阪神大賞典 2018のデータ 其の8
阪神大賞典 2018のデータ其の8 K
阪神大賞典2018予想と最終追い切り後の見解
天皇賞・春に向けて前哨戦となるこのレース。最近は長距離路線が本当に手薄なのでちょっと寂しいメンバーの1戦になりましたが、抜けた1番人気がクリンチャーになるという珍しいレースになりました。この馬、これまで1番人気になった事が無いんです。他がちょっと微妙過ぎてこういうオッズになりそうですが、現役のステイヤーと言えばアルバートが大将格。一騎打ちムードの1戦ですが、まずは最終追い切りの方を見て行きたいと思います。
クリンチャー
3月14日栗東坂路良 末強め
52.7-38.5-25.0-12.4
最終追い切りでは、単走ですが前走時と遜色ない時計で終了。京都記念と同じ位のパフォーマンスは出せると思います。前走倒した相手を考えれば今回は相手関係もはるかに楽。ここ2戦は馬場も味方した感じなので今回が試金石の1戦。とはいえ、相手を考えると…。天皇賞・春の参考レースにする為には良馬場での走りを見てみたい感じ。仮に馬場が渋るとなれば、そんな簡単に負ける事は無いでしょう。
3月14日南W良 一杯
69.4-53.0-37.9-12.5[5]
最終追い切りではバリングラとの併馬を消化。時計的には悪く無いですが、途中はやや手応えが見劣る場面も。さほど年齢的な面は心配無さそうですが、ちょっとはズブくなって来ているのかもしれません。ペースが速くなった所で置かれなければいいですが…。阪神の長距離は初めてですが、中山で走れているので問題は無いと思います。クリンチャーと力関係の比較が難しい所ではあります。
サトノクロニクル
3月14日栗東CW良 ゴール前仕掛ける
52.5-37.8-11.0[7]
ソーグッタリングを追走する形式で遅れはしましたが、ラスト1ハロン11秒ジャストというえらい時計を出して来ました。ちょっとCWが時計出すぎのような感じです。コース取りを考えても特別内目を通っている訳でも無く、普通に好時計を出して来たので判断しづらい。そもそもこの距離がどうかと思っていたので。せめて菊花賞が良馬場だったら、判断しやすかったんですけど…。チャレンジカップと有馬記念の競馬の内容から下手に人気するなら嫌いたい馬だったのですが、最終追い切りの時計と阪神との相性を考えると簡単には消しづらい。セントライト記念でクリンチャーに先着している馬なので。良馬場なら一発あるかも。
最後まで考えますが、最終追い切りはいいと思う。
シホウ
3月14日栗東CW良 一杯
83.0-66.9-52.1-38.2-11.8[8]
ワンダーヴィーヴァを1秒追走し先着。時計も動きも悪く無い。7歳馬という事で全く人気は無さそうですが、阪神の長距離戦は悪く無いと思う。しかし、この馬を評価する以上はアルバートの方を上に評価しなければならないですが。粘り込みはあっても重視までとは…嵌ってどこまでという感じの1頭。
ムイトオブリガード
3月14日栗東坂路良 強め
52.2-37.9-24.8-12.5
圧倒的な格上挑戦の1戦にはなるが一週前のCWと言え、最終の坂路の追い切りと言え、好時計を出して来ている。全くの別路線から挑戦して来る馬なので判断の難しい馬ではあるが、芝の長距離に路線を変更して強い競馬をした馬なので、有力馬に不安の残るこの1戦なら人気が無ければ面白い1頭。4歳馬という事で、上がり目の方が大きいだろうし。追い切りも実績馬と比較しても遜色ないので注目の1頭。人気が無ければ抑えておきたい。
60.0-41.9-26.0-12.3
ラストは悪く無いのですが全体が60秒ジャスト。本来であれば重視したい1頭だったのですが、中間の調整や最終を馬なりで終了している所を踏まえて考えると、あくまでも休み明けの1戦という意味合いが非常に強いと思う。スタミナはある馬なので距離に関しては全く不安がありませんが、これだけ緩い調整だとレースを使うのが目的としか思えません。一週前の時点では重視したい1頭だったんですけど。中間の調整や最終追い切りを見てしまうと…
ヤマカツライデン
3月14日栗東CW良 一杯
79.3-64.9-51.1-37.9-12.2[7]
単走ですが全体時計79秒3と好時計を出して来ています。ただ、前走もこれ位の時計を出しているんです…。小倉大賞典ではウインガナドルとやり合う形になってしまい、4コーナーでは既に手応えが全く無くなってしまった。ただ、ペースを考えると1800mの流れは厳しい競馬だったかも。ゆったり自分のペースで運べる方がこの馬の良さが活きると思うし、距離はこれ位の方が良いと思います。マイペースで自分の形が取れれば一考の余地も。
という事で最終追い切りの方を見て来ました。
クリンチャーは前走時と遜色ない感じなので特に問題は無さそうです。良馬場での1戦だったらどうかという所でしょう。本当は重視したかったレインボーラインがあくまでもレースを使うのが目的という調整で、考え直しが必要だと思っております。
後はサトノクロニクルがコース取り7分ラスト1ハロン11秒ジャストという、見た事が無いような時計を出しているので、そこの判断をどうするか?
セントライト記念でクリンチャーを倒していますから…。良馬場の阪神で距離が持てばぶっちぎりなんてことも。
ただ、最終追い切りで注目しているのはまた別の馬。紹介します。
注目馬はこちら⇒ムイトオブリガード