中山牝馬S2018のデータ 其の2
中山牝馬S2018のデータ其の2 R
今回は中山競馬場(芝1800m)で行われる中山牝馬ステークス2018予想考察|過去の傾向とデータ分析
ヴィクトリアマイルの前哨戦として行われる中山牝馬ステークスですが、牝馬限定のハンデキャップ重賞である施行条件を見ても分かる通り〝波乱傾向〟が見られる1戦。実際に〝過去10年で1番人気が1勝で4番人気以下が8勝〟と明らかに荒れる重賞。
今年も伏兵の活躍が期待されそうなレースだけに期待値の高い馬をシッカリと探し出したです。
それでは過去の傾向とデータ分析から予想のヒントを探して行きましょう!
【中山牝馬ステークス2018】予想考察
<過去の傾向とデータ分析>
過去5年の結果は下記の通りです。
着順/馬番/馬名/前走成績
【2017】
3着:①クイーンズミラーグロ(愛知杯:3着)
【2016】
1着:⑯シュンドルボン(愛知杯:1着)
【2015】
2着:⑧アイスフォーリス(中山金杯:5着)
3着:⑮パワーポケット(京都牝馬S:3着)
【2014】
1着:⑥フーラブライト(日経新春杯:3着)
2着:⑬ケイアイエレガント(節分S:1着)
【2013】
2着:⑧スマートシルエット(東京新聞杯:6着)
冒頭で1番人気の成績が悪く荒れる傾向があると書きましたが、勝ち馬が4番人気以降の伏兵馬であるだけで、実際に2・3着には人気サイドの馬が無難に収まっている印象。
実際に過去5年の三連複配当を見ても…
2017年:6,300円(17番人気)
2016年:38,270円(108番人気)
2015年:4,410円(12番人気)
2014年:12,480円(35番人気)
2013年:6,500円(6番人気)
と100倍を切る配当が3回もありイメージとは違い手堅く収まっています。確かに2016年の様に大荒れになる時もありますが、荒れる荒れると思い込んで無理に穴狙いをするのは禁物。最初から大穴馬を見つけるのではなく、冷静に期待値の高い馬を見つける事を心掛けたいです。
では、次に過去のデータと傾向を分析して行きましょう!
過去5年の前走・レース別データを見ると…
相性の良い臨戦過程を上から愛知杯(2000m)・日経新春杯(2400m)・エリザベス女王杯(2200m)・アンドロメダS(2000m)ですが、この上位4つに該当する点は2000m以上の距離のレースである事。
実際に過去5年で馬券圏内に来た15頭のうち11頭が〝前走・2000m以上の距離を使っている馬〟であり、距離短縮でこのレースに挑んでくる馬には警戒が必要です。
次に過去5年の間隔別データを見ると…
ここまで顕著にデータが出るのは難しいですが、間隔を詰めて使っている馬の成績が最悪。
〝中4週以内で参戦して来た馬は(0-0-0-20)〟と20頭出走して3着以内はゼロ。
逆に3着以内に来た馬は全て中5週以上を開けている馬でゆったりと間隔を開けて出走する馬が圧倒的に有利な状況。
つまり「12月・1月に走った馬」が絶好の狙い目になりそうです。
最後に過去5年の斤量別データを見ると…
パッと見る限り「51.5キロ~57キロ」と偏り無く好走している様に見えますが、出走数の割合で考えると「55.5キロ~57キロ」の馬の相性が抜群。いつもハンデ戦がある度に書いている事ですが、
〝実績のある重ハンデの馬が無難に走る傾向〟でハンデが重い馬は評価を下げることなく積極的に狙いたいです。
【中山牝馬ステークス2018予想考察】のまとめ
<現段階の注目馬>
最後に現段階の注目馬をご紹介します。
フロンテアクイーン
~推奨理由~
昨年は4番人気に支持されて8着に敗れているが、初音ステークスを激走後(8番人気1着)で厳しい臨戦過程であり決して適性が無い訳ではない。前走の内容・近走の成績から牝馬限定のコノ路線では能力上位の存在。54キロのハンデも実績を考えればかなり恵まれた部類であり、内目の枠を引いて普通に競馬をすれば馬券圏内としての信頼度は高いと見ています。