マイラーズC2018のデータ 其の7
マイラーズC2018のデータ其の7 R
【マイラーズカップ2018】
予想考察|オッズと出走馬分析
先日の記事でもチラッと触れましたが、今年のマイラーズカップは意外にも豪華なメンバーが集結しました。予想オッズで1番人気に支持されているエアスピネルは当然の事ながら、新星のモズアスコット・サングレーザー・ロジクライなど骨っぽい面々がスタンバイ。ただ、開幕週の京都で〝枠&位置取り〟で全てが決まる可能性あるのは事実。その点の見極めは慎重に行いたいです。
上記で書いた馬の力は高いですが、施行条件のカラクリによりアッサリ負ける可能性も…?
【マイラーズカップ2018】予想考察
<予想オッズ>
当サイト独自の予想オッズは下記の通りです。
1 エアスピネル 2.2倍
2 モズアスコット 4.5倍
3 サングレーザー 5.2倍
4 ロジクライ 5.8倍
5 ブラックムーン 9.2倍
1番人気は昨年のマイルチャンピオンシップで2着の実績があるなど能力上位のエアスピネルが濃厚。勝ち切れないキャラを考えても、2倍前半の1番人気には支持されそう。
2番人気は上り馬のモズアスコットと予想。近2走の阪神カップ・阪急杯では共に強敵を相手に、1番人気と基本的には人気先行タイプ。今回も場合によっては1番人気になる可能性も…?
3番人気は勢いのあるサングレーザーが濃厚。昨年の4月から7戦連続で馬券圏内と安定感は抜群であり。マイルチャンピオンシップ⇒阪神カップでは強い競馬を披露。ココでも当然ながら中心の存在となる。
後は完全復活を漂わせるロジクライに、京都金杯の勝ち馬ブラックムーンなどが続く形。それにグァンチャーレ・ダッシングブレイズが加わる可能性も十分にあります。
<出走馬分析>
近走は得意の1600mなら高いレベルで安定した成績。開催後半で馬場が荒れていたマイルチャンピオンシップや不良馬場の富士ステークスで好走している点を見ても、時計が掛かり速いが上りが問われない条件での活躍が目立つイメージ。実際に近走で上り最速をマークした事がない様にタフな力を要する馬場を好むパワー型。今回は開幕週の京都で速い時計で決着&上りが問われる条件に替わる点はマイナス材料だが、昨年も同レースで2着の実績がある事を含めて適応力の高さは証明済み。スタートを決めて流れに乗る競馬が出来ればコンスタントに着をまとめるはず。
能力:☆☆☆☆
適性:☆☆☆
臨戦:☆☆☆☆
期待値:C
今年は洛陽ステークス⇒大阪城ステークス⇒六甲ステークスと3連続で2着と安定した競馬を披露しているが、味な血統・厩舎・騎手の影響で好走しても人気になりにくい馬券的には美味しいタイプ。そして、近走で対戦して来た相手から今回のメンバーでも決して敷居が高すぎる事はない。後は時計の掛かる舞台での好走が目立つだけに開幕週の京都で1分32秒中盤の勝ち時計になった時に対応できるか…。
能力:☆☆☆
適性:☆☆☆
臨戦:☆☆☆
期待値:D
サングレーザー
昨年の秋はディープインパクト産駒の鮮度を活かし仲秋ステークス⇒スワンステークスを勝利。次走のマイルチャンピオンシップも勢いそのままに3着に激走した。そして、さすがに鮮度も薄れてストレス疲労が出ると判断して消した阪神カップは驚きの3着に激走。高速馬場の恩恵も展開が向いたとは言え、あのタイミングで3着に追い込んで来た点は素直に評価するべき内容。完全に本格化したと考えてOK。今回はそれ以降の休み明けになるが、ディープインパクト産駒である事から休み明けのフレッシュな状態は好む所。後は開幕週の京都の高速馬場で追い込みを決めれるか…この点だけ。
能力:☆☆☆☆
適性:☆☆☆
臨戦:☆☆☆☆
期待値:C
前走の京都金杯はハイペース&差しが決まる馬場の恩恵もあり見事な差し切り勝ち。近走は全て上り最速の競馬をしている点で自身が持ち備えている脚はシッカリと使う馬であり、後は相手関係・展開・馬場を含めて届くかどうか。今回は激走後のストレス疲労もあるタイミングで相手関係も強く馬場も決して向くとは思えず…。さすがに厳しい戦いを強いられそう。
能力:☆☆☆
適性:☆☆
臨戦:☆☆
期待値:D
モズアスコット
コノ馬に関しては渡月橋ステークスで見せたタフな馬場適応力や阪神カップで見せた高速馬場での適性など、好走しているレースの条件が様々で明確に適性がどのにあるのか把握できていないのが事実だが、フランケル産駒の全般的な傾向で考えれば本質は高速馬場向きの可能性が高い。その点で考えれば開幕週の京都の馬場は悪くない。近走は1400mでスタート後の追走が忙しく見えただけに距離延長でゆったりと前目のポジションを取れば面白そう。ただ、人気先行タイプであり先行した上で最後まで脚を伸ばせる実績がなく本命としては狙い辛い印象。
能力:☆☆☆
適性:☆☆☆
臨戦:☆☆☆
期待値:D
2年前のシンザン記念を勝利した後は骨折で長期休養を余儀なくされたが、昨年の12月に復帰すると7着⇒2着⇒1着⇒1着と順調に階段を上って再度の重賞挑戦。近走の内容を見る限り完全に遅咲のハーツクライ産駒が本格化したイメージであり、エアスピネルやモズアスコットなどを相手にしても十分に勝算は見込める。内目の枠を引いて積極的なレース運びが出来れば馬券圏内への信頼度は高いはず。
能力:☆☆☆
適性:☆☆☆☆
臨戦:☆☆☆
期待値:C
【マイラーズカップ2018予想考察】のまとめ
<オススメの穴馬>
最後にオススメの穴馬をご紹介します。
<推奨理由>
前走はGⅠの舞台である事を含めても14着は負け過ぎな印象だが、ハイペース&逃げた馬には厳しい外差しの馬場状態を考えると酌量の余地はある結果。2・3走前の内容を見る限り能力的な衰えも全く見受けられず、昨年に3着した相性の良い舞台での巻き返しには注意したい。