天皇賞・春2018のデータ 其の11
天皇賞・春2018のデータ其の11 O
天皇賞春2018の枠順確定後の展開予想
さぁ、遂に天皇賞春の大事な大事な枠順が確定しました!枠順をパッと見た印象は非常に難解になったとともに、「波乱決着の可能性が高くなった」と感じます。人気薄が内目に固まり、外目に有力馬が入った。本当に大荒れまでありそうな枠順になりました。ではどの馬が激走に期待できるのか?予想して行きましょう!
まずは枠順が確定した時点で、軽く予想オッズの方を見ていきたいと思います。
※予想オッズです。
1 シュヴァルグラン 3.0
2 レインボーライン 4.2
3 クリンチャー 4.5
4 ガンコ 6.0
5 サトノクロニクル 10.0
6 チェスナットコート 12.3
7 ミッキーロケット 15.0
シュヴァルグランの抜けたオッズが予想されましたが、この枠なら少し人気を落として3倍くらいになりそう。ガンコやクリンチャーが枠で支持を集めて、少し離されてサトノクロニクル、穴人気しそうなチェスナットコートか。いずれにしても混戦になることは間違いないですし、本当に大荒れまで秘めたレースな気がしています。
それでは本題の2018年の展開予想に入る前に、過去の天皇賞春で好走してきた馬は、どんなレース運びををしてきた馬なのか?しっかり振り返って行きましょう!
単純に内枠絶対有利と言われている天皇賞春ですが、好走してきた内枠の馬はどんなレースを繰り広げてきたのか?傾向を分析して今年に活かして行きましょう。※()内は4角の通過位置
【2017】
1着 キタサンブラック(1番手)
2着 シュヴァルグラン(3番手)
3着 サトノダイヤモンド(5番手)
ヤマカツライデンの大逃げで、キタサンブラックは離れた2番手を確保。終始インのラチ沿いを通ってロスなく運ぶ。シュヴァルグラン
はキタサンを見ながら馬群で足を溜めてこれも絶好の位置取り。キタサンと人気を分け合ったサトノダイヤモンドは枠に泣いて終始外目を回らされる。
直線向いた時には捉えられる位置にはいましたが、やはり道中外を回った消耗があり、捉えきれず。
【2016】
1着 キタサンブラック(1番手)
2着 カレンミロティック(3番手)
3着 シュヴァルグラン(9番手)
勝ったのはハナに立ってペースを作ったキタサンブラック。2017年と同じく後続を引き連れて、自分はラチ沿いを通って終始ロスなく運ぶ。
大穴をあけたカレンミロティックは絶好枠を活かして、キタサンを見ながらインの絶好位を確保。 そのままうまく立ち回って粘り込んだ。シュヴァルグランもインの中断でラチ沿いを走り、最短距離を走って最後は差してきた。
ちなみに1番人気のゴールドアクターは、枠に恵まれず終始外目を回って最後はスタミナ切れ。
【2015】
1着 ゴールドシップ(4番手)
2着 フェイムゲーム(10番手)
3着 カレンミロティック(1番手)
ゴールドシップは道中大捲りで少し例外ですが、2着のフェイムゲームは枠に恵まれなかったですが、しっかり道中は馬群の中で前に壁を作って足を溜める。
穴をあけたカレンミロティックは2016年と全く同じ位置取り。最後までロスなくインベタで運んで粘り込んだ。
過去3年を見ただけでも【内枠先行】圧倒的に有利なのがわかります。カレンミロティックは2年連続で穴をあけましたが、ただの重賞1勝馬ですし能力的にも足りない部類なので、枠に恵まれていなければ好走は厳しかったレベルです。
あとは4角である程度位置を取っていないと厳しい。基本的に追い込みは決まらないレースですし、差しを狙うにしても外を回すのは無謀なので、馬群を割ってこれるような枠と位置取りでないと厳しい。
では今年はどんな隊列になるのか?
枠順からしっかり予想していきたいと思います!
天皇賞春2018|枠順確定後の展開予想
まずは確定した天皇賞春2018の枠順から。
まず1番人気を背負うシュヴァルグランは最悪な枠を引きました。
今年3度目の好走を狙う天皇賞春ですが、同一G1で3連続好走はかなり難しい。この枠は過去2年のようなロスない競馬が出来ない可能性大ですし、そうなるとこの馬も3度目の好走は厳しかったというオチも十分考えられる。中断外目を追走と少し厳しい条件になりそうです。
レインボーラインもこの枠なら控えるはず。シュヴァルを見ながらの競馬になりそうで、最悪シュヴァルよりも外を回らされる可能性までありそう。どちらにしてもこの枠は良くない。
【逃げ】ヤマカツライデン
【先行】ガンコ
トミケンスラーヴァ
クリンチャー
ソールインパクト
ミッキーロケット
【差し】サトノクロニクル
チェスナットコート
シホウ
トーセンバジル
【追込】レインボーライン
トウシンモンステラ
さぁ、波乱濃厚。笑
ヤマカツライデンは去年同様少し後続を離した逃げに出るか。強気な鞍上松山ですし。しかし去年と違うのは枠とキタサンブラックがいないこと。枠は内枠でスッと楽にハナに行けるでしょうし、キタサンブラックが後ろにいないのでプレッシャーもない。1000m58秒台のようなことにはならないと思います。
離れた2番手にガンコが続きそう。去年のキタサンブラックの位置でこれは絶好。過剰人気しそうですが例年の流れで行くと軽視はできない。
カレンミロティックはまたまた最高の位置取りになりそう。さすがにもう衰えは隠せないですが、メンバーレベルの落ちるここは粘り込みまであっていいかも。
クリンチャーはその後ろあたりを確保。十分ラチ沿いを取れる枠ですし一気に有力に。後はスタミナ活かしたいだけに、ある程度厳しい流れになってほしいか。
サトノクロニクル、シュヴァルグランは中断、
レインボーラインは後方からになりそう。
さぁ、一気に波乱の可能性が増した今年の天皇賞春。
枠順確定後、穴として最も注目したいのはこの馬!
この穴馬 → ミッキーロケット
この枠なら出たなりインの好位を確保できるはず。今年のレベルはG1とは言い難いメンバーですし、この馬の能力でも足りる!上手く捌けば一発あっていい!