安田記念2018のデータ 其の7
安田記念2018のデータ其の7 K
安田記念2018の予想
過去の傾向やデータから穴馬を見つけて行きたいと思います。ここ10年で1・2番人気のワンツー決着になったのは…2009年のウォッカ、ディープスカイのみ。それ以外は、そこそこの配当が出ている安田記念。2018年はどうなるんでしょう。穴目の馬も絡むレースなので、傾向に合わせて見て行きたいと思います。
まずは人気順の成績。
勝率が最も良いのは1番人気の馬。ただ、連対率を考えると50%と純粋に半分。これが高いかと言えば微妙な所。
それよりも7~9番人気で4勝を挙げている点に注目。
今年はスワーヴリチャードがやや抜けた人気になると思うが、他から勝ち馬が出れば単勝馬券はそこそこ妙味アリ。アエロリット以下の人気から勝ち馬が出れば、それこそ単勝馬券はかなり美味しい配当になりそう。
次にローテーションの確認。
まあこれは前哨戦の京王杯SC組がトップの成績。
ヴィクトリアマイルから馬券に絡んだのはウォッカのみ。牝馬の活躍が目立つレースではない。今年はリスグラシューとアエロリットが出るがどうだろうか?
それと注目は3着7回のマイラーズカップ組。3着率が異様な数字です。過去10年でマイラーズカップ経由の馬が7頭3着ですよ?それだけ相性の良いローテーションと考えられる。今年の場合、京王杯SCとマイラーズカップのレベルを考えた時、どっちの方がレベルが高かったのか?を考える必要はありそう。マイラーズカップの方がレベルが高かったと思う。
大阪杯経由の馬は半分が馬券内に。ただ、これはG2時代の成績。G1になった大阪杯は少なからずレベルUPしている。今年は東京で1度も崩れていないスワーヴリチャードが参戦。天皇賞・春を嫌ったのは舞台適正を考えての事だと思うし、陣営も少なからずマイルへ対応できると考えたからここを使うハズ。そうじゃなければ春のG1三冠でボーナスが貰えるのに、わざわざ天皇賞・春を使わない訳がない。あっちよりもこっちを選んだのは適正と手薄な路線と考えたからこそ。
次に前走成績。
頭までとなると、さすがに前走上位に来ていないと苦しい。前走4着までの馬で9勝を挙げているので大捲りは考えづらい。ただ、2・3着となると巻き返して来た馬もいるので注意しておきたい所。ある程度、人気薄目の馬も紐で抑えておきたい。そこの取捨選択は考えなければならないけど。
枠順別成績も確認したいと思います。
これはほぼフラットです。外枠に入ったからと評価を落とす必要はない。ダービーのように内枠が圧倒的なレースでも無いし。今年のダービーは外枠のワグネリアンが勝ったけど…。あれは福永が相当上手く乗りましたから。掛かったら仕方ないけど位置は取りに行く、という姿勢。
ダービーは位置取りが結果に繋がるので…これまでの経験を活かしたんでしょう。
サングレーザーの場合は内でも外でも問題ない馬。鞍上的には外の方が良いと思う。
脚質に関しては追い切りの記事で書いた通り。圧倒的に速い上がりを使える馬が台頭するレース。これは安田記念において最も重視したいポイント。
後は香港馬の取捨ですよね。今年はウエスタンエクスプレスが出走する。過去に安田記念で香港馬が馬券になったのは1頭のみ。それじゃあウエスタンエクスプレスはどうなの?と。
昨年の香港マイル2着で穴を開けた馬。
今年のチャンピオンズマイルでは2着と。どちらもビューティージェネレーションに敗れての結果。
この馬、馬群を縫う事も出来る追い込み馬。前に壁が作れないと惨敗する事もあるが、上手く脚を溜めるとしぶとく伸びて来るタイプ。
昨年の安田記念でも香港馬が2頭出走した。最先着はビューティーオンリーの6着。ビューティーオンリーもそこまで負けて無かったですから。ウエスタンエクスプレスはビューティーオンリーとも好勝負している。しかも、この馬の場合は直線の長い競馬場が合いそうなタイプなので、日本の芝適正があれば面白い1頭かなと思います。日本馬が香港マイルで惨敗しているように、求めらる適正は違う。ただ、モーリスがいない日本のマイルならチャンスがあると考えて来ているでしょう?向こうはスプリントとマイルが強いですから。今年の日本の有力馬は58キロという斤量に耐えられるか微妙な所だが、この馬は550キロを超える大型馬で58キロも背負い慣れている。そう言った意味では面白そうな馬。後は日本での追い切りを見たいです。
とここまで過去の傾向を中心に書いてみました。
まとめてみると…
穴候補は7~10番人気前後か?
牝馬は過去10年でウォッカしか馬券に絡んでいない。京王杯SC組とマイラーズカップ組が良績を収めているので、その中から人気薄目の馬が面白いかも。前走大敗組は厳しいのでせめて上位に来ていた馬。枠はほぼフラットなので速い上がりを使える馬
この辺りになると思う。
ここまでの条件に当てはまる人気薄目の1頭を紹介します。
注目馬はこちら⇒サトノアレス
力が足りるか微妙な所だが、傾向的に穴馬の資格アリ。