桜花賞2018のデータ 其の15
桜花賞2018のデータ其の15 R
【桜花賞2018】
予想3番人気のリリーノーブルは絶好の狙い目?
木曜日の段階で枠番確定している桜花賞2018ですが、1番人気のラッキーライラックが最内枠に入り予想としては面白くなりそうな1戦。2番人気が予想されるアーモンドアイも潜在能力は高そうだが付け入る隙は十分にある状況。そんな中で今回は最も信頼できると見ている予想オッズ3番人気のリリーノーブルをピックアップ!決定した枠番も内過ぎず外過ぎない絶好の真ん中(9番)であり、自在性のある脚質を考えても絶好枠と言える番号をゲット。果たして悲願のGⅠ制覇となるか…?
【桜花賞2018】予想考察
阪神JF⇒チューリップ賞⇒桜花賞と王道のローテーションを歩むリリーノーブル。近2戦は今回でも圧倒的な1番人気が予想されるラッキーライラックに2戦2敗と分が悪い状況ですが、この大舞台で逆転は可能なのか…?
<リリーノーブルを徹底分析>
まずはリリーノーブルの成績をご覧ください!
父ルーラーシップ×母父クロフネで馬体重が500キロ近くある点から馬力型のイメージの血統背景ですが、近走の競馬内容を見ると〝意外にも器用さを備えたレース巧者〟のタイプ。今回は近2走で敗れているラッキーライラックにリベンジを期待したい所ですが、現実問題として2走前の阪神JFは0秒1差、前走のチューリップ賞では0秒4差を付けられての完敗…。果たしてこの状況から逆転は可能なのか?それではデビュー戦からの結果を振り返り馬のキャラ・適性を分析して結論を導き出します!
【新馬戦】⇒1着(2番人気)
ラップ:12.8 – 11.5 – 12.1 – 12.2 – 12.3 – 11.5 – 11.3 – 11.8 (36.4-34.6)
好スタートを切るが道中は外から位置を取りに来た馬の影響で馬群の中に閉じ込められる厳しい競馬。そして直線に入るまでスムーズに動けないレースでは各コーナーの通過順位が(4ー7)とVラインだった。決して新馬戦の騎乗としては褒められた乗り方ではないが、馬群に入れても怯まず新馬戦からVラインで勝つ点を見ても同馬の高い精神力を見せつけた内容。結果的にこの馬のキャラクターの片鱗を少し見せたレースでした。
【白菊賞】⇒1着(1番人気)
ラップ:12.8 – 11.9 – 12.1 – 12.4 – 12.0 – 12.0 – 11.6 – 11.5 (36.8-35.1)
11月の最終週の京都で馬場コンディションかなりタフな状況で行われた1戦。今回も安定した好スタートから内々で集中力を切らさず追走すると直線では鋭く抜け出し完勝。結果的には少頭数のレースで楽な1戦にも見えるが、1番人気のプレッシャーがある中で内々から器用な立ち回りで勝利した事は今後に使がる内容。そして、着差はC主導の馬だけに最後は1頭だけになりスカーレットカラーの詰め寄られているが、併せ馬の形になればどこまで行っても抜かせないと見ているだけに悲観する内容ではない。
【阪神JF】⇒2着(3番人気)
ラップ:12.4 – 11.3 – 11.6 – 12.4 – 12.2 – 11.9 – 11.0 – 11.5(35.3-34.4)
近2走の内容から高いポテンシャルがあると見て本命を付けた阪神ジュベナイルフィリーズ。道中の位置取りや仕掛けのタイミングは完璧に見えたが、最後は外からラッキーライラックの強襲に敗れて2着。結果的にスローペースの良馬場で末脚比べになると一線級の相手には1枚劣る事を披露した。
【チューリップ賞】3着(2番人気)
ラップ:12.6 – 11.2 – 11.6 – 12.1 – 12.0 – 11.7 – 10.7 – 11.5 (35.4-33.9)
今年初戦のチューリップ賞は基本的にはC主導の同馬には厳しい休み明け・少頭数と全く走れなタイミングであり、阪神ジュベナイルフィリーズでラッキーライラックに付けられた着差は0秒1から0秒4に広がった。最後はマウレアにも差される不甲斐ない競馬に見えるが、最初に書いた通りコノ馬は全く力を出せない条件である事を含めると決して悲観する内容ではない。逆に桜花賞に向けて視界良好の負け方をした。
【桜花賞2018に向けて!】
基本的なポテンシャルに関しては阪神ジュベナイルフィリーズで証明済みであり、前走のチューリップ賞の完敗を棚に上げててラッキーライラックとの逆転は不可能とガヤガヤ言うのは間違え。実際に昨年のリスグラシュー(C系)もチューリップ賞でソウルスターリングに付けられた0秒4の着差を本番で逆転した。今回の〝リリーノーブルも叩き2戦目・多頭数・混戦で前回より大幅にパフォーマンスを上げるタイミング〟であり、近2戦で惜敗しているラッキーライラックを逆転できる可能性は十分にある。ちなみに今週末の天気予報を見ると金・土に雨が降りある程度は雨が残るタフな馬場コンディションで桜花賞を迎えるはず。阪神JFの内容からパンパンの良馬場で末脚比べになると分が悪い事は証明済みであり、決め手が勝負になり辛いタフな状況は本馬にはこの上ない状況です。現段階では馬券圏内に来る信頼度が最も高いと見て本命候補として考えています。