天皇賞・春2018のデータ 其の13
天皇賞・春2018のデータ其の13 R
【天皇賞(春)2018】
予想オッズ1番人気のシュヴァルグランを分析!
今年の天皇賞(春)はお世辞にも豪華とは言えないメンバー構成ですが、その中でもシュヴァルグランが1番人気に支持される事が濃厚。昨年のJCの勝ち馬であり近2年の天皇賞(春)では3着⇒2着と舞台適性も十分に証明済み。鞍上もボウマン騎手を向かえての必勝態勢に見えますが、果たして鉄板なのか?付け入る隙も十分にあると見ているだけに、取り扱い方をジックリと考えたいです。
【天皇賞(春)2018】予想考察
冒頭でも書いた通り近2年の天皇賞(春)は3着⇒2着ですが、昨年に関してはキタサンブラックに0秒1差迫る競馬と非常に強い競馬。念願、悲願とも言える春の盾取りに燃える陣営!果たして、3度目の正直となるのか?
<シュヴァルグランを徹底分析>
まずは成績をご覧ください!
果たして今回のシュヴァルグランは、天皇賞(春)では買うべきなのか?今回はあらゆる角度から分析して結論を出したいです。
ちなみにシュヴァルグランの買い要素は誰でも分かるので、ココでは不安要素だけを書きます。悪しからず…。
<前走13着、負けすぎ問題>
前回の大阪杯は天皇賞(春)に向けた叩き台+適性距離より短い2000mを考慮しても、決して走れないタイミング(臨戦過程)では無かった事を考えると13着は不可解な結果。
さすがにGⅠに向けてのステップレースとしては負けすぎている印象であり、あの着順からガラリと一変して巻き返せるのかは気になる所。
実際に過去10年の天皇賞(春)の前走・着順別データを見ると…
過去10年で前走10着以下に負けた馬で馬券に絡んだ馬は2頭いますが…
2012年:ビートブラック
阪神大賞典10着⇒1着(14番人気)
2010年:メイショウドンタク
大阪ハンブルクC 11着⇒3着(16番人気)
どちらも14番人気と16番人気の伏兵。今回のシュヴァルグランとは立ち位置が全く違います。
今回は前走で10着以下に敗れながら1番人気に支持される例を見ないケースですが…
サンプル程度に過去10年のGⅠにおける前走・着順別データをご覧ください。
当然ながら、前走で10着以下に敗れている馬の勝率・連対率・複勝率は最も悪い成績。
そして今回のシュヴァルグランと同様に「前走10着以下大敗⇒次走のGⅠで1番人気に支持された馬」は過去10年で3頭いますが、下記の通り。
確かに巻き返している馬も数頭は存在していますが、海外競馬で惨敗していた馬・気性難でレースにならず終了した馬など、今回のシュヴァルグランとは少しプロセスが違うような…。
果たして、前走13着からの巻き返しとなるのか?
1番人気なら飛んでくれてもOKぐらいのスタンスで構えたいとは思っています!
<同一GⅠを3年連続で好走する壁>
基本的にGⅠを好走するには〝鮮度〟=フレッシュ(新鮮)度が重要となります。GⅠでリピーターとして買えるのは2年まで。3年目は鮮度も薄れて来る上に、適性がバレて普通に人気します。
つまり、期待値の点で見ると全く妙味がありません!
実際にステファノスの天皇賞(秋)・ゴールドシップの宝塚記念・ジェンティルドンナのJCなど…
探せば他にもありそうですが、とにかく至難の業。
今年のシュヴァルグランに関しては一昨年、昨年の好走で既に鮮度は全く無い状況であり、
それに加えて低レベルなメンバーで祭り上げられた1番人気。そして、基本的にはチャレンジャーで迎え撃つ立場の時に強いハーツクライ産駒。
果たしてこの状況を跳ね除けて天皇賞(春)を制覇することが出来るのか?
取捨に関しては現段階でも迷っているのが本音、土曜日の夜までにはハッキリと結論を導き出したいです。消す可能性も多少は…。