高松宮記念2018のデータ 其の2
高松宮記念2018のデータ其の2 U
高松宮記念の過去のデータ
人気と連対率
▶1番人気【4-1-3-1】連対率56%
▶2番人気【1-2-1-5】連対率33%
▶3番人気【2-1-3-3】連対率33%
▶4番人気【2-0-0-7】連対率22%
▶5番人気【0-1-0-8】連対率11%
▶6~9番人気【0-3-0-33】連対率8%
▶10番人気下【0-1-2-77】連対率1%
年齢
▶4歳馬【1-0-4-28】連対率3%
▶5歳馬【6-4-2-33】連対率22%
▶6歳馬【0-5-1-32】連対率13%
▶7歳上【2-0-2-41】連対率4%
脚質(コース改修後)
▶逃げ【0-0-1-4】連対率0%
▶先行【4-2-2-13】連対率29%
▶差し【1-2-2-34】連対率7%
▶追込【0-1-0-23】連対率4%
あまり荒れないレース
コース改修以前は二桁人気馬が馬券に絡むことも多かったレースなんだけど、改修後のここ6年では上位人気のみで決着した年が2回もあるという波乱の起きにくいレースとなっている。毎年必ず5番人気以内に推された実力馬が2頭は馬券に絡んでいます~人気薄の馬は馬券に絡んでも1頭くらいじゃない?
勝ち馬は5番人気以内から出ているんだけど、ここ6回のうち5回で前走で1着だった馬か重賞で1番人気だった馬が勝利。昨年は渋った馬場での開催で途切れちゃったけど、良馬場開催時に限れば、前走が年明けの重賞レースで1番人気だった馬が3連勝中!今年はなんと該当馬はいないんだけど、良馬場であれば実績のある馬で叩きのレースで凡走していた馬が中心となると思います。
ちなみに戦績に関して、前年のスプリンターズSの覇者が翌年の高松宮記念に出走してきた場合【2-1-1-0】と一切馬券外に飛んでいないみたいだね…リピーターもかなり多いレースだし、この馬自身が上記のデータで昨年も好走しているからこの馬は無条件で選びたいところ。
勝ち馬は若い馬から
コース改修後に限ってみると、勝ち馬は香港馬で騙馬のエアロヴェロシティを除くと4歳馬か5歳馬からしか出ていません。以前はほとんど馬券に絡んでいなかった4歳馬が毎年必ず1頭は馬券に絡んでいて、若馬の台頭も目立つようになっていると判断出来そう。
4歳で馬券に絡んでいる馬は、年明けの短距離3重賞のどれかで3番人気以内に推されていたか、馬券に絡んでいたかの2択しかありません。古馬との実績もかなり重要で、今年の出走メンバーで4歳で好走に期待できる馬はレーヌミノルただ1頭となります。毎年1頭は馬券に必ず絡んでいるデータも加味すると…複系の軸とか面白いかも。
ちなみになんだけど、ここ6回の開催のうち5回で4歳5歳6歳という組み合わせで決着しているんだね!データ派の人はそういう買い方をしてみると良いかも?
極端な脚質は割引
基本的に先行馬が有利なレースで、圧倒的に抜けて強かったロードカナロア以外は先行した馬が勝利している。差し馬は届かずに2~3着というパターンが非常に多く、前めで競馬が出来る馬を軸にした方が良いかも。
逃げ馬や追い込み馬には勝利経験がないし、コース改修後に馬券に絡んだのは両方合わせてもたったの2頭しかいないみたい。どちらも人気薄だったことを考えれば、こういった脚質の馬を軸にするのはかなり危険かなって思います。逃げ馬はまだしも、追い込み馬なんて過去24頭も出走しておきながらたったの1頭でしょ?しかも不良馬場で開催されていて、馬場を味方に突っ込んできたスノードラゴンのみ…追い込みは消しでも良いかも?
先週の中京の馬場とか見てみると、例年よりも時計は出ていないのに、前残りもかなり多発しています。時計の裏付けがない馬でも十分チャンスありだと思う。
好走が期待できる馬を3頭紹介!
フェブラリーSで5着入線してこのレースに挑んでくる。まず牝馬であのレースで掲示板に入線したのがトゥザヴィクトリー以来の快挙で、17年ぶりだったんだよ。香港からの休み明け初戦であのレースを選んでいたけど、目標は高松宮記念ということは明白だったから。かといって残り200mまでは1頭だけ芝でも走っているかのような伸びを見せてグイグイ来ていたし、最後バタッと止まったのは完全に距離かな。今回ベストな距離でパフォーマンスはさらに上げて来るだろうし、軸には最適だと思います。
1週前の追い切りは、岩田騎手を背に栗東の坂路で4ハロン49.2秒、ラスト2ハロン12.1-12.6秒を終い一杯に計時して自己ベストを更新。行きっぷりが良すぎたけど、3Fタイムと2Fタイムが11.8-11.9というのはちょっと意味がわかんないし、それでいてラストは12秒台のラップを刻めているでしょ?1週前の追い切りでこれだけしっかりやっているから、これで当週が馬なりでの調整ならもうこれ以上ないっていうくらいの究極のデキになっていると思います。ちょっと引っかかる面は気になったけど、一気の距離短縮とダート→芝だからこれくらい走る気マンマンじゃないとペースに戸惑いそうだからかえっていいかも。
渋った馬場でも結果を残しているけど、スワンSでのレース後コメントで岩田騎手は馬場を気にしながら走っていたと言っていたように、良馬場で力の要る馬場のほうが良いタイプかなって思います。幸いにも本格化してからは時計の速い決着となった1200mのレースのみしか使われていないし、今開催の中京コースは良馬場でも時計が掛かっているから絶好のチャンスだと判断しました。
☆ファインニードル
シルクロードSを楽勝してこのレースに挑んでくる。陣営は先を見据えて太めに仕上げたみたいだけど、プラス18kgながら好位から一瞬で抜け出して押し切り勝ちでしょ?1200mのしかもハンデ戦で2着馬に2馬身もつけるなんて、長距離の大差勝ちと遜色ないパフォーマンス…圧倒的に力が抜けていた証拠だから、叩いてさらに上積みが見込める今回はG1でももちろん勝ち負けが見込めると思います。
1週前の追い切りは栗東のCWコースで川田騎手を背に7ハロンから計測して、6ハロン78.3秒、ラスト1ハロン12.1秒を大外を回って一杯に計時してきました。時計自体はかなり出ているけど、この日のCWは70秒台後半がバンバン出ていて時計出まくりの状態だったからあまり鵜呑みにしないほうが良いとは思うけど、これだけ速く前半入ったのに終いもしっかりしていたのは前走時とはまるでデキが違うなと思った。順調に仕上がりそうです。
前走はボコついた馬場も味方したとは思うけど、1200mで好走している時は時計の掛かっている馬場状態だったのが大半で、この馬も今開催の馬場は向くと思います。馬体は上手く絞れているらしいけど、気合乗りの点がちょっとどうかと陣営は言っていたから、当週の追い切りを見てそこは判断したいところだね♪先週のCWがあまり負荷のかかる馬場ではなかった可能性があるからもしかしたら当週も強めにやってくるかも?先行馬なら勝ち負けの筆頭かな。
オーシャンSで6着入線してここに挑んできます。前走は休み明けで息が入らなかったらしいけど、それでいてハイペースを先行してコンマ1秒差の6着でしょ?さらに言うと別定戦で55kgも背負っていて、この馬に先着した5頭はすべて実質1kg軽かったのも終いの粘りが足りなく見えたことに影響していると思う。一度叩いて同斤量で挑める今回は一味違うとうま吉は思います。
1週前の追い切りは、栗東のCWコースで和田騎手を背に6ハロン79.4秒、ラスト1ハロン11.6秒を一杯に計時。上述しているように馬場が速かったとはいえ、この6ハロン時計で終い11.6秒というのは怪物。1週前にして既に仕上がっている印象も受けます。前走時も時計は出ているんだけどあまりスピード感が感じられなくて…今回は目に見えてわかる素軽さが、叩いた上積みが相当見込める証拠かなって判断しました。
過去、メンバーの脚質によって上がり3ハロンのラップがかかり続けるのか、1ハロンは加速ラップを刻むのか展開が異なるんだけど、今年は前にいきたい馬が多いから、前者のようなラップを刻むと判断します。レーヌミノルは1200mでの出走経験が前走と2歳時しかないから判断は難しいけど、ハイパフォーマンスを見せた小倉の1200m戦はどちらもラスト3ハロンでラップがかかり続ける展開だったから。そういう展開になりそうな今年はあっと驚く好走をしてもおかしくない。