クイーンS2018のデータ 其の4
クイーンS2018のデータ其の4 K
クイーンステークス2018 一週前追い切り
今年のクイーンステークスは少頭数ながら、ディアドラやソウルスターリングなど好メンバーの1戦。G1馬2頭が出走とある意味豪華な顔ぶれになりました。とはいえ現状を考えると他馬にも十分チャンスがある1戦。それでは一週前追い切りから状態面を確認したいと思います。
ディアドラ
7月18日函W稍重 強め
68.7-53.9-40.3-13.3[7]
昨年HTB賞に出走した時と比べれば時計は物足りない。ドバイターフからここを叩いて、という感じだと思います。一週前の時点ではキッチリ仕上げた感じではない。最終でどこまで仕上げて来るか?絶対に勝ちたいレースだとは思いませんが、
舞台適正アリ、能力も高い。8割程度の仕上げでも十分好走可能だとは思います。
7月19日札芝良 馬なり
80.5-65.1-51.4-37.4-11.9[7]
戦績だけ見ると、早熟だったのでは?とも思える馬。オークスまではほぼ怪物級の扱いでした。その後はレース選択を考えても厳しいレースが続いている。ちょっと可哀そうな馬です…。普通に牝馬王道路線だったら、また違う結果だったかもしれません。こうなって来ると立て直しに時間がかかるような気はします。ただ、この馬は北海道で勝ち上がった馬であり、一週前追い切りに関しても悪くないんです。本数は少ないですが、昨年同様の時計を出している。この環境でガラッと変わる可能性はあると思います。それが北海道だと思うので。
でもねぇ…
近走成績がこれで56キロはちょっと…
なんだかオーナーの意向に振り回されて、行くべき路線をハズしてしまって、斤量だけを背負う。もったいないというか可哀そうな馬というべきか…
フロンテアクイーン
7月18日南坂路良 馬なり
53.3-38.5-25.3-12.7
中間の時計は未勝利馬に遅れたりパッとしない。一週前は1600万クラス相手にソコソコでまとめて来た。どうやら心房細動で福島牝馬Sを回避して
このレースになったんですね。この時点で目標としていたレースへの仕上げとは違う。
いやいや…心房細動ですよ?
今回のレースなんて100%無事に回って来て欲しいレベルじゃないですか?これだけの馬だし、無理なんてさせないと思います。そう遠くない段階で繁殖に上がるだろうし…。鞍上の蛯名が馬上でダンスさえしなければ、負担は少ないハズ。ここは回って来るだけの可能性の方が高いと思う。調整段階から消したい1頭。来たら事故レベルで仕方ないと諦めます。まずは無事に走って欲しい所。
リバティハイツ
7月18日函W稍重 一杯
67.2-52.4-37.6-12.4[5]
早めに函館入りし、一週前は好時計をマーク。今年のオークス上位馬から唯一古馬重賞へ出走して来た馬。51キロも魅力的です。クイーンSは過去を見返しても3歳馬の活躍が目立つレース。この馬も当然通用する力は持っていると思う。初洋芝と距離適性が課題です。一週前追い切りは悪くないし、いきなり通用してもおかしくない。ただし、今回が試金石だとは思います。
アンドリエッテ
7月18日札ダート良 一杯
68.8-53.5-39.6-12.3[8]
ダートの外目を通ったと考えれば悪くない時計だと思う。マーメイドSで10番人気ながら勝ち切ったのは状態が良いからかもしれない。洋芝に関しては昨年のレースで勝ってはいないが好走という感じ。ただ、前走に関しては51キロのハンデ戦。今回は別定の55キロ。この斤量でも通用するとなれば老いて益々……なんて可能性も。
まあ、力はある馬ですがマーメイドSは全てが恵まれた1戦だけに、今回は色眼鏡で見てしまう部分はあります。それでも一週前追い切りの時点では状態が良さそう。
なんだか最近よくある、昔のアイドルが今になって再ブレイクしている感じに似ている馬。ちょっと応援したくなる感じです…。
という事で、一週前追い切りについて分析してみました。
まずは1番人気濃厚なディアドラ。明らかに先を見据えた調整だと思うし、仕上がりは7~8割程度かも。それでも、まあこのメンバーなら十分通用すると思います。頭数も少ないですし。
後はソウルスターリング。&最近はめっきりダメになっていますが追い切りは悪くない。上で書いた通り変わるならこの舞台でしょう。この舞台、このメンツでもダメなようであれば、早く繁殖に上がって欲しい。北海道での再生に期待したい馬です。
フロンテアクイーンは今回は消し。ここで馬を壊す競馬をするなんて考えられないので。上位人気の馬で一週前の時点で消せる馬がいるのは大きいです。
リバティハイツは距離と洋芝適正次第です。どちらもこなせれば、一気に勝ち負けまで行けるかも。上位人気馬に関しては以上のような見解になりました。
ディアドラが仕上がっているとは到底思えないが、大関と前頭三枚目レベルの馬が戦う1戦なので勝ち負けでしょう。後は今現在の状態の良い馬に上位台頭のチャンスがあるかもです。
そこで一週前追い切り含め、注目の馬を紹介します。
注目馬はこちら⇒ハッピーユニバンス