鳴尾記念2018のデータ 其の3
鳴尾記念2018のデータ其の3 K
鳴尾記念2018の予想
宝塚記念の前哨戦になる鳴尾記念。2018年は本番も手薄なメンバーになりそうで、前哨戦のこのレースは注目の1戦になりそう。4歳馬が人気の中心になりそうなレースですが、上位台頭して来るのはどの馬か?それでは見て行きたいと思います。
鳴尾記念は、2012年から6月に移行されて阪神2000mに変更。今年は12頭登録しているが、まあ例年これ位の頭数。だからといって人気所での決着になっているワケでもないんです。
昨年だって10頭立てでありながら7番人気のマイネルフロストが3着。
2016年は14頭立てで13番人気のプランスペスカが3着。
2015年は11頭立てでしたが8番人気のマジェスティハーツが2着。
こんな感じで、まあ人気順では決まらないレースです。
そこで今年の上位人気3頭はというと…
トリコロールブルー
トリオンフ
以上の3頭が濃厚です。
例年の傾向で言えばこの3頭では決まらない。むしろ、この3頭で決まったら仕方ないと思うし、
そう簡単に人気3頭で決まるとも思えない。どれを拾ってどこを嫌うか?という感じ。
逆に全く人気が無さそうな馬たち↓
モンドインテロ
ヤマカツライデン
ナスノセイカン
この辺りは人気が無さそう。
暗に拾うだけだとただ点数が多くなるだけなので、そこは考えてチョイスしたい。中穴になりそうな馬は後にして、上位人気のうちどれをまず嫌うか?です。まあ難しい所。
う~ん…
鞍上豊さんで、人気しそうなマルターズアポジーか。少頭数の上、56キロで出走出来る今回は、確かに魅力的です。逃げ馬に乗った豊さんの馬ほど怖いものは無いですから。しかし、ここで今更2000m?という気もするし、こっちを使った理由が安田記念の斤量を嫌ってのもの。それと舞台適正に疑問が残る。
昨年の大阪杯。まあ確かに相手は強かった。それでの12着なら仕方なしと見る事も可能。でも、そこまで厳しいペースで逃げた訳じゃないんです。
ハイペース逃げで最後垂れたなら仕方ない所だし、ましてや被されて~とかなら理解出来る。そうじゃあ無いんですよ。楽に逃げて最後は垂れて捕まった。あの垂れ方を見ると阪神2000m合わないんじゃないの?と。急坂のあるコースで、今のマルターズアポジーに2000mは長いと思う。平坦コースであればダラダラと粘り込める可能性はあるが、阪神2000mではちょっと苦しい。この馬が人気所では最も嫌える馬だと考えております。人気3頭で決まるレースじゃないので、他の2頭に比べれば舞台適正は低いと思います。なので飛んでもおかしくないかな?と。
次はトリオンフとトリコロールブルー。
トリコロールブルーはそもそも期待馬だった。昨年の青葉賞で2番人気に支持されるような馬でしたから。体質が弱く結果を残せなかったけど。そして結果を出せず休養に入る。ガラッと変わったのが馬体重+32キロで出走した札幌の日高特別。これがあるから夏競馬は本当に面白い。普通に考えたら休み明けの+32キロなんて重視しづらい。しかし、北海道の外厩先であるノーザンファームで立て直し。ここからこの馬変わりました。菊花賞こそあの馬場だったので惨敗でも度外視できる。
その後は1600万、オープンと連勝。大阪城Sの勝ちっぷりを考えればG3程度なら通用するだろう。距離に関しては問題無いし阪神の舞台適正も前走で示した。休み明けからスッキリ走る馬なので、休養明けでも問題ない。今後の事を考えても賞金加算しておきたいレース。この馬にしては一週前追い切りも時計を出しているし。人気所では信頼出来る馬だと思う。
トリオンフは前走全く度外視できる1戦だった。瞬発力に優れる馬じゃないので、新潟であの競馬ではキツい。この馬、速い上がり勝負になると厳しいです。先行力と機動力を活かすタイプの馬なので、今後も新潟大賞典みたいなレースは合わない。その手のレースに出て来たら要注意。今回はヤマカツライデン、マルターズアポジーが引っ張るレースになるし、縦長の3番手ラチ沿いを確保出来れば好走可能だと思う。大阪杯も思っていたよりは好走したイメージ。どちらかと言えば平坦コースがベストかな~、というタイプ。同じ4歳馬ならトリコロールブルーの方が阪神2000mが合うと思う。他に有力馬が出ていれば軽視組の1頭候補だったけど、さすがにこのメンバーで軽視は出来ないです…。
ただ、この舞台ならトリコロールブルーの方が上だと思うし、瞬発力勝負になったらトリオンフも取りこぼしの可能性ありますよ?この馬は川田が先行策をした時が最も強い競馬をしたと思うので、ルメールへの乗り替わりが必ずしもプラスに働くかわからない。
そこで下位人気の馬たち。
どこを拾えるかな…?と考えます。少頭数だし。
ヤマカツライデンは大阪杯を考えると苦しい。
テイエムイナズマはどうか?近走成績と年齢を考えれば厳しいです…。それでも穴目の馬が台頭するのが鳴尾記念。
サトノノブレスに関しては人気上位に入りそうだし、穴馬とは言えない馬になる可能性が高い。じゃあ、サトノノブレスが何で人気になるのか?を考えた場合。そりゃ舞台適正を考える人が多いハズ。昨年のチャレンジカップでデニムアンドルビーが久しぶりに馬券に絡んだ。阪神ならこの馬合うだろ!と追いかけたレースでした。
やっぱりこの条件だから買える穴目の馬がいるんです。
まあ人気は無いです。近走成績ボロボロだし。少頭数のG3だからこそ一発あるかもなんです。舞台適正は既に示しているので…。
そこで鳴尾記念の注目馬を紹介します。
注目馬はこちら⇒モンドインテロ
この馬の過去の阪神2000mのレースを観ればわかる。マルターズアポジーが人気でこの馬が全く人気がない。あの大阪杯で前が詰まったのは鞍上です。チャレンジカップでは、しっかり舞台適正を見せた。この人気なら超面白い1頭だと思います。