鳴尾記念2018のデータ 其の4
鳴尾記念2018のデータ其の4 R
【鳴尾記念2018】予想考察
過去の傾向とデータ分析
阪神競馬場・芝2000mで行われる鳴尾記念ですが、2012年に開催時期が12月から6月に移動して距離も1800m⇒2000mに替わり、宝塚記念の前哨戦として施行条件が変更されていますが、実際に2013年&2014年の宝塚記念で2着に来たダノンバラード・カレンミロティックは鳴尾記念からのローテーション。そして、2015年のラブリーデイは当レースを制覇した勢いのまま宝塚記念を勝利するなど、本番を見据えた前哨戦として十分に機能している印象。
ちなみに今回は勢いのある4歳馬のトリオンフ・トリコロールブルーを含め、古馬からはマルターズアポジー・タツゴウゲキが登録と例年に比べるといささか豪華なメンバー構成。今年も本番を占う意味で目の離せない1戦になりそうです。
では、過去の傾向とデータ分析から予想のヒントを探して行きましょう!
【鳴尾記念2018】予想考察
<過去の傾向とデータ分析>
過去5年の結果は下記の通りです。
着順/馬番/馬名/前走成績
【2017】
1着:⑨ステイインシアトル(福島民報杯:6着)
【2016】
2着:⑫ステファノス(香港C:2着)
3着:②プランスペスカ(都大路S:7着)
【2015】
2着:⑥マジェスティハーツ(都大路S:4着)
【2014】
2着:⑩アドマイヤタイシ(新潟大賞典:13着)
【2013】
2着:⑨エクスペディション(小倉大賞典:16着)
<レース展望>
今週から開催が替わり阪神競馬場でレースが行われますが、例年通りであれば高速馬場で早い時計での決着になる事が濃厚。
実際に過去5年の鳴尾記念の走破時計を見ても…
2017年:1分59秒4
2016年:1分57秒6
2015年:1分58秒8
2014年:1分59秒1
2013年:1分58秒9
全て2分00秒を切る高速時計での決着!
雨が降れば多少は時計の掛かる馬場になるケースも考えられますが、週末の天気予報を見ても傘マークは見当たらず好天での競馬開催が濃厚であり、今年も絶好の馬場コンディションで速い時計の決着になるはず。
そして、それに追い打ちを掛けるようにマルターズアポジーが参戦!コノ馬の特徴としてはハイペースで先行する逃げ馬ですが、今回から武豊騎手と新コンビを組む事で今まで以上に研ぎ澄まされた淡々としたペースを刻みそう。
つまり、どう考えてもスローペースで流れる事は考えられず、ミドル~ハイペースで流れて2016年に近づく1分57秒台の決着になる可能性も…。
〝高速馬場への適応力〟これは予想の際は重要なポイントになりそうです。
【鳴尾記念2018予想考察】のまとめ
<現段階の注目馬>
最後に現段階の注目馬をご紹介します。
<推奨理由>
前走は直線ズルズルと後退して9着に敗れているが、激走後のストレス疲労がある状況に加えて苦手のタフな馬場が敗因とノーカウントでOK。今回は凡走後の走れるタイミングであり、得意の高速馬場&コーナー4回の2000mに替わり条件面も一気に好転。そして、強い逃げ馬に乗れば抜群に持ち味を引き出す鞍上に乗り替わる点も大きなプラス材料。外枠を引いて自らがレースを支配する形に持ち込めれば、馬券圏内への信頼度は高いだろう。