阪神牝馬S2018のデータ 其の5
阪神牝馬ステークスはヴィクトリアマイルの前哨戦になる1戦。本番への優先出走権を賭けたレースになります。桜花賞と同舞台で行われるレースなので翌日の予想の為にも、上位台頭して来る馬の脚質や展開に注目の1戦です。まずは最終追い切りの方から見て行きたいと思います。
【阪神牝馬ステークス2018最終追い切り】
51.3-37.7-24.8-12.1
3歳の未勝利馬を追走する形式。坂路で時計を出す馬ですが馬なりでアッサリ抜け出し1秒も先着。
休み明けを一度使って抜群の動き。得意舞台での1戦で本番を見据えた競馬になると思うが、上位台頭は必至だろう。
4月4日南W良 馬なり
67.3-51.3-37.9-12.4[7]
ジャパンカップ以来の1戦なので、どこまで仕上がっているかと思いましたけど、思っていたよりも悪く無い。しかし、馬体が太い?それとも一回り大きくなった?どっちみち中間も馬なりオンリーの藤沢厩舎らしい調整で、関西への輸送もあるし目標はまだ先。土曜日は馬場も渋る可能性があり、今回はそこまで買える要素はない。能力はある馬なので、今回そこそこやれれば本番で重視という手もある。
アドマイヤリード
4月4日栗東坂路良 強め
50.3-36.9-24.4-12.4
アドマイヤゴッドを追走し先着好時計をマーク。前走時よりも時計を短縮し良化。怪我の影響などで東京新聞杯は崩れてしまったが、昨年2着のこの舞台なら見直せる1戦。後は昨年のように馬場が渋って欲しい所です。動きは前走よりも良いと思います。
ミスパンテール
52.9-37.6-24.6-12.4
一週前にビッシリ追って時計を出しているので最終は軽め。馬なりでこれなら悪くは無い。今現在3連勝中と絶好調の馬なので、当然通用してもおかしくない。チューリップ賞ではリスグラシューに先着しているし。後は出来れば良馬場でやりたい所。極端に馬場が渋らなければチャンス。
ラビットラン
84.2-66.6-51.3-37.4-11.6[7]
1000万クラスの馬を内に置いて追走する形式。楽な手応えで突き放し好時計をマーク。京都金杯時に比べると時計も短縮して来た。ローズステークス以来の阪神競馬場。この馬にとってはベストと言える舞台だと思うので、好走してもおかしくない。ここ2戦も着順ほど負けていないので、得意舞台なら一発ある。
ジュールポレール
4月4日栗東坂路良 一杯
51.7-37.5-24.6-12.2
昨年のエリ女以来の1戦なので3本ビッシリ追って来た。時計は出せる馬なのでこれ位は出ます。エリ女はちょっと距離が長すぎた印象。マイル前後がベストだと思う馬なので、距離短縮はプラス。
渋った馬場も大丈夫だし、休み明けも苦にしないタイプ。これくらいの人気で落ち着けば抑えておきたい1頭です。
ミリッサ
4月4日栗東坂路良 一杯
51.6-37.8-24.9-12.6
ネオスターダムを追走し先着好時計をマーク。この馬の自己ベストを更新して来ました。このメンバーだからこそ人気落ち必至の馬ですが、この世代の牝馬限定戦では常に上位に食い込んでいる。
ローズステークスでも位置取りさえ良ければ馬券内の可能性はあった馬。あの時はリスグラシューとハナ差だったのに今回は人気差がかなり離れている。追い切りでも自己ベストを更新しているし一列前で競馬が出来れば。この鞍上なので後方に待機しそうなのがちょっと。
4月4日栗東坂路良 強め
53.8-39.2-25.3-12.5
この馬なりに悪く無い時計だし前走時とほぼ変わらず。どちらかと言えば府中向きの馬なので、ターコイズで3着に入った時は驚いた。これまで外枠で好走するタイプの馬でしたが、東京新聞杯では馬群の中でも好走。3,4歳時に比べて競馬の幅は間違いなく広がっている。それでもベストは左回りの府中であり、時計が掛かれば出番があるかも。
【阪神牝馬ステークス過去データ、傾向等】
このレース、距離が1600mに伸びたのが2016年から。なので傾向というのが本当に微妙…。1400m時の傾向もあるが、阪神1400mと1600mは別物だし。という事で一応過去2年の傾向を確認します。
1番人気の連対率が100%!2年分のデータなんで全くアテにならんけど…。まあそれでも今年はリスグラシューが充実していると思うし、まず連対は外さないと思う。ヴィクトリアマイルまでは順調に行けそうなので、怪我だけはしないで欲しい。
それよりも脚質が重要。
これもデータが少なすぎてアテにならないですが…
ただ、これは桜花賞の記事でも書いた通りですが上がり3ハロンが重要。やっぱりこの舞台はこの手のタイプがバッチリ嵌る。後は前残りがあるかどうかだけで軸はメンバー中、最も速い上がりを使える強い馬でOK。
ローテーションは確認しておきましょう。
これ、正直全くアテにならない。ひとつ言えてるのは、格の高いレースを経由して来た馬は好走している。それはミッキークイーンなんですけど。
という事で過去10年というデータが当てはまらないレースなんです。唯一、脚質は参考になると思う。
それと土曜日の馬場です…
このメンバーは良馬場、重馬場で適正が全く違う馬が出て来ます。馬場には要注意。週間天気を見た限りでは、金曜日に雨で土曜日は回復傾向のようですが果たして。
それでは追い切り、傾向などからの注目馬を紹介します。
注目馬はこちら⇒ラビットラン
最終追い切り良。脚質も合う。
この馬が好走するとすれば今回が濃厚。