函館の芝について
函館の洋芝
夏競馬函館競馬が始まると、「洋芝だから、この馬が来る」とか「洋芝向きでないから来ない」など、「洋芝だから」という言葉を沢山目にするし、してきたと思います。まずは、この「洋芝」から攻略します。
洋芝って?日本競馬場は主に3つの芝に分かれています。
(1)野芝
(2)オーバーシード
(3)洋芝
ケンタッキーブルーグラス、トールフェスク、ペレニアルライグラスの3種類を主に混合。
• 寒さに強い • ダメージには弱い
• タイムが出にくい
洋芝は野芝に対して約1.5倍の水分を含んでいるため、力を吸収するようなクッション性があり、パワーが必要となります。雨が降ると馬場が悪化しやすく、そうなると、さわにパワーが必要となり他主要競馬場で好走した馬がバンバン飛びます。
函館競馬場と札幌競馬場は洋芝100%です。
距離別の成績
芝1200m
<1番人気>
2015、16年の1番人気の成績は(29.14.6.33)で、勝率35.4%、複勝率59.8%です。
全場平均は勝率33.2%、複勝率64.9%ですので、他場に比べると悪いです。考え方によっては、3回に1回は来ないということになります。1200m戦は土日で大体7レースはありますので、土曜に1番人気が馬券になっていたら、日曜は切って勝負するのが正解です。
<使える血統>
東京、阪神、京都、中山の「主要競馬場では成績が悪い」が、「函館の洋芝で成績が上昇する」種牡馬の一覧です。
前走負けて人気薄になっていたら迷わず買いです。激走し万馬券をもたらします。
主要競馬場は距離1200m~1400mでの成績になります。
函館成績 勝率18.5%、複勝率37.0%
主要競馬場 勝率9.8%、複勝率24.3%
主要競馬場 勝率5.6%、複勝率16.7%
函館成績 勝率12.5%、複勝率43.8%
主要競馬場 勝率9.6%、複勝率28.1%
函館成績 勝率15.4%、複勝率30.8%
主要競馬場 勝率6.9%、複勝率18.1%
函館成績 勝率18.2%、複勝率54.5%
主要競馬場 勝率3.9%、複勝率13.7%
函館成績 勝率28.6%、複勝率57.1%
主要競馬場 勝率4.7%、複勝率20.6%
<馬場と脚質>
先行がいいのか追い込みがいいのか脚質について調べました。2016,17年でAコース(2017年度は7月9日まで)の条件で調べました。Aコースは仮柵なしの状態です。1年ぶりの開催なので、内も外も馬場は均一です。よって、内の馬が失速しにくいので内枠先行有利となります。開催が進むにつれ内が悪くなり、差しが優勢になります。洋芝の説明に記載した通り、雨が降り重馬場で開催されると一気に内が悪くなりますので注意が必要です。
4コーナー通過順位別の成績になります。
1番手 勝率23.2% 複勝率51.8%
2番手 勝率15.4% 複勝率42.3%
3~5番手 勝率6.4% 複勝率33.0%
6~9番手 勝率5.9% 複勝率17.4%
10番手 勝率2.9% 複勝率5.7%
10番手以下では話になりません。1番手か2番手で立ち回れる馬を選べば、もうそれで50%的中したことになります。
<枠番成績>
1枠 勝率4.9% 複勝率23.5%
2枠 勝率9.8% 複勝率29.3%
3枠 勝率8.8% 複勝率22.0%
4枠 勝率6.5% 複勝率15.1%
5枠 勝率9.2% 複勝率23.5%
6枠 勝率6.9% 複勝率19.8%
7枠 勝率5.7% 複勝率20.0%
8枠 勝率7.5% 複勝率25.2%
2枠と8枠がいいです。4枠と6枠は苦戦していますので、3列目でいいです。
夏競馬 函館 まとめ
• 函館競馬場と札幌競馬場は洋芝を使用している。
• それ以外の競馬場は基本的に野芝を使用している。
• 洋芝はパワーが必要な馬場で、タイムがかかる。
• 基本的に4角3番手以内の成績が抜群に良い。
• 各距離で優位な枠番とそうでない枠番がある。