チューリップ賞2018のデータ 其の5
チューリップ賞2018のデータ其の5 K
チューリップ賞2018予想と最終追い切り
桜花賞に向けて重要なトライアルレースとなるチューリップ賞ですが、今年も有力馬が揃った1戦となりました。阪神JF組からは上位3頭が出走して来るし、1勝馬やフェアリーS組からも、スカーレットカラーが出走します。12頭立てではありますが、好メンバーが桜花賞前にここで激突。それでは有力馬を中心に最終追い切りの方を見て行きたいと思います。
ラッキーライラック
2月28日栗東CW良 一杯
82.4-66.5-51.8-38.5-11.9[7]
最終の併馬もナンヨープルートー。一週前も時計を出していましたが、最終も前走時と変わらず。休み明けの1戦になりますが、問題なく出走という感じ。これで鞍上が外人であればグリグリの1番人気になりそうですが、このコンビなのでそこまで抜けた人気にはならないかも。状態面は全く問題無さそうなので、普通に回って来れば勝ち負け濃厚。後は陣営や鞍上がこのレースをどの位置付けと考えているのか?あくまでも本番に向けて試走という感じの騎乗になるのか、それともここをしっかり勝ちに行くのか。鞍上はしっかり勝ちに来る騎乗をしそうではありますが…。
リリーノーブル
2月28日栗東CW良 直前強め
68.2-52.6-38.1-11.5[6]
体が一回り大きくなった印象でパワフルな動き。5ハロン追いでしたが阪神JF時に比べると時計も短縮して来た。成長分と考えるとラッキーライラックより上かも。阪神JF時は先行し、押し切ろうとした所をラッキーライラックに差されてしまったが、正攻法で強い競馬をしたのはむしろこっち。
早めに抜け出した分の差と考えても良い内容なので、今回は逆転の可能性は十分あり得る。しかし、阪神JFで先に抜け出した為にラッキーライラックに敗れた事を考えると、今回はもっと控える競馬を試すかもしれません。賞金も問題ないし、本番に向けた試走的な意味合いが強い1戦かも。
マウレア
2月28日南W良 末強め
66.9-52.5-38.4-12.8[7]
マイネルスフェーンを追走し1秒先着好時計。武藤雅ジョッキーを背にしていたので時計は出やすいが、前走時よりも最終はビッシリ追って全体時計を66秒9まで短縮。クイーンCはテトラドラクマが作るペースを追走する形で、自分が撃沈するというパターンでしたが、阪神JFのように舞台設定は今回の方が良い馬かもしれません。ただ前走の負け方があまりにも不甲斐なく、今回はちょっと信ぴょう性に欠ける面があるかもしれません。最終ビッシリ追った影響で馬に身が入ればとは思いますが…。
シグナライズ
2月28日栗東坂路良 一杯
53.1-38.9-25.4-12.8
坂路で目立つ時計ではありませんがこの馬なりの時計で終了。ルメールが騎乗するという事で人気の1頭になりそうですが、阪神1600mではサヤカチャンに敗れている馬なんです…。権利を獲得する為には勝負掛かりの1戦だとは思いますが、今回は相手が強いのでいきなり通用するかと言えば…。
サラキア
81.8-66.0-51.2-37.9-11.7[8]
アーデルワイゼとの併馬で池添ジョッキーを背に好時計。コース取りを考えても馬なりで優秀な時計を出して来ました。手前を替えてからの伸びも抜群。初の右回りになりますが、追い切りを見た限りでは問題無さそう。新馬戦が出遅れてから挽回して後続を突き放す強い競馬だったし、稽古の動きを見た感じだと阪神の外回りこそ、という感じの馬。色々と未知数な所が多い馬ではあるが、別路線組からだとこの馬が魅力的。特に今年はシルクレーシングの馬が当たっています。
スカーレットカラー
52.5-38.0-12.1[4]
最終は4ハロンで馬なり軽めで終了。中間はプール調整を含めて入念に乗り込んでいます。アルテミスステークスの結果を踏まえて考えると、今回のメンバーで上位人気への逆転は難しいとは思いますが、3着くらいならあってもおかしくない馬。コース問わず相手なりに走れる馬なので軽視は禁物。有力馬が飛んだ場合、ひょっこり3着なんて事は十分あり得る。
レッドランディー二
2月28日栗東坂路良 一杯
53.2-39.3-26.3-13.5
一週前のコースがかなり軽かったので最終に注目していました。やっぱりビッシリ追って来ました。そこはプラスだと思いますが、このメンバーに入ると物足りない時計。他馬が良いのでちょっと見劣りします。ここで権利を取りたい馬だし、未勝利抜けが良い競馬だったので、注目していた馬ですが白菊賞の結果を踏まえると強調材料に欠ける。今現在の能力的にはやや足りないか。
という事で有力馬を中心に最終追い切りの方を分析してみました。今週は土曜日に2重賞あるので忙しい週末になりそうです。
ラッキーライラックやリリーノーブルに関しては本番を見据えて、ここでどんな競馬をして桜花賞を迎えるのか?というレース。特にリリーノーブルの川田ジョッキーは阪神JFでラッキーライラックに敗れているので、そこは強く意識した競馬をする可能性が高いかもしれません。
他の馬にとってはここで桜花賞への権利を獲得しておきたい所。最終追い切りを見て一発狙って行こうと思っております。
それでは最終追い切り後の注目馬を紹介します。
注目馬はこちら⇒サラキア
今回のオッズで狙えるのが、ここが最後かもしれません。