レパードS2018のデータ 其の3
レパードS2018のデータ其の3 M
コース分析
【レパードステークス2018】
過去のデータ分析|究極のスピード勝負!!
2018レパードステークスを予想する際に必要となる、過去に行われたレースからのデータを分析していきます。有利な条件でレースが出来る脚質は先行馬か?差し馬か?有利な条件でレースが出来る枠順は内枠か?外枠か?また前走どのレースに出走した馬が活躍しているかについても言及していきながら、レパードステークスで好走している馬について話をしていきます。
レパードステークスは新潟競馬場で行われる数少ないダート重賞なので、どんな馬が好成績を収めているのか検討がつかず “単純な能力勝負” で予想をしてしまいがちです。
ただ、それだけの材料だと期待値の低い普通の予想しか出来ないので…しっかりとデータを取って、活躍する馬の傾向を見てみたいと思います。
今年のレパードステークスは果たして、実力馬が勝つのか?大波乱となるのか?
レパードステークスを攻略すべく、このレースで好走している馬はどのような馬なのか?
過去のデータから好走確率の高い馬を探っていきたいと思います。
レパードステークス過去のデータ分析
先行馬の有利は動かず!新潟競馬場でも差しは届かず
まず、最初に注目したの脚質です。
以下は過去における4コーナーでの順位別成績です。
データをパッと見ただけで分かるとおり、“逃げ・先行馬が圧倒的に有利です”
「新潟競馬場は直線が長く差しが届く舞台」
という印象がありますが、それは芝の外回りコースに限った話です。
上記を見ても分かるとおり、ダートコースは芝の内回りコースに併走する形で作られており
直線は353.9mと決して長いとは言えません。
新潟競馬場は芝コースでも内回りの場合は、先行馬有利となっているので…“当然、ダートコースも先行馬が有利”となります。
“レパードステークスは前に行く馬が有利”
という鉄則を覚えておきましょう!
究極のスピード勝負となるダート戦!!
次に上がり3ハロン順位成績を見てみます。
先ほどの脚質面では「明らかに先行馬が有利」
というデータが出ていましたが、上がり3ハロン6位以下の馬が一度も馬券に絡んでいません。
このデータが意味するところは…先行した馬が速い上がりを使って、そのまま押しきっているという事を差します。
ちなみに馬体重別の成績を見てみると…
と、500kg以上の重量級の馬が苦戦をしています。
“ダートは馬体の重い馬の成績が良い”というのは競馬界の常識として知られており、フェブラリーステークスやチャンピオンズカップなどを見ても
ほとんどの馬が500kgを超える大型馬です。
しかし、レパードステークスに限っては逆転現象が起こっています。
馬体の軽い馬が強いという事は、“スピードのある馬が強い”という事が出来ます。
スピードのある馬がスタートダッシュを決めて、
直線でも止まらずにそのままのスピードで駆け抜けるという形がレパードステークスのベースになります。
実力馬には逆えず!JDD組は馬券から切れない!
最後に前走レース名別成績を見てみましょう。
前走でジャパンダートダービーを走った馬が、複勝率50%を超えるハイアベレージを残しています。過去6年で11頭出走して、6頭が馬券に絡んでいる訳ですから、毎年1頭は馬券に絡んでいる
と言えます。
ジャパンダートダービーに出走する馬は、世代でもナンバーワンを争う馬達なので…これらの馬には逆らってはいけないという事が分かります。
最後に、枠順別成績を見てみましょう。
3~5枠が好成績を残しており、真ん中やや内目くらいの馬が強いという傾向が出ています。
通常ダートレースでは「外枠有利」が定石となっていますが、スピードが極端に優位なレパードステークスにおいては、距離ロスのある外枠だと不利を被っている事が分かります。
通常のダートレースとは切り離して考えた方が良いです。
以上が2018レパードステークスを攻略するための主たるデータです。
まとめ
レパードステークスは新潟競馬場のダートコースで行われる重賞で、先行馬が有利なレースとなっています。先行馬がただ有利では無く、“先行した馬が速い上がりの脚を使って逃げ切る”というダートレースとしては特異な傾向を見せているので、「大型馬が有利」「外枠が有利」という通常のダートレースで見られる傾向からは切り離して予想をした方がいいです。