弥生賞2018のデータ 其の9
弥生賞2018のデータ其の9 Y
弥生賞【中山芝2000mコースデータ】枠順による有利不利はないコース
本日は、弥生賞の舞台である中山芝2000mのコースデータをご紹介いたします。
枠順による有利不利はないコース
始めに中山芝2000mの枠順別成績です。
◆中山芝2000mの枠順別成績
パッと見ても分かる通り、枠順による有利・不利はないコース。フルゲートの18頭立てでは内枠より外枠の方が好成績を残しており、頭数が増えればむしろ外枠有利くらいに思っていいほどです。
弥生賞の枠順別成績を見ても内、中、外の差はほとんどありません。
◆弥生賞の枠順別成績
弥生賞はそもそもフルゲートになりにくいレース。近年は特に頭数がそろわない傾向になりますし、どの枠に入るかはほとんど気にしなくてもいいでしょう。
中山芝2000mを得意としている騎手は?
次に中山芝2000mを得意としている騎手を見ていきましょう。
◆中山芝2000mの騎手別成績
1位はルメール騎手。どのコースでも上位にランクインしている騎手ですが、同コースでは複勝率70.8%とダントツの数字。単・複回収率でも100%を超えており、同騎手が中山芝2000mで騎乗していれば、ベタ買いしてもいいほどです。重賞も期間内に16年弥生賞(マカヒキ)、16年ホープフルステークス(レイデオロ)と2勝を挙げています。
2位は田辺裕信騎手。複勝率はルメール騎手には遠く及ばないものの、3位の戸崎圭太騎手を大きく引き離す47.9%をマーク。騎乗回数が71回もありながらほぼ2回に1回は3着以内に入っています。複勝率に注目しましたが、素晴らしいのは連対率の高さ。連対率は40.8%に達しており、馬券に絡む時は2着以内に入ることが非常に多いです。ルメール騎手と比べると騎乗馬の質も一枚落ちながらの数字なので、田辺裕信騎手は中山芝2000mを得意にしているといっていいでしょう。
3位の戸崎圭太騎手以下はいまひとつの数字なので、同コースはルメール騎手と田辺裕信騎手だけを積極的に買いたいところです。
中山芝2000mを得意としている種牡馬は?
最後に中山芝2000mの種牡馬別成績を見ていきましょう。
◆中山芝2000mの種牡馬別成績
1位は複勝率36.1%でルーラーシップ。昨年は同産駒のダンビュライトが弥生賞5番人気3着→皐月賞12番人気3着と連続で3着以内に好走しました。昨年の芙蓉ステークスでは同産駒のサンリヴァルが勝利を収めるなど、全体的に同コースと相性のいい種牡馬といっていいでしょう。特に単勝100倍以上の大穴を除くと【5.4.5.16】(勝率17.2%、連対率27.6%、複勝率44.8%、単回収率78%、複回収率142%)と複勝率、複回収率の数字はさらにアップします。
2位はマンハッタンカフェ。そこまで中山芝2000mのイメージはありませんが、下級条件でまずまず好走している様子。特に単勝49.9倍以下に限ると【4.7.4.19】(勝率11.8%、連対率32.4%、複勝率44.1%、単回収率43%、複回収率111%)と複回収率は100%を超えるので積極的に狙っていいかもしれません。
ルーラーシップの父にあたるキングカメハメハは可もなく不可もなく。重賞では活躍する場面も見られますが、単純に馬の能力で好走するケースが多く、同コースと相性がいいとは言えないかもしれません。