NHKマイルC2018のデータ 其の7
NHKマイルC2018のデータ其の7 R
【NHKマイルカップ2018】予想考察|過去の傾向とデータ分析についての記事です。
東京競馬場・芝1600mで行われるNHKマイルカップですが、3歳のマイル王者決定戦で各路線からマイラーが集結する1戦。特に近年は当初からマイル路線を歩んできた馬と皐月賞・桜花賞から路線を切り替えて来た馬が入り混じるメンバー構成であり、その馬たちの能力の見極め・適切なの能力比較が予想の上では大きなポイントになります。
そして、松国ローテとも呼ばれるNHKマイルC⇒日本ダービーを狙う馬もチラホラいますが…果たして、今年のNHKマイルを制覇するのはどの馬か?過去の傾向とデータから狙える馬を探して行きましょう。
<過去の傾向とデータ分析>
過去5年の結果は下記の通りです。
着順/馬番/馬名/前走成績
【2017】
1着:⑯アエロリエット(桜花賞:5着)
2着:⑭リエノテソーロ(アネモネS:4着)
3着:⑥ボンセルヴィーソ(NZT:3着)
【2016】
3着:⑱レインボーライン(NZT:5着)
【2015】
2着:⑨アルビアーノ(フラワーC:1着)
【2014】
1着:⑩ミッキーアイル(アーリントンC:1着)
2着:②ダガノブルグ(橘S:1着)
3着:①キングズオブサザン(皐月賞:15着)
【2013】
1着:⑧マイネルホウオウ(NZT:7着)
2着:⑰インパルスヒーロー(ファルコンS:1着)
3着:⑫フラグドグロワール(京成杯:10着)
<レース展望>
3歳のマイル王者決定戦に該当するNHKマイルカップですが、近年の出走馬の傾向を見ても「最初からマイル路線を歩んできた馬」「クラシック路線から参戦してくる馬」で大きく分かれます。
特に近3年の勝ち馬の前走レースは…
2017年:アエロリエット(桜花賞:5着)
つまり、桜花賞・皐月賞からオークス・日本ダービーの既定路線の出走を諦めた馬が勝利を収めています。今年に関しては皐月賞組が不在の状況で行われる1戦となりそうですが、桜花賞組のトーセンブレス(4着)・プリモシーン(10着)・アンコールプリュ(11着)がスタンバイ。
果たして、今年もクラシック組から勝ち馬が誕生するのか?
それでは過去の傾向とデータ分析から予想のヒントを探して行きましょう!
上記でも書いた通り、近年は前走・皐月賞&桜花賞組が大活躍。実際に過去5年の前走・レース別成績を見ても…
最近の目覚ましい活躍により、桜花賞&皐月賞がトップ2にランクイン。
その理由として〝単純にクラシック路線(桜花賞・皐月賞)を歩んで来る馬が強い事〟が考えられます。
つまり、闇雲に狙うのではなくアーリントンカップやニュージーラトロフィーなどの既定路線から参戦する馬との能力比較が重要。
今年は桜花賞から参戦する馬とカツジ・ギベオン・タワーオブロンドン・テトラドラクマの力関係の比較をどの様に考えるかが大きなポイントになりそうです。
<血統的に大きな偏りがアリ!>
競馬ファンなら大半の人が知っていると思いますが、NHKマイルカップは〝ヴァイスリージェント系=クロフネ・フレンチデピュティ〟が大活躍。
実際に昨年のアエロリエット(父クロフネ)を筆頭に毎年1頭は馬券に絡む好相性ですが、割とヴァイスリージェント系の馬の出走が多い事がネック…。
その辺りはローテーション・個体能力の見極めを的確に行い狙うべき同系を探し出したいです。
<現段階の注目馬>
最後に現段階の注目馬をご紹介します。
パクスアメリカーナ
<推奨理由>
ベタ過ぎる狙いになるが、当レースで抜群の相性を誇るヴァイスリージェント系のクロフネ産駒。今回はテトラドラクマが淡々としたペースで逃げる事が濃厚であり、上り時計の掛かる展開になれば持久力があるコノ馬には打って付けの展開。内枠を引いて5・6番手のインコースでロスのない競馬が出来ればチャンスは出て来る。