中山牝馬S2018のデータ 其の3
中山牝馬S2018のデータ其の3 K
中山牝馬ステークス2018の予想
今回は主に過去10年のデータや傾向の分析を行って行きます。この時期の中山牝馬限定ハンデ戦という事でいかにも荒れそうな1戦。実際に2016年には16番人気のメイショウスザンナが入ったり、2014年には14番人気のケイアイエレガントが連対したりと、高配当が期待できるレースでもあります。それでは過去の傾向と共に分析してみたいと思います。
まずは現在の予想オッズを確認してみましょう。
フロンテアクイーン 3.4
マキシマムドパリ 3.8
トーセンビクトリー 4.5
カワキタエンカ 6.2
ワンブレスアウェイ 9.5
エテルナミノル 10.8
ゲッカコウ 12.9
こんな感じのオッズになっていますが人気の中心は愛知杯組と見て良さそう。
それでは過去10年の傾向を見て行きたいと思います。震災の影響で代替開催になった2011年は除きます。
まずは人気順の成績。
1番人気の勝率がたったの11.1%。複勝率こそ40%を超えていますが、そこまで信頼できる数字ではない。異様に好成績を収めているのが4番人気の馬。連対率50%オーバー、勝率に至っては33.3%。偶然かもしれませんが4~6番人気の馬は侮れない成績になっている。
それに加えて15番人気の大穴も2頭馬券に絡んでいるレース。先週の中山の馬場を見てもそうですがタフな馬場になっています。そういう原因が重なって、こういう大穴の台頭があると考えられる1戦です。ちょっと大振りしても良いレースかもしれません。
次にハンデ戦という事で斤量の方を確認したいと思います。
ハンデ頭の成績は悪く無いのですが、53~54キロの馬の台頭が目立ちます。これは格下の馬でも十分食い込む余地があると考えられる。
53~54キロの馬には注目しておきたい所です。
次にローテーションの確認。
京都牝馬S、愛知杯、この2レース経由の馬が多く出走しています。ただし、出走数に比べて成績はそこまで優秀なものではない。東京新聞杯や日経新春杯経由の馬の成績が良いのですが、今年はここ経由の出走馬がいません。偏りが少なく様々なレースから勝ち馬が出ているレースになっております。
次に年齢別の成績を確認してみたいと思います。
勝ち馬の多くは4,5歳馬に偏っています。意外と成績が悪いのが4歳馬。これはちょっと意外なデータだと思う。
ここまでの傾向を中心に今年の有力馬を分析してみたいと思います。
フロンテアクイーン
3戦連続で2着というようにとにかく勝ち切れない馬。昨年のこのレースで4番人気ながら、8着という成績でした。昨年こそ53キロでの出走でしたが、今年は54キロでの出走になります。ターコイズステークスは斤量にも恵まれた1戦かなと思う。
今回の54キロという斤量は絶妙なハンデ。ただ、ちょっと重いかな~とは思います。1800mも許容範囲ではありますがベストはマイルという感じか?キャラ的にも勝ち切れる馬タイプでは無いので、馬券的には扱いやすい馬かもしれません。
マキシマムドパリ
今回が引退レースになる1戦です。という事でキッチリ仕上げて来る可能性は高い。斤量に関しては56キロを背負わされますが実績馬なので仕方なし。問題はかなり久しぶりの中山での1戦という所。阪神で走れている馬なので中山もそこまで問題は無いかもですが、そうは言ってもやっぱり中山ですから。その点においては多少の割引きは必要かもしれない。久しぶりの中山という点は非常に気になります。
昨年の勝ち馬なので中山への適正は問題ない。しかし、昨年は53キロでの出走で今年は56キロ。この馬、56キロでの出走時に良績が無いんです。AJCCでは牝馬の中で最上位に入った馬ですが、
あのレースは54キロでの出走でした。さらに昨年のこのレースでは鞍上が完璧に騎乗し、斤量と競馬が完璧に嵌った1戦であり、昨年の結果をすんなり信じるのはどうだろう?
カワキタエンカ
この馬、中山での競馬が初になります。ローズステークスの影響で人気の1頭になるとは思いますが、どうやら前走の敗因がハッキリしておらず、鞍上の話によると気持ちの問題があったようです。牝馬でこいういう感じになってしまうと急に走らなくなってしまうケースもあるので、あまり極端な期待は禁物かも。嵌れば走るかもしれませんがちょっと危険な感じがします。
という事で今回上位人気に支持されるであろう馬を中心に分析してみました。
上位人気の馬に完全に信頼出来そうな馬がおらず荒れそうな1戦。そうなると穴馬の上位台頭がありそうな1戦です。あくまでも出走馬が確定してから考えますが…上位人気に支持されそうな馬が、かなり危険な感じもするので、一発狙って行こうと思います。
それでは上記のデータを元に狙ってみたい穴目の馬を紹介します。
注目馬はこちら⇒エンジェルフェイス
舞台設定はバッチリ合う。復調した今なら勝負になる1頭です。