそもタフな馬場が得意な馬であり、洋芝適正も高い。重賞では善戦しながらも意外ですが未勝利という馬。昨年とローテーションを変更して来た点を踏まえても、鞍上がモレイラという点でも今年が勝負でしょう。牝馬で5歳ですし。
追い切り面に関しては一週前に注目しました。
最終は馬なりで軽めの調整。
一週前は↓
8月15日函館W稍重 一杯
65.9-51.9-38.2-12.5[8]
コース取りを考えても好時計です。外枠の方が理想の馬ですが近走は内目の枠でも悪く無い。後は新興勢力との相手関係のみだろう。
既に陣営も明言しています。目標は昨年2着だったスプリンターズS。スプリンターズSから逆算し、このレース選択。昨年は調整整わずヴィクトリアマイルから直でスプリンターズS2着。それなら陣営としても「順調に使えていれば勝てたかも…」と思うのは当然の事。サマースプリントに関しては全く興味ないでしょう。6歳牝馬なので、引退のタイミングも考えている事でしょう。純粋な叩きの1戦だと割り切っているだろうし、まずはここを使って、という感じだと思う。この時点で重視しづらい感じではありますが…少なからず力はある馬なので扱いが難しい所。
そこで注目したのが追い切り。少なからずヴィクトリアマイル以来の1戦ですから…。
一週前に関しては函館芝での追い切りを消化。岩田を背に強めに追って好時計をマーク。最終も馬なりで悪く無い時計ですが、8月8日の時計が良いです。
8月8日函館W良 強め
68.9-53.6-38.4-12.5[7]
3か月半の休養明けに関わらず、好時計を出して来た。自己ベストとまでは行かないが状態が思っていたよりも悪く無い。なので馬券の扱いが難しい所ですが、メイチを考えれば相当低い1戦です。
その分は割り引いて考えようと思います。
ムーンクエイク
2走前さえ度外視すれば、近走最も充実している馬です。初洋芝、初1200mと課題の多い1戦ですが、鞍上はルメールで藤沢厩舎の馬。この手のタイプがいきなり勝ってもおかしくないレースだと思う。鉄砲実績もあるし、休み明けを苦にするタイプの馬では無い。一週前の時点で人気が無ければ狙ってみたい1頭でしたが、週末に入り3番人気濃厚ですか。少なからず上位人気2頭に関しては洋芝適正もあるのに。
そこで追い切り面に注目してみましたが…この厩舎らしく、全て馬なり調整で特別目立って良い時計を出してはいないんです。ただし、この厩舎の場合は追い切での判断が難しい。このパターン&ルメールでアッサリ勝つこともあるし、惨敗というケースも何度も見てます。
たぶんギリギリまで扱いに悩む馬だと思うので…。
ダノンスマッシュ
ここでようやく3歳馬が出て来ました。そもそもスプリンターとして能力が高いと思っていた馬。ようやく前走でスプリント戦を使って来ましたが…結果としてはやっぱりな、という感想。いきなりの古馬1600万クラスを相手にも2着馬に1馬身以上の差をつけて勝利。血統&厩舎を考えてもスプリント路線が正解だと思う。今回は格上挑戦になります。
そこで追い切りに関しては最終に注目。
66.3-51.4-37.6-12.4[8]
稍重の馬なりと考えれば上出来でしょう。洋芝適正に関しては前走の通り問題なく、脚質的にもこの手のタイプは札幌も合うでしょう。先物買いで行くなら重視しても良い馬だと思います。
キャンベルジュニア
安田記念惨敗後、立て直しの1戦。この馬の最大の買い時は2,3走前だったと思います…。今回はそこそこの人気になりそうです。
う~ん…超買いづらい馬だと思っています。
この馬をこの条件で買うのか?1600、1400ならまだしも1200ですよ?
年齢的にもペースに対応出来るとは思えず、もう少しゆったり走れる距離の方が良いと思う。堀厩舎の馬をこう言うのもなんですが…
まあまあ、とりあえず追い切りを確認しましょう!早めに函館入り。注目は一週前。
8月16日函館W重 ゴール前仕掛ける
67.4-52.5-38.4-12.7[7]
縦の比較はできないが横の比較では悪く無い。
とは言え…6歳牡馬で初の1200m。
それでこの人気。タイプ的にもこの条件がバッチリとは思えない。結果、超買いづらい馬という結論…。
ヒルノデイバロー
近走成績が示している通り、嵌れば一発あるタイプの馬。昨年のスワンSで2着だった馬がこの人気です。さらに函館SSで10番人気ながら2着という結果。だったらもっと人気上位でもおかしく無いハズ。走り時が分かりずらい馬なのでこの人気です。本当にいきなり走るタイプなので、穴でも人気でも抑えないといけないというメンへラ馬。
そこで追い切りに注目してみましたが、前走よりは良いかな?という程度。
8月22日函館W不良 一杯
56.1-40.7-12.7[8]
ビッシリ追ってこれだと特に良いとは思えない。
まあ不良馬場を考慮しても…です。嵌ったら強い競馬をする馬なので、これも最後まで馬券の扱いを考えます。
という事で追い切りについてまとめてみました。
レッツゴードンキが明らかに叩きの1戦だと思いますが、動き自体は悪く無い。
ナックビーナスに関してはここを目標という調整で間違いないと思います。
穴目の馬でも追い切りが良いと思える馬がいますが…。
それでは追い切り面から最も注目している1頭を紹介します。
注目馬はこちら⇒ダノンスマッシュ